千百三十六(その百十九) 今年1月からの記事
平成三十戊戌
五月十四日(月)NEWSポストセブン
昨年五月以降の記事を順番に紹介してきた。次々と醜聞が出て来るので、こんなに溜まってしまった。本日はNEWSポストセブンが1月6日に報道した記事を紹介したい。
安倍首相の「悪だくみ人脈」 始まりは昭恵さんだった

と題し、前文で
安倍首相には地下茎とも言うべき「人脈」がある。首相にとって“真のお友達”である彼らとの関係は、あくまでプライベートのはずだったが、一連の「加計問題」によって、その人脈が政治と繋がっていることが露呈した。(中略)これまでの永田町や霞が関とは全く異なる、新たに生まれた政治力学を森功氏(ノンフィクション作家)が浮き彫りにする。(文中敬称略)

本文は
男たちの悪巧み──。
そう題した一枚の写真が世間で話題になり始めたのは、2017年2月頃のことだ。(中略)加計学園理事長の加計孝太郎などは、いまや総理の「腹心の友」としてすっかり有名になった感があるが、実はそれも獣医学部問題が表沙汰になって以降のことである。二人の関係については、永田町や霞が関の事情通たちのあいだでも、ほとんど知られていなかった。
 加計学園の獣医学部新設に異論を唱え、例の「総理のご意向」文書の存在を明言した前文部科学事務次官の前川喜平でさえ、二人の間柄については、まったく気づいていなかったという。

記事は後半に入り
2015年のクリスマスパーティで撮られた「男たちの悪巧み」スナップに登場する4人のうち、安倍と加計、高橋の3人は、1977年秋から南カリフォルニア大学に留学していたときの同窓生である。(中略)安倍一強を取り巻くその“友だちサークル”は、歴代総理のそれと一種異なる。いかにも危うさをはらんだ交友に感じてならない。

Webの記事は最後行に
※週刊ポスト2018年1月12・19日号

とある。図書館でこの雑誌を読んでみたい。

五月二十五日(金)東洋経済オンライン
次は三月二十九日に載った東洋経済オンラインの
安倍首相、閉じない「籠池地獄」の釜のふた

だ。政治ジャーナリストの泉 宏さんが執筆した。記事は
小泉進次郎自民党筆頭副幹事長が「平成政治史に残る大事件」と評したように、今回の改ざん事件は、民主主義の根幹を揺るがし、安倍政権の崩壊にもつながりかねない一大スキャンダルだ。佐川氏の証人喚問での証言次第では「内閣が吹っ飛ぶ可能性」(政府筋)もあっただけに国民もテレビ桟敷で息を詰めて見守った。(中略)改ざんの指示、時期、動機など具体的経緯については「刑事訴追のおそれ」を理由に一切の証言を拒否した。

佐川さんは、改ざん事件では不起訴だった。だとすれば改めて国会で証言してもらふのがよい。(完)

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