千二百三十六 1.昼食費の反転、2.タイレストランの店内で食べた、3.新宿区立図書館の貸し出しカードを作った
平成三十戊戌
十一月二十三日(金)
上の子と下の子が大きくなるにつれて、私の昼食代は減少する一方だった。昔書いたページを見ると、ご飯は自宅から持って行くとは云へ1食170円とある(会社のビルの1階がスーパーで、170円で肉や魚と野菜の入った総菜を買へた)。今は家からは持参せず1食324円だ(100円ローソンで、ウィンナーなどの入ったパン2種類と、ビニール袋のそのまま食べられる野菜。或いは天ぷらそばと魚缶詰とそのまま食べられる野菜)。
しかし二か月前から反転を始めた。いよいよ子供の卒業が見えてきた。ビル一階の中華料理店で弁当(五百円)を二回、西新宿のタイ料理店で弁当(五百円)を三回と店内(六百八十円)で二回食べた。
それまでは、100円ローソンでツナコッペやロングウィンナーコッペなど糖分とタンパク質を採れるものを二つと野菜、或いは大型カップ天ぷらそば、魚の缶詰、野菜。どちらも合計三百二十四円だから、かなり反転した。

十一月二十四日(土)
午後半休を取得した日に、三つあるタイ料理店の一番手前(正しくは中央、ソイナナ)店内で午後一時過ぎから(2)ガパオカイダオ(鶏バジル炒め飯)を食べた。味も量も申し分なかった。店員(店長の奥さんか)がタイ語で挨拶してくれるのが、よい。タイに行った気分になれる。
その二日後は内科に通院の日だったので、私用外出を長めに取りまづ新宿区立の図書館に行った。そして貸し出しカードを作った。館内で曹洞宗の東隆真さんの瑩山禅師の著作を解説したものを読んだ。道元の「これたゞ在家人の屎尿を飲食とせんがために狗子となれる類族なり」を読む前なので、素直に読むことができた。読んだ感想は、内容は道元に劣らず、道元は文章力に勝る。
一旦退館し、十一時半にソイナナへ行った。前回手一番手前だったから今回は中央にしたのだが、前回勘違ひしたため、同じ店に二回入った。(1)カオマンガイ(タイ国鶏モモ蒸し肉)を食べた。味に不満はないが、量がやや不満かなと思った。二回目だからやや点数が厳しくなったのかも知れない。
店は十二時前なのにほぼ一杯になった。相席をすればかなり余裕があるが、店の開店を上げるため、食べ終るとすぐに出た。出るときタイ語で挨拶してくれるのは雰囲気がよい。

十一月二十五日(日)
このあと再び図書館に行き、倉山満「負けるはずがなかった!大東亜戦争」と、山本博文「お殿様たちの出世 江戸幕府老中への道」を借りた。そして会社に戻った。まだ十二時半だった。
前者は、表現を面白く書いたのであり、それは判るのだが書籍にこの書き方だと軽く見られてしまふかな、と思った。内容は倉山さんの云ふとほりだ。
後者は書籍の最後に、老中制度の問題点など結論を書いてある。優れた書籍だ。私は、阿部正弘が亡くなったことが幕府崩壊の原因と思ってゐた。しかしこの本を読むと、阿部正弘が幕府弱体化の原因だと思ふやうになる。否、正しくは阿部正弘が亡くなり方針が一変したことが原因だらう。次期将軍問題と絡めたのが原因でもあった。

十一月二十六日(月)
タイの弁当三回目は三つの店とは少し離れたタイ料理店で買った。ここは店員がタイ語で挨拶しないし、少し期待外れだった。前に購入したときは何とも思はなかったから、タイ語の挨拶に慣れてしまったのかも知れない。後で調べると、ここは日本人が経営するチェーン店だ。タイに特化せずスパイス貿易に特化した人がもインド料理店、タイ料理店を始めたらしい。

十二月一日(土)
昨日は一番手前のタイ料理店(タイザップ)でランチの2を食べた。カオマンガイ(タイ式チキンライス)で680円だ。他の店が11時開店なのに、ここは11時半だ。店内のテーブルに弁当が積んである。なるほど今まで弁当を作ってゐたのだった。
はし箱には、スプーン、フォーク、箸が五つくらいづつ入ってゐる。私はスプーンとフォークを取り、箸は使はなかった。ナイフとフォークは西洋式。フォークとスプーンはタイ式。私はタイ式を用ゐた。
このあと新宿区立の図書館に寄り、一冊借りて会社に戻った。

十二月五日(水)
昨日はミャンマー関係の用事のため二回目の午後半休を取った。前回は会社を出てタイ料理店で食べてから行った。今回は高田馬場まで行ってミャンマー料理店で食べた。店内にアウンサンスーチーさんの写真が何枚も飾ってあった。アウンサンスーチーさんについて、欧米では悪く云ふ人が多い。しかしトランプの地球温暖化対策からの脱落、イギリスの植民地支配を棚に上げてロヒンギャ批判。欧米のほうがひどい。
豚肉を煮込んだもので、味がよい。脂肪の塊りが多いのに、まったくそれを感じさせず美味しかった。食べたあとでタイ料理と異なり辛くないことが以外だった。今までもミャンマーの寺院で何回も食べたが、辛い物が1つはあって気付かなかった。(終)

追記十二月十五日(土)
昨日は病院に10時過ぎのあと私用外出を午前いっぱい取り、山手線で高田馬場まで行き、シャン料理を食べた。
焼きそば860円は味付けと具がシャン風で、メニューには四つの香辛料の説明もあり、魚醤、唐辛子入りラー油、唐辛子の酢漬け、唐辛子パウダーだ。テーブル上の四つをそれぞれ部分にかけながら食べて、なるほど書かれた味だと納得した。焼きそば本来の味を楽しむため、かけないで食べた部分もあった。ここはお薦めの店だ。
シャン族はタイ系諸族の一つで、シャムが変化してシャンになったさうだ。

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