千四百四十六(モリカケ疑獄百九十五の三) 公明党に期待し、暫定で「題目を一遍唱へると、一遍分だけ性格が悪くなる」
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
七月四日(土)
NEWSポストセブンに、週刊ポスト2020年7月10・17日号の
公明党が安倍政権に強い姿勢、連立解消で自民100議席失うか
と云ふ記事が載った。公明党が連立解消とまでは行かなくても、反安倍に転じることを期待し、それまで暫定で「題目を一遍唱へると、一遍分だけ性格が悪くなる」と題して論じることにした。
題目を唱へると、なぜその分だけ性格が悪くなるのだらうか。その理由はこれまで何回も述べたし、それでは真面目に信仰するする人が救はれないから、例外に入ればよいことを示した。
僧Xの教義は、布教のためのものだ。とは云へ、幕府の布教禁止政策、宗論禁止政策で、布教できない時期もあった。しかし明治時代以後は自由に布教ができる。田中智学が、X宗の僧侶を辞めた理由は、X宗が布教をしないためだった。幕末から昭和二十年まで、更にはその余韻が残る時代は、布教をすべき時だった。
そして昭和四十五年に布教活動を停止してからは、もはや布教してはいけないことも示した。
七月五日(日)
公明党が自民党と連立することは、僧Xのしたこととは正反対だ。僧Xだったら、連立が壊れても、次の選挙で落選しても、布教しただらう。例へ昭和四十五年に、布教の勢ひを消失したとしても。
そもそも検察庁法の改正は、牧口常三郎を獄死させたXX会としては、絶対に受け入れてはいけなかった。
七月六日(月)
NEWSポストセブンの記事に戻ると、河井夫妻の逮捕について
斉藤鉄夫・公明党幹事長は「政権にとって大きな打撃。総理の任命責任はある」と強い言葉で安倍晋三首相の責任に言及した。ベテラン学会員が語る。
「昨年の参院選で公明党広島県本部や地元の学会組織は案里ではなく、落選した自民党長老の溝手顕正氏を重点的に応援していた。しかし、選挙終盤、XX会中央から、案里を応援するように指示が出された。
広島の学会や公明党の地方議員には案里の評判は悪かったから不満は強かったが、渋々案里に票を投じた人が多い。それだけに今回の逮捕で裏切られたと怒りが増している」
宗教団体は、信徒に政治を強制してはいけない。違ふ考への人は、信仰ができなくなるからだ。公明党の議員は、そろそろ各党に分散するといい。戸田城聖さんの構想はこれだった。
七月七日(火)
公明党を動かしたのが“下からの突き上げ”だ。元公明党代議士の二見伸明・元運輸相が語る。
「XX会の活動を支える熱心な学会員には商店主や自営業者などが多く、(中略)学会の上層部を突き上げたわけです。
すると山口代表が安倍総理に迫って10万円支給が実現した。末端の学会員たちは自分たちで政治を動かせるとわかったんです」
公称827万世帯のXX会員たちが「安倍離れ」を起こし、“安倍べったり”だった公明党執行部やXX会上層部は安倍政権に強い姿勢を取らざるを得なくなった。
XX会は昔(昭和二十年代)から、本尊の配布数で世帯を数へる。その数が827万枚だが、脱会者や名ばかり会員が大量に含まれる。特に二世、三世の学会離れは深刻だ。
二世、三世が学会を離れる一番の理由は、選挙だ。F(エフ。知人に公明党への投票を依頼し、承諾した人)を取得する運動は、煩はしい。公明党を支持しない人も多い。
七月八日(水)
公明党を支持しない理由は、自民党と組むからだ。一世は、商店主や自営業者が多いとしても、二世、三世は会社員が多い。
二世、三世で活動する人は、現世利益と罰論に絡(から)まれた。しかし僧Xの教へは、すべてが信者にならない限り現世利益はない。昭和四十五年までは、布教完成(全員か1/3かは不問)が現実的だったから、原因には結果があると云ふ仏道の教へから、現世利益もあったのだらう。
ここからは、XX会だけではなく、X宗、旧本門宗大石寺派、元妙信講に云へることだが、僧Xの教へは布教の教へだ。しかし昭和四十五年以降、布教完成の当てはなくなったから、布教をしてもいけない。
題目は1遍唱へると、1遍分性格が悪くなる。対処方法は既に書いたし、そのため四つの団体以外は性格が悪くならないことも書いた。四つの団体は、一刻も早く対処するとともに、それまでは題目を1遍でも少なめに唱へるとよい。(終)
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