千三百十六 安倍、河野が挨拶を寄せ、萩生田が出席した世界宗教会議(兼、モリカケ疑獄百八十二の三)
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
六月九日(日)
創価学会や立正佼成会のやうに巨大ではない或る宗教団体を主宰される方が、個人名でNPOを設立し、そこが一昨日から本日まで宗教の国際会議を千葉県幕張で開いた。このNPOは役員八名中にカンボジアの国王特別顧問(元副首相、元外相)と首相顧問(外務・アセアン担当首相特使大臣)が含まれる。上座仏道の国なので、友好的に論評したい。
なを友好的とは、手放しで誉めることではない。それでは発展がない。このNPOが世界の宗教を回復させ産業革命以降の混乱と地球温暖化を防止するとともに、カンボジアの宗教復活、経済復活に役立つために今後何をすべきかを探ることなので、そこには耳に痛い話も含まれるかも知れない。しかし将来の発展に役立つ。雨降って地固まるの諺もある。
まづ安倍、河野が挨拶を寄せ、萩生田が出席した。これはよくない。モリカケ疑惑が未解決だ。もう一つ良くないことがある。安倍は神道政治連盟と深い関係なのに、インターネットによると出演したのはプロテスタント、カトリック、ユダヤ教の欧米関係者が中心だ。安倍は、憲法改正を出したり引っ込めたりして、そのいいかげんなやり方に、賛成反対両派から批判されてきた。
明治維新のときの長州狂信者による廃仏毀釈、神仏分離は、安倍にも恢復責任がある。なぜなら山口県出身の首相が異常に多い。安倍を最後に山口県優越状態は解消しなくてはいけないが、明治維新後百五十年を経過したのに長州優遇の流れで安倍が首相になったのだから、廃仏毀釈に責任がある。その安倍が、欧米関係者中心の会議にあいさつ文を送ったことを、どう整合するか。

六月十日(月)
宗教の国際会議で重要なことは、何が話し合はれたかだ。どう云ふ肩書の人が参加したかは意味がない。相手の肩書を重視し失敗したのが、かつての創価学会だった。
昭和四十五(1970)年に言論出版妨害で布教活動を停止したあと、当時の会長がトインビーや周恩来など有名人と対談することを始めた。そのうちマスコミも気付き「ノーベル平和賞を狙ってゐる」と書き始めた。本人も「これは私のためではない。君たちのためにやってゐるのだ」と弁明したことを、週刊誌で読んだことがある。
しかし(1)ノーベル平和賞は受賞できなかった。(2)第一次宗創戦争、第二次宗創戦争とマスコミに騒がれ、最後は破門になった。
破門は小さな問題だ。創価側が一方的に悪い訳ではない。それより昭和四十五年以降、公明党は与党病に掛かってしまった。(3)安倍を支へる現在の姿こそ、最大の失敗だ。

六月十四日(金)
インターネットで調べると、G20諸宗教フォーラムと云ふ別の会議が、京都で開催された。それなら二つをいっしょに開催すればよいではないか。せっかく世界の宗教関係者が集まるのに、別々に開催したのでは余計に対立を煽ってしまふ。
こちらのホームページを見ると
本年6月28日~29日に大阪で開催されるG20首脳会議に先立ち、6月7日~9日には東京で、日本政府(官僚)や在京各国大使や国際機関の代表らと海外から来日した研究者や宗教指導者がG20諸宗教フォーラムの名の下に政策提言の会合を行い、続いて、6月11日~12日に京都で開催されるG20諸宗教フォーラムでは、内外の宗教指導者に政治家や専門家が加わって、宗教者の視点からの政策提言を行い、日本政府を通じてその声を大阪でのG20サミットへ届ける。

これで見ると東京と京都は関係してゐるやうに見えるが、G20諸宗教フォーラムはG20の開催に併せて各国で開催されたから、東京で行はれたものもその名を用ゐたらしい。これで幕張、東京、京都と三か所で行はれた。これでは各主催団体の主導権争ひだ。
そのうちの幕張に安倍、河野が挨拶を寄せ、萩生田が出席したとなると、三者に対する安倍の関係はどうなるのか。東京の会議に日本政府(官僚)が出席したとなると、官僚が所属する省庁の大臣には監督責任がある。
与党の公明党は謗法与同(謗法とは法華経を信じないこと。謗法与同は謗法の者と宗教活動を共にすることで、宗教フォーラムは宗教活動だ。だから現に創価学会及びかつて所属した宗派は、どれにも出席しなかった)になるから、早く離脱しないと朝晩の勤行(読経唱題)が無効になる。

六月十五日(土)
京都のフォーラムは
名誉会長が日本キリスト教連合会委員長兼日本基督教団議長
顧問が10名で元法務大臣兼大谷学園元理事長、枢機卿兼カトリック大阪大司教、和宗総本山四天王寺管長、大本教主、日本聖公会首座主教、出雲大社教管長、北法相宗大本山清水寺貫主、日本ムスリム協会会長、妙智会教団法嗣、立正佼成会次代会長
相談役が2名で清風学園理事長、一燈園当番
会長が真言宗御室派管長兼総本山仁和寺門跡。会長にたどり着くまで上に13名ゐる。
組織委員会は、委員長が教派神道連合会理事長兼神習教教主、委員は14名
諮問委員が8名
運営委員会は22名
事務局は10名
合計80人。二日間会議を開くにしては、ずいぶん大げさな人数だ。この会議で話された内容に興味がある人数(おそらく日本中で数人)より、役員と委員のほうが数十倍多い。
あと気になるのが、会議は日本語と英語で行なはれた。日本で行ふ以上、日本語は絶対に必要だ。それ以外が英語だけだと、各国代表の意見が英語のフィルターに掛けられてしまふ。細かい感情の違ひを表現できないし、主張の言ひっぱなしで終はってしまふ。スリランカでシンハラ人とタミル人の紛争が長引いたのは、英語で交渉したためだし、ルノーと日産自動車がもめるのも英語で主張をするからだ。
さて明治維新の廃仏毀釈の流れを汲む安倍は「日本政府を通じてその声を大阪でのG20サミットへ届ける」提言をどう扱ふ。(終)

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