千四百四十六(モリカケ疑獄百九十五の二) 安倍のすることは小手先だ
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
七月四日(土)
ふるさと納税で、自治体間の不公平を助長するやり方の自治体を除外した。ところが最高裁で政府側が負けた。これなんかは、安倍政権の小手先手法が原因だ。
まづ、不公平を助長するやり方の自治体を除外することは正しい。しかしきちんと法令を整備しなくてはいけない。小手先でやるから、かういふことになる。
なぜ小手先でやるかは、モリカケ桜IR検察庁アベマスク河井1億5000万円と、すべて小手先で済ませてきた。ふるさと納税の不公平も、これで済むと思ってしまった。

七月五日(日)
ここ一週間ほど、感染者が東京で増大し続けたことが報道された。しかしこれは心配ない。なんて云ふと安心して夜中に遊び回る人が出るから云はないが、別の角度から考察する必要がある。
風俗店は、新型コロナウィルスとは無関係に長い年月を掛けて縮小すべきだから、まづ政府が国民に云ふべきは「贅沢は敵だ」。あ、これは古すぎた。さうではなく、感染者数と死者数を科学的に分析すべきだ。
アジアの国別に、100人を越えてからの日数と、感染者または死者の累積人数をグラフにしたものがある(日経新聞のサイト)。私は数日に一回見るが、感染者数はシンガポールが日本より数倍多い。ところが死者数は日本がシンガポールより数十倍多い。
つまり日本の感染者数は、検査をたくさんやれば、今の100倍になる。1キ1スケ1ゾー(東條英機、岸信介、安倍晋三)の安倍内閣が、東條英機みたいに大本営発表を続けただけの結果が、毎日の感染者数だ。
国民が見るべきは、毎日の死者数だ。毎日の死者数はほとんど増加してゐない。このことを伝へて国民を安心させる。と同時に、3密の一つ一つを避けるやう国民に注意を促すべきだ。

七月五日(日)その二
死者数だけではなく、人工呼吸器使用者数や重症者数を見ても、増えてはゐない。だから国民に安心させることがまづ必要だ。次に、不正確な値とは云へ、毎日の感染者数が増えたのは、比例関係にある何かが増えたからだ。
政府や東京都は検査数を増やしたと云ふが、東京の検査数はここ数週間増えてはゐない。次に考へられるのは、夜の店の関係者を集中して検査したので、感染率が上がった。あと時差通勤が緩んだ。在宅勤務は経済への影響があるが、時差通勤は影響しない。もっと推進すべきだ。
それにしても「コロナが明けたら、なかなかの可愛い人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります」と発言したお笑ひ芸人は許し難い。その気になって店に行った客が、多数感染した。

七月五日(日)その三
時差通勤について述べると通勤時は、皆がマスクをするし、窓を開けるし、短時間だから、ウィルスを吸ったとしても自然免疫で発病を阻止できる人が多いだらう。しかし混雑を朝夕繰り返すと、三密への意識が無くなる。
私自身経験があるが、休日に上野、浅草銀座、秋葉原、渋谷に行った。平日の通勤電車よりすいてゐるから、危険意識はまったくなかった。調査が目的だから、屋内には入らなかったが、3密状態の人が多いのに驚いた。
在宅勤務は、職場近くの商店や飲食業に影響するし、産業や業種によっては在宅が不可能だ。だから、在宅勤務が可能な職場は在宅にするとともに、それ以外は時差通勤で3密を防ぐ意識を持ち続けることが重要だ。今は非常時だ。非常事態宣言を出さずに、非常意識を持つ。これが今回の最善策だ。

七月六日(月)
イージスアショアについて、設置反対運動や米軍の下請けになることへの反対とは無関係に、ブースター問題にしぼって疑問に思ふことは、山口県の駐屯地では民間地に落下のおそれがあるといふ。秋田県ではそのおそれはないのだらう。なぜ秋田県まで中止にするのか、その説明がない。
これまでマスコミが書いたやうに、なぜ今まで気が付かなかったのかも重大だ。違約金がどうなるかも重大だ。安倍の小手先ごまかし内閣でしかできないやり方だ。
山口県で落下のおそれのある地域は、緊急時に避難することでは駄目なのか。もちろん民間に被害が及ぶことには反対だが、道路を作れば周りに騒音や粉じん排気ガスなどの被害が出る。鉄道の線路脇も騒音振動が出る。ダムを作れば緊急放流の危険がある。民有地に退避の可能性があることは、金銭保障や買ひ上げなどで許容範囲なのか範囲ではないのかの試算はしたのか。

七月九日(木)
ForbesJapanのホームページに、牧野愛博さんの
永田町は旧ソ連か? 河井前法相が「KGB」と呼ばれた理由

と云ふ議事が載った。
国会の本会議場で、よく見受けられた光景があるという。公職選挙法違反(買収)容疑事件で逮捕された前法相の河井克行容疑者(57)の疑惑が浮上するずっと以前のことだ。彼が国会の本会議場など、議員たちが雑談している場に現れると、誰もがよそよそしい顔つきになり、すーっとその場を離れていたというのだ。

なぜこんなことが起きたのだらうか。
彼を知る議員は、「河井がやっていたことはKGBと同じだった。政治家や官僚、マスコミの間で安倍や菅の悪口を言っている奴がいると、それをご注進することで、権力に近づいた」

こんな男をこそこそ利用する安倍は、やはり小手先だ。(終)

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