千五百八十五(和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百四の三) 1.細田派はニセ保守と別れる好機だ、2.立民党は本多平直を除名しろ
辛丑(2021)
六月七日(月)
LGBT問題は、人間を男と女に分ける人類の歴史を変更するものだ。こんな重要な問題を、地球温暖化と引き換への贅沢が生んだ瞬時(人類の歴史から見れば)に変更してよいのか。ましてや今は新型コロナ騒ぎで、多くの産業が大変な状態だ。細田派は、安倍周辺と分裂する好機だ。
昔から 長く続いた やり方を 変へるときには よく考へよ


六月八日(火)
安倍周辺がLGBTで動いたことと、偏向マスコミがLGBT賛成一辺倒になったことは不思議だ。新型コロナ政策の失敗を、誤魔化す意図があったのかも知れない。野党とマスコミがモリカケ黒桜の追及を止めたことも不思議だ。
官邸機密費の配布先も気になる。

六月九日(水)
立民党の本多平直が「五十歳近くの自分が十四歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言し、大問題になった。立民党は本多を除名にするとともに、発言内容を厳しく批判しないと大変なことになる。
自民党がLGBT法案を見送った理由は、新たな票は来ないのに多くの票が逃げることだった。立民党はこのままでは、LGBT法案で多くの票が逃げた上に、本多発言で更に多くの票が逃げる。
本多発言を大々的に批判することで、LGBT法案で逃げた票を取り戻すべきだ。

六月十二日(土)
稲田朋美について週プレニュースに
元保守層のアイドル、稲田朋美議員"急旋回"の裏事情と本気度

と云ふ記事が載った。
政治評論家の有馬晴海氏が解説する。
「順調にキャリアを重ねていた稲田さんですが、防衛大臣在任中の2017年、陸上自衛隊のPKO日報隠蔽(いんぺい)問題についてろくに答弁ができず、辞任に追い込まれました。
この一件で"稲田総理待望論"はめっきり聞こえなくなり、何か再浮上のきっかけを......と取り組んだのが女性重視政策だったんです。(中略)女性有権者の支持を集められれば、再び浮上の目も出てきますから」

日本死ねの山尾志桜里が、ダブル離婚で失墜した人気再浮上のため保守のふりを始めたのと、同じ原理だ。心理学で云ふ、反動形成でもある。
下村も今回の動きに絡んだから、これは安倍周辺に共通の現象だ。安倍が保守のふりをするのを日常見てゐると、かうなってしまふ。細田派は、保守派と保守のふり派に分かれるべきだ。

六月十三日(日)
山尾志桜里は、(1)日本死ね問題、(2)ダブル離婚と相手の元妻の自殺、(3)議員乗車証問題の三つを抱へる。このうち(1)で、「日本死ね」と書き込んだ人は無罪だ。それを国会で取り上げた山尾は、議員の資質に欠けるが、まだ許容範囲だ。しかし新語・流行語大賞で、山尾が表彰式に出席したことは許し難い。作者ではないのだから辞退すべきだった。
あれ以来、山尾は目立ちたがり屋症候群と特権意識症候群になった。ダブル離婚と議員乗車証問題は、特権意識症候群が原因と見た。そして次の当選が危なくなると、突然保守のふりを始めた。
稲田は、安倍によって過度に引き上げられた。そのため、目立ちたがり屋症候群になった。引き上げ過ぎたため防衛大臣は無理だと多くの人が見たが、やはりPKO日報問題で辞任した。しかし目立ちたがり屋症候群は治らず、LGBT問題で暴走した。
そもそも安倍自身が、小泉純一郎によって過度に引き上げられた。一回目は挫折し、二回目はお友だち依怙贔屓症候群になってしまった。山尾と安倍には、もう一つ共通点がある。どちらも自殺者を出した。さぞ寝起きが悪いことだらう。

六月十四日(月)
社会党(当時)の最左派だった向坂逸郎は、​社会主義になれば同性愛者は治ると云った。或いはエイズが出始めた頃、ソ連はまだ健在だった。同性愛者の間に広まったためソ連は、西側社会の堕落が生んだ奇病と称した。
どんな社会でも同性愛者が一定の割合で出るが、衣食住の心配がない人たち(貴族や大名、今なら有名人など)の間では、その割合が多いことだらう。
それとは別に、堕落した社会では同性愛者の割合が増える。今の日本は、欧米の悪いところを猿真似のマスコミが多いため、これは堕落した社会だ。そして餓死する人はほとんどゐない。江戸時代の農村地帯に、同性愛者がゐたか。ゐたとしても極めて僅かだ。
自民党内のLGBT法案の動きは、安倍の周辺から発生した。今回は阻止して正解だった。

六月十五日(火)
普通選挙の国では、輿論の高まりから法律が制定される。ところがLGBT法案は、法律によって輿論を高めるものだから、順番が逆だ。
自民党がLGBT法案に賛成を始めたのは二年前で、総裁は安倍だ。稲田朋美が急旋回したことになってゐるが、安倍のリベラル取り込み戦略だったのではないか。
新自由主義とリベラルの類似については、これまでも指摘されてきた。「保守のふり」とリベラルの類似についても気を付けたないと、社会破壊を見逃がすことになる。

六月十六日(水)
高橋洋一が二回目の放言(緊急事態宣言を、屁みたいな​ものと云った)をしたとき、既に辞任の話が出て緊張が切れたか、或いは辞任するつもりでわざと云ったか、どちらかだと思った。
高橋洋一と加計学園との関係を蒸し返されるからだ。かういふ戦略を立てる人が安倍の周囲にゐるのなら、稲田朋美がLGBT法案の先鋒を努めたのもうなづける。下村と細田派副会長が暴走したのもうなづける。
日本が今回、西洋の猿真似をしてLGBT法案を可決させれば、西洋野蛮人の猿真似をしてアジアを大戦争に巻き込んだときの、二の舞ひになるところだった。西洋野蛮人は、カトリックとプロテスタントの戦争、産業革命、帝国主義を経て、化石燃料大量消費時代にLGBTへの対応となった。
アジアは、アジアの文化と実情にあったLGBT対応をすべきだ。それが解らないのが「保守のふり」派だ。(終)

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