千三百三十 日本キリスト教会南浦和教会で佐藤優さんの講演を聴く
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
六月三十日(日)
本日は日本キリスト教会南浦和教会で佐藤優さんの講演を聴いた。
佐藤さんは子供の時に日本キリスト教会大宮教会で洗礼を受け、今は日本キリスト教団の教会に所属。作家、元外務省職員。
私のメモ書きによると
予定説、教会に来ることは生前に決まってゐた。
選ばれてゐることに感謝し、隣人に返す。受けるより与へるほうが幸ひ。
植民地支配のツールの考へもある。
埼玉は高校の偏差値がヒエラルキーで悪い。他の都県は八ヶ岳型。
日本キリスト教会と同志社は仲が悪いことを知らず、同志社の神学科に。
改革長老派(日本キリスト教会)が判らないと、民主主義が判らない。教会役員を過半数になるまで選挙し、中会、大会。
ルターや長老派はエリートで、入れない人がアメリカに移住してバプテスト。
アメリカで改革長老派の大統領は三人しかゐない。ウッドロウウィルソン(国際連盟を提唱、しかし議会が否決しアメリカは加盟せず)、アイゼンハワー(ソ連がドイツに侵攻してドイツが弱ってからと皆が云ふが、戦後のソ連を考へてノルマンジーに上陸)、トランプ(神に選ばれた人の意識)
カトリックの映画をアジア、日本の立場で見なくてはいけない。
同志社はミッションスクールとしてカネは貰ったが、外国の言ひなりにはならなかった(と同志社は云ふ)。
チェコに行かうと外交官になったら、ロシアに留学。しかしチェコの人たちと交流。東欧時代に若い人たちは社会で不利になっても教会に来た。共産主義は人の心を掴めず崩壊。しかしその結果、教会は弱体化。
日本で、キリスト教は文化ではない。日本は仏教の苦。日本のキリスト教は反政府のイメージが強いのは儒教的なため。明治維新で佐幕派がキリスト教に。佐幕派は役人や軍人になっても出世できず、宗教と教育に。
しかし1930年代に急に迎合。爆撃機の寄付やインドネシアの従軍牧師。
国際キリスト教大学は高松宮、マッカーサ。しかしホームページからマッカーサは消された。戦後の日本は天皇とキリスト教のアマルガム。同支社はこれに批判的。
イタリアのグラムシ。日本はマルクス経済学を勉強した人が官僚に。日本キリスト教団で政治活動する人は、儒教的。さう云ふヘゲモニー。 キリストは、自身をユダヤ教徒と思ってゐた。キリスト教はパウロから。
神は6日間作って、7日目に見直し。立ち止まること必要。日曜は休みの日ではなく仕事をしない日。しかし牧師は不可能な可能性。
改革長老派は朝鮮半島に強かった。日本の悪いところは神道を朝鮮半島に押し付けた。心の中を押し付けてはいけない。改革長老派は抵抗。国内でも日本人は教会に来なくなったが、在日朝鮮人は来た。
313年、ミラノの勅令。キリスト教は公認で与党化。
壁が強いとき、壊すのはではなく、キリスト教は壁の向かうに人を送り込む。
ギリシャ、ローマ、ドイツ、・・・にキリスト教の類型。日本類型も作らないといけない。
同志社は個別教会主義。信仰告白が日本基督教団にないから、日本キリスト教会は分離した。
トランプは使命感持つ。アメリカは戦線を伸ばし過ぎ。しかし世界中が掛かってもアメリカが勝つ。日本は海洋国家だから、最大の脅威は同じ海洋国家のアメリカ。だからアメリカと戦争してはいけない。
中露は大陸国家だから、海洋国家化しなければ安全。
アメリカはシリアが石油取れないから放棄。イラクは手放さないから、背後にゐるイランと対立。
韓国は北朝鮮があるから島で、海洋国家だった。36度線が無くなると半島国家に。半分大陸で半分海洋。
中国韓国北朝鮮が一体化で、日本はロシアと接近しカウンターバランス。
韓国との関係悪化は、韓国に国力ついたため。条約が不平等条約だと韓国は思ふ。日本は譲歩が必要。韓国は格差社会だから、日本に来る韓国人は裕福で、日本が貧しく見える。
対策は日本が国力をつける。日本は理系、文系分ける。数学は外国と比べて特殊で外国に通じない。教育を改革しないと。
キリスト教を信じる人は、他宗教、無宗教の人より、悪のリアルティを見る力が優れてゐる。

以上の貴重なお話があった。

六月三十日(日)その二
私は次の質問をした。
地球温暖化を防止するために、カトリックの伝統主義に対して、プロテスタントの良い意味の原理主義が出てから産業革命が起こり、地球温暖化が起きた。防止するには、日本のプロテスタントが伝統主義になり、それを逆輸出する必要があるが、大きく分けて三つある国内のプロテスタントのうち、まづどこと組んだらよいか。

佐藤さんは、質問の意味が判らないと云ふ。私は、相手を頭の良い人だと判断すると、要点だけ話して終りにしてしまふことがときどきある。例へば私が数年前まで所属した労働組合で、専従のAさんが病気で倒れ左右バランスが崩れた。左派が弱くなり、反原発は云ふなだとか変な流れになった。委員長は東大安田講堂事件で逮捕された純正の東大法学部だから、私のホームページを観れば判るだらうとURLを教へたら、逆に右翼だと思はれてしまったかも知れない。私が右翼なら、ホーチミンだって右翼になってしまふ。私は右翼も左翼もないと云ふ立場だ。
それでも私の判り難い質問に、何とか佐藤さんが回答してくださった。
地動説が出て、キリスト教は大きく変はった。第一次世界大戦、第二次世界大戦でもキリスト教は大きく変はった。改革は既に行なはれてきた。

今回の回答で幾つも得るものがあった。我々はつひ、自分が所属しない団体は変化がないと考へてしまふ。だから上座の仏道について、過去に教義が複雑化したり戒律が崩れたことはあったものの、その都度、改革派が現れた。それなのにいまだに小乗仏教と呼ぶ人がゐるので、最初は気にしなかったがあまりにしつこいので、最近は反撃するやうになった。
同じやうにプロテスタントも改革が何回もあった。このことを忘れてゐた。同じことはカトリックにも云へる。未だにカトリックは免罪符を売ってカネを儲けたなんて考へてはいけない。プロテスタントの出現や30年戦争などで、ずいぶん変はったはずだ。
佐藤さんが私の質問を判らなかったのは、プロテスタントを良い意味の原理主義と呼んだことだ。佐藤さんが云ふには、聖書に従ふからプロテスタントは伝統主義だ。私は、長く続くものは良い悪いに関はらず伝統主義、その前に戻すことも良い悪いに関はらず原理主義と呼ぶが、 原理主義は普通悪い意味にしか使はないから、プロテスタントを原理主義では、判らないのは当然だった。
プロテスタントと資本主義を結びつけたのは、ヴェーバーの学説だが、現在ではカトリックの国で産業革命に反対する国は無いから、これも判らないのは当然であった。
私は入口の献金箱に250円を入れた。小銭は10円玉、1円玉を除いてそれしかなかったので。周りは誰も入れなかった。お寺や神社に行って、さい銭を入れない人はほとんどゐない。教会だって同じだ。と同時に、献金を強制しない教会に、すがすがしい宗教心を感じた。(終)

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