千百九十六(モリカケ疑獄百五十七) 安倍はレイムダックになる、早く退陣させよう
平成三十戊戌
九月二十二日(土)レイムダック
安倍が権力を握るのは次の閣僚と党内の人事を決めるまでだ。その直後からレイムダック化する。早く安倍を退陣させよう。一つは自民党内の良識党員だ。二つ目は野党だ。
九月二十二日(土)その二地方票は石破さんの勝利
自民党の総裁選挙には欠点がある。国会議員は一票があるのだから、県会議員や党員に干渉してはいけない。干渉したら1人で1票プラス地方票になってしまふ。
今回の地方票を見ると、安倍が大勝したのは安倍の派ら(安倍支持派閥)首領の地元だ。つまり国会議員が圧力を掛けて、安倍に投票させた。
選挙規則を改正して、国会議員は党員の投票に干渉してはいけないことにすれば、地方票は石破さんの勝利だった。
それにしても国会議員が党員の選挙に干渉することが異常だと気付かないとは、そちらのほうこそ異常だ。党員が党役員を選ぶ。当り前のことだ。
今回の選挙は当り前のことができなかったのだから無効にして、選挙規則を変更し、再選挙をしたらどうか。どうせ安倍はすぐにレイムダック化するのだから。
九月二十三日(日)国会議員票も理論的には異常現象
自民党の派閥は、細田派が96匹、ではなかった96人。モリカケ疑獄の獣医学部問題があるので、うっかり間違へた。これに麻生派60人、二階派44人の合計64匹と136人、ではなかった200人。今回は細田派にも福田さんや小泉純一郎さんに近い良識のある人もゐるたらうと細田派のうちの2/3だけをうっかり間違へた。派閥所属者から無理に誓約書を取ったことが尾を引く。
これだけ主流派が多いと、多くの派閥が雪崩を打って安倍支持になる。だから雪崩の原因は細田派の過密飼育、ではなかった多人数が原因だ。レイムダックなのでうっかり間違へた。
細田派の人数が多いのは、小泉純一郎さんが理由で、当の小泉さんは安倍とは距離を置くし、ご子息の進次郎さんに至っては石破さんに投票した。つまり今回の雪崩現象は、根本から間違ってゐる。
九月二十四日(月)焦る自民党国会議員
昨日或る大きな駅を降りたら、駅前の通路に縦型旗(通称桃太郎)がたくさん並んでゐた。自民党国会議員の名が書いてあった。自民党の議員はかなり焦ってゐることが判る。安倍は攻めやすいからだ。
攻めるには、まづ今の経済政策は砂上の楼閣だと示す。次に自民党総裁選のまやかし(小泉純一郎人気で細田派は肥大化したのに、小泉進次郎さんは石破さんに投票した)を云ふ。そして官僚の忖度を批判しその例にモリカケで自殺者と学園事務局長が嘘をついたことになった事実を挙げる。これで自民党候補は落選する。
沖縄県知事選が楽しみだ。朝日新聞、沖縄タイムス、琉球朝日放送によると野党候補がリードした。安倍はレイムダックになる。
九月二十五日(火)AERAdotの記事
最後に、AERAdotの
自民総裁選 安倍3選でも求心力低下 伏兵の小泉進次郎は入閣? 憲法改正にも黄信号〈dot.〉
と云ふ見出しの記事を紹介したい。
政治評論家の小林吉弥氏はこう分析する。
「安倍陣営は当初、党員票でも7割以上の得票を目指していた。それが選挙戦で票が伸び悩んでいることがわかると、陣営幹部が55%まで目標を下げた。ギリギリで何とか名目は保ったが、党員票は自民党員の民意。この数字は今後の政権運営に大きな影響を与えるでしょう」
派閥の領袖などが県議、党員に圧力を掛けたのにこの結果だから、本当の民意は更に石破支持だ。
政治アナリストの伊藤惇夫氏は、こう分析する。
「安倍氏は選挙戦で経済の成果を強調していたが、経済がうまく回っているのは都市部だけで、地方は疲弊している。この面でも安倍一強が決して盤石ではないことが示された」
更に伊藤氏は
「この選挙結果は、安倍政権の“終わりの始まり”となる。安倍氏の任期はあと3年あるが、今日から『ポスト安倍』のレースが始まる」(終)
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