千二百二十二 1.体育会組織が堕落する原因、2.西洋野蛮人の民主主義が堕落する原因
平成三十戊戌
十月二十七日(土)
今年は、体育会系組織のパワハラなど堕落が目立った。堕落する原因は上意下達だ。だから風通しのよい組織はほとんど堕落しない。
尤もこれは組織の力量による。優れた組織は堕落があっても改善が入る。駄目な組織は堕落があっても改善が起きない。上意下達ではなくても、下が上に忖度すれば全体が堕落する。
忖度と云へば、誰もが安倍を連想する。安倍の場合は、立候補者の公認権を握るから上意下達だ。閣僚や党役員の人事権をちらつかせるから、忖度の強要もある。結論として、安倍は体育会組織の二倍悪い。

十一月四日(日)
堕落を防ぐには民主主義だ。多くの人がさう考へる。しかし本物の民主主義ならよい。多くの人の考へる民主主義とは、多数決のことだ。採決に参加する人が、良心に従ひ、世の中を良くする目的で参加するのなら、本物の民主主義になるだらう。1人でも私心によって採決に加はったなら、これは民主主義ではない。
数学的に云へば、私心によって採決に加はった人数が可決否決に影響を与へないなら、民主主義は守られたと云へるかもしれない。しかし悪貨は良貨を駆逐する。時間とともに私心の採決者が多くなる。

十一月十七日(土)
他人への尊敬の気持ちのない組織は堕落する。勝負のみにこだはる体育会組織は、その典型となりやすい。利益だけが目的の唯物論社会(資本主義社会)も、さうなりやすい。スポーツと唯物論は西洋野蛮人が作ったことを思へば、尚のこと納得する。
スポーツについては、愛好者以外は注目しないことで、まづ改善できる。例へばフィギュアスケートで誰が優勝したなんて騒いではいけない。フィギュアって何?、イタリア料理?程度がよい。
唯物論社会については、地球が既に滅亡寸前になったことに反対運動を起こし、唯物論社会を停止させよう。但し地球保護運動は手段ではなく、目的である。

十一月十八日(日)
星野リゾートがなぜ好調なのかについて、たびたび記事が出る。今回も出たので、近いうちに紹介したい。今回は社長を含めて皆が平等に意見を出せる。これが重要だ。
実はもう一つ隠れた理由がある。星野さんと云ふ立派な社長が意見を集約するからだ。しかしこれを云ふと、やはり実力者が必要だ、と短絡し易い。日本社会にあって、まづ組織は自由に意見を出せる形態にしなくてはいけない。意見の集約は第二段階だ。
企業はそれでよい。業績が構成員の給料にも好影響を与へるからだ。社会はどうするのか。かつて日本は神仏が習合し、対立のない世の中だった。江戸時代の寺請け制度が仏法会を堕落させ、それが明治維新の神仏分離を生んだと云へる。
とは云へ薩長の廃仏毀釈は原理主義で劣悪だった。明治維新の後に、キリスト教なども入ってきた。今ではイスラム教徒もゐる。これらすべての宗教の統合は可能だ。と云っても、それぞれの組織や教義には影響を与へない。それで統合なんてできるのかと心配する人もゐる。唯物論と云ふ人類共通の敵があるではないか。
協同主義(キリスト教や伝統社会から考へ出された。かつては社会主義とも呼ばれた)は反唯物論だし、共産主義は唯物論資本主義に対抗して弁証法的唯物論を考へ出した。つまり西洋人を含めてすべての人類が、西洋野蛮主義に反対することが可能だ。(終)

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