千五百八十五(新和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百四の二) 安倍、下村、稲田はニセ保守だった
辛丑(2021)
五月二十九日(土)
私は、AAA(アジアアフリカ中南米)が西洋の猿真似をすることに反対してきた。だから今回のLGBT法案にも、本来は反対だ。しかしこのまま放置しようと思ふ。自民党が割れたからだ。
もう一つある。安倍が保守ではないことが明らかになるからだ。安倍は今回のLGBT法案に反対しなかった。細田派は、保守と、利権お友だち依怙贔屓派に、分かれたほうが日本のためになる。

五月三十日(日)
自民党は、総務会でLGBT法案提出を見送ることに決定した。その前までの流れは、法案提出だった。時事通信のホームページによると
自民党は24日、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案について特命委員会などの合同会議で審査した。稲田朋美特命委員長は党内手続きを進めることの了解を求め、会議を打ち切った。これに対し、保守系議員らは猛反発。自民党内が意見集約できておらず、同法案の行方は依然として不透明だ。

稲田朋美は、安倍が依怙贔屓して引き上げて来た。つまり安倍は保守ではない。同じく時事通信によると
自民党は27日の政調審議会で、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案を了承した。下村博文政調会長が記者団に明らかにした。ただ、保守系議員を中心に慎重論も根強く、(中略)28日に党の意思決定機関である総務会に諮るかどうかは、下村氏と佐藤勉総務会長が協議する。

下村は安倍の側近で、これまで再三指摘してきた。安倍、稲田、下村の三名は、日本死ねの山尾志桜里にそっくりだ。山尾はリベラルのくせに、次回選挙のため自民党合流を狙って、突然保守のふりを始めた。安倍、稲田、下村の三名は、これまで保守のふりをしてきた。最近始めたか、昔からやって来たかの違ひだけだ。
連立与党の公明党は、この法案に反対しないと大変なことになる。毎日の朝夕に読むX経方便品に「比丘、​比丘尼、優婆塞、優婆夷」(男の出家者、女の出家者、男の信徒、女の信徒)の文言がある。昭和三十年代から略式になったためここ自体は読まないが、略式とは読んだことと同じだ。「差別は許されない」と法律に書くと、X経は誤りになってしまふ。
(六月十三日追記、僧X系四団体に言及するときは四団体批判ページも紹介することにした。私の言及により、新たに加入し人生を棒に振る人が出てはいけない。XX会員の幼児餓死事件と、X宗悪坊主のボンネット上女性殺人未遂事件のやうな事件を、二度と起こしてはならない)
公明党だけではない。四衆(比丘、​比丘尼、優婆塞、優婆夷)の語はすべての宗派で使ふから、宗派内がお東さん騒動みたいに混乱することになる。まづ僧や尼のなかから、LGBTだと公言する者が出たり訴訟騒ぎが起きる。檀家の中からも、戒名を巡って訴訟騒ぎが起きる。

五月三十一日(月)
私自身はLGBT法案に反対だ。しかし、安倍とその周辺は自称保守だから、安倍が孤立するのなら助け舟を出すべきではないと一昨日に書いた。
ところが安倍の周辺は、LGBT法案を推進する立ち時だった。そのためLGBT法案反対を再開することにした。
日本は欧米列強の猿真似をして、先の戦争で敗戦を迎へた。まだ前回は、欧米の軍隊が清国に勝ち、日本にまで迫った事情もあった。
今はそれが無いのに、LGBT法案で真似をしようとしてゐる。LGBTの人たちへの配慮は必要だ。しかし日本は、単に欧米の猿真似だ。
猿真似が 損することは これまでで 判るはずだが 今もなを 間違へる人 たくさん続く

(反歌) 猿真似は いつか来た道 過ちを 繰り返しては 国を亡ぼす

六月一日(火)
LGBT問題は、LGBTにならないやう支援するとともに、なった人は社会の一員として受け入れることが大切だ。
ところが稲田と下村のやったことは、LGBT促進だ。安倍は沈黙を貫いた。これで安倍とその周辺が保守ではないことが明らかになった。細田派はニセ保守派と正当保守派に分裂させるべきだ。他の派閥は、細田派の一部の連中と手を切ったほうがいい。

六月二日(水)
NHKのホームページによると
自民党は国会の会期末が今月16日に迫っていることから、今の国会への提出を見送る方針です。
これを受けて、法案の内容を検討してきた超党派の議員連盟で、会長を務める自民党の馳元文部科学大臣や稲田元防衛大臣らが、党本部で二階幹事長と会談しました。
この中で、馳氏らは(中略)今の国会への法案提出を要請しました。

馳は細田派の幹部(副会長)。細田派は、いよいよ二つに分かれるべきだ。馳は神道政治連盟国会議員懇談会にも所属する。明治維新の神仏分離で道徳の無くなった神道の弊害が、ここにも現れた。或いは、安倍への忖度で加盟しただけか。

六月三日(木)
同じくNHKのホームページに
LGBT法案 今国会の提出見送りめぐり相違

と云ふ記事が載った。
下村政務調査会長は、自民党と立憲民主党の国会対策委員長の間で、今国会の提出は見送ることを確認しているとして、次の国会への提出を目指す考えを示しました。
一方、自民党と立憲民主党の国会対策委員長は、いずれもそのような確認はしていないと否定しています。

これについて
立憲民主党の安住国会対策委員長は「法案の提出見送りで自民党とわが党が合意した事実はなく、事実無根だ。このことは、自民党の森山国会対策委員長とも確認し、自民党側からも訂正するよう申し入れた。(以下略)

また
自民党の森山国会対策委員長は、NHKの取材に対し「議員立法が国会に提出されてもいない段階で、成立をさせる、させないという話になるわけがない。(以下略)

安倍周辺の暴走がますます明らかになった。立民党と自民党の良識に期待したい。

六月四日(金)
LGBTが問題になり始めたのは、最近のことだ。昔は食べることに精一杯だった。昭和五十年代前半まで共産主義が流行ったのは「立て、飢えたる者よ」の状態を日本は脱したものの、まだ共感することはできた。
衣食住が足りると別のことに感心が移るが、今の贅沢は地球破壊と引き換へだ。新型コロナとそれによる経済混乱も最優先課題だ。長期では地球破壊の停止、短期では新型コロナ対策。
これらをそっちのけにLGBTに集中する人たちは、別の意図があるのではないか。安倍周辺が暴走するだけに、怪しい。
八年前に民主党(今は消滅)が消費税を増税した前後に、民主党を批判した。私は消費税を上げることに反対なのではなく、大労組やリベラルマスコミと裏で繋がった民主党が上げることに反対だった。消費税は自民党に判断させるべきだった。
社民党の福島瑞穂が消費税増税が可決された直後に労組の全国大会に来て、「護憲、護憲」と叫ぶので批判したことがある。その社民党が、今では消滅寸前になった。立民党が同じ路線を走るので心配だ。

六月五日(土)
地球を、人工衛星みたいに遠方から眺めてみよう。西洋野蛮人の始めた産業革命に始まり、植民地戦争から原爆と地球温暖化まで、人類は地球の癌細胞だ。
今回の騒ぎは、癌細胞のなかで他と少し異なるものをどうするのかの争ひだ。人工衛星から見れば、西洋野蛮人の始めたLGBT騒ぎを、他の地域に転移するかどうか。
日本列島上空から見れば、安倍の周辺が怪しげに動き回った。(終)

追記六月六日(日)
LGBT法案の利点として、LGBTの自殺者を救へることは再三再四報道された。では次に、LGBT法案の問題点を議論したのか。自民党内から、訴訟が増えることが指摘された。それ以外にもたくさんあるだらう。それらを十分に検討する必要がある。
人類は長い歴史で、それぞれの地域がそれぞれの文化を形成した。西洋人がLGBTについて独自の文化を追加した場合に、それを西洋以外の地域でどう扱ふかは、十分な検討を要する。

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