千百二十四 大念住経(先月に続いて)
平成三十戊戌
四月十七日(火)要素観察の章
今月の大念住経は、地水火風の四大要素についてだった。私のメモ書きは
・効果は、私あなたではなく、四大要素からできてゐる。悪い災害、苦から逃れることができる。観察できるので貪瞋痴から逃れることができる。禅定までは行けないが、ウパサナサパリまで行ける。ウパサナ修行でなる。
・地は不浄観察の章の髪から大便まで20、水は胆汁から小便まで12、火は体内の熱4つ風は体の動き6つ。

大乗仏教は地水火風空の五大要素でこの世のすべての物ができてゐるとする。上座部仏教の四大要素で体が構成されるとするのは、科学との守備範囲分担でよいことだ。昔は宗教と科学が未分化だったから、科学的な内容を含めることも宗教発展の一部だった。しかし科学が発展すると、五大要素は分子の象徴、機能の表現などと、苦しい後付け解釈をしなければならなくなる。それは体内も同じだが、体は精神も関はるので四大要素なら科学と矛盾しない。地と水は目で認識できる物、火と風は作用を認識できるからだ。
タイの戒律、ミャンマーの止観(瞑想)、スリランカの理論とよく云はれる。だから「ウパサナサパリまで行ける。ウパサナ修行でなる」と云ふ表現が出て来るが、私自身は止観は三学の一つと思ふから、この辺りにそれほど興味がある訳ではない。しかし瞑想専門僧ではない一般僧侶の認識を知る上で貴重だ。

四月十八日(水)小竹向原
小竹向原は急行が止まるため、今までに三回降りたことがある。昨年二月の往路は二回目で、その前に一回あった。このときは水道塔(大谷口給水所)のところに出てしまひ、そのときは失敗したと思った。
今回は昨年二月の帰路を目標に歩くと、遠方に大きな道路が見えてきた。川越街道だらうと更に近付くと、何と千川商店街と書いてある。ライフ千川駅前店もある。一瞬心が折れたが、数秒後に気を取り直し、中板橋駅近くのミャンマー寺院に定刻どほり到着した。地図を見ると、前回はそれほど遠回りしてはゐなかった。

帰路は石神井川、商店街、団地の横を歩き、無事小竹向原に到着した。これは昨年二月の帰路とほぼ同じだが、このときは最初を少し間違へた。二回目は目の前に大きな道路が見えたので、川越街道の石神井川から少し南東だらうと思ったら、何と日大病院入口と書いてある。千川から中板橋に行く道に合流してしまった。このときは千川から帰った。
と云ふことで往路も帰路もなぜか千川に寄ってしまふ。帰路で間違へる原因は中板橋からの道は、一本目は西北に、二本目は西南に向かふ。この僅かな差で直角(90度)分異なるのだから大きい。今回はその対策をきちんと立てたので、川越街道を過ぎて、石神井川と別れて商店街が終るところまで無事着いた。
往路はなぜ千川に至ったのかも判った。向原団地は現在平地で高い鉄柵で囲ってある。それを右に見て終った先を右折すれば商店街なのに、終ったあとわずかに右に曲がる鉄柵に沿ひその先を右折するから、逆の方角に戻ってしまった。往路の原因が判った上に帰路は無事駅まで到着できた。

四月二十二日(日)環境保護の催し物
昨日はうちの子が、環境保護の催し物に出展する野生動物保護団体のボランティアに参加した。私も見学に行った。偶然、アジアの手作業で作った小物を販売する出店で、ミャンマー寺院で通訳をしてくださる若い女性にお会ひした。タイの小物が多いさうだ。
ミャンマーのモン族が手で刺繍した財布入れ(或いは筆入れか。私はカード入れとして使ふ。税込み千円)を購入した。ミャンマー寺院で通訳をボランティアで毎月やってくださるので、お礼の意味もあったが、キャッシュカードやクレジットカードを入れるものを探してゐるところだった。モン族は山岳に住む、と説明が掲示してある。
ミャンマー寺院に来る日本人はパオ瞑想の人が多い。パオ瞑想センターの本部はモン州のモーラミャインに在る。モーラミャインはモン州の州都だがミャンマー第三の都市で、ビルマ族が多いさうだ。モン族はタイにも居住すると説明してくれた。因みにミャンマーにはパオ族と云ふ少数民族もゐるが、ミャンマー東北部に住み、東南部のモン州とは無関係だ。(完)

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