千三百五十六(モリカケ疑獄百八十六) 文科相柴山と、安倍周辺の経産出身者も辞任しろ
己亥、西暦2019、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
八月二十九日(木)
経産省出身で厚労政務官の上野が辞任した。在留資格を巡り口利きをした。上野は政務官辞任だけでよいのか。衆議院議員も辞任すべきではないのか。併せて、安倍周辺の経産出身者も辞任すべきだ。
文科相柴山も辞任すべきだ。何しろ大宮駅前でヤジを飛ばされたことについて
大声を出すことは権利として保障されているとは言えないのではないか

と発言した。誰だって三流四流政治屋の演説は聴きたくない。ヤジを飛ばすのは当然だ。埼玉県知事選挙の結果を見ろ。

八月三十日(金)
厚労政務官の上野は、コーヒーぶちまけ事件も起こした。週刊文春9月5日号によると
口利き疑惑で辞任 上野厚労政務官がコーヒーぶちまけ金銭要求

と云ふ題で
A秘書から相談を受けた永田町関係者が新事実を明かす。
「問題の音声は今年6月19日のものですが、実はその前日にも、(中略)上野議員はかなり高圧的に秘書に、金銭を要求した。あっせん利得処罰法に抵触する行為を平然と指示するのみならず、秘書にも金銭を要求することにAさんは衝撃を受け、事務所退所を決意。その日は録音していたわけではなく、即座にやり取りを備忘録として詳細にメモした。自らの身を守るため、翌日は上野氏とのやり取りを録音したのです」

備忘録には
<上野>コーヒーが入ったコップを床に投げつけ
     (コップは粉々に飛び散る)

とある。上野は何さまのつもりだ。江戸時代初期のバカ殿ではあるまいし。殿様がわがままだとお家が持たないので、その後は幼少から家臣が育てるやうになった。
こんな江戸時代初期のバカ殿みたいな男が国会議員とは呆れる。政務官に任命した安倍の責任は重大だ。今度こそ首相を辞めるか。

八月三十一日(土)
AERA dotに
害虫被害はデマ? 農水省「現時点で影響ない」 米産トウモロコシ大量輸入で“忖度報道”〈dot.〉

と題する記事が載った。それによると
菅義偉官房長官は27日午前の会見で、安倍晋三首相が表明した大量輸入について「(日本国内で)供給が不足する可能性がある」と説明した。日本では、7月からガの幼虫である「ツマジロクサヨトウ」の発生が確認されていて、九州地方を中心に11県で被害が出ている。(中略)では、ツマジロクサヨトウの被害はどの程度なのか。275万トンを輸入するということで、すでに供給不足になっているのかと思いきや、農水省に確認したところ「現状で営農活動に影響は出ていません」(植物防疫課)と話す。

しかも
米国から輸入するのは実を使用する「デントコーン」と呼ばれるトウモロコシだ。一方、日本で被害が出ているのは葉や茎を砕いて利用するトウモロコシ(サイレージコーン)で、性質が異なる。

鈴木宣弘・東京大教授(農業経済学)は
「害虫被害が限定的であることは調べればすぐにわかるのに、ほとんどのメディアがそのことに触れていません。安倍政権の説明を“忖度”してそのまま報道するとは、情けないとしか言いようがありません」

ここが問題だ。今回は農業問題ではない。メディアが忖度することが大問題だ。

九月一日(日)
財務省のホームページから財務総合政策研究所を選ぶと、2000年6月に発表された論文が載る(詳細な手順)。そこに
西洋近代の民主主義的な価値を代表する(中略)議会政治制度は、アジアでは異例に早く 1931 年に導入された。(中略)1942年2月、日本軍により陥落したシンガポールを撤退するに当たって、イギリス陸海空軍が東南アジア軍総司令部を安心してスリランカに移駐することができたゆえんである。

と馬鹿げたことが書いてある。どこが馬鹿げてゐるかと云ふと、当時のスリランカはイギリスの植民地だ。移駐できるのはあたり前だ。しかも
1978 年に国賓として来日したジャヤワルダナ大統領が皇居の晩餐会で、「もし日本軍がスリランカに上陸作戦を始めれば、民族独立運動を進めていた我々は歓迎した。」と述べた。しかし、それは昭和天皇に対するリップサービスのようなものである。

皇居での発言をリップサービスとは、外国の大統領に対する侮辱だ。更に
その後、私は大統領に直接インタビューしたことがある。あの発言は文字どおり受け取って間違いないかと確かめてもみたが、この話題に限って「私は耳が悪くて、あなたの声がよく聞こえない。」と韜晦されてしまった。

あの戦争は帝国主義どほしの醜い植民地争奪戦だった。更に云へば、植民地を持つ側が世界大恐慌の対策としてブロック経済を敷いたから、植民地を持たない側が戦争を起こした。より悪いのは植民地を持つ側だ。そもそも植民地を持つ側は持たない側より悪い。それなのにイギリスの肩を持つ。こんな文章を財務省のホームページに載せてよいのか。
この文章が発表された2000年6月の首相は森喜朗、書くための期間を考慮すればその前の小渕恵三と橋本龍太郎。蔵相(当時の名称)は宮澤喜一と、その前は松永光。
今の首相は安倍、財務相は麻生。これら全員が所属する自民党の総裁は安倍。安倍の辞任は避けられない。(終)

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