千九十三 アメリカ大統領トランプさんの貿易強硬発言を支持
平成三十戊戌
二月十五日(木)
アメリカ大統領トランプさんが中国日本韓国などは貿易で不公正なので、関税など強硬な手段を取ると発言した。私はトランプさんの発言を支持する。膨大な経常黒字を出すと短期間は良くても、長い期間で見ればよいことはない。
昭和50年(1975)と比べてみよう。社会福祉は悪くなった。税率が上の下(中の上)優遇で不公平になった。政治家が政治屋に劣化した。エネルギー大量消費地球破壊社会になった。
経常収支は黒字になったり赤字になったりしながら長い期間ではゼロになるのがよい。

二月十七日(土)
日本の経常黒字の最大の原因は、これまで何回も言ってきたが長時間残業だ。二番目が派遣、下請け構造により、雇用が企業の平衡作用として働かないこと。三番目は労働組合のユニオンショップと組合費天引き。四番目は一時的だが成果主義と云ふ語の意味を表面だけ捉へたやり方で、これはその弊害がここ十年ほど指摘されてきた。
日本にこれらを解決する能力が無い以上、トランプさんに日本の経常黒字をどんどん批判してもらふことで、改善するしかない。

二月十九日(月)
ここで企業の平衡作用について説明すると、企業の業績がよくなると給料が高くなって業績を下げる作用が働く。ところが派遣、下請け構造だと働かない。(完)

---------------------------二つのファイルを十九日に統合-----------------------------------
千九十三(その二) 希望の党は分党しないほうがよい(細野さんの野田さん排除発言は一時的)
平成三十戊戌
二月十六日(金)
希望の党は分党しないほうがよい。そして細野さんが残留することを理由に、無所属の会が希望の党への合流をためらふ主張があるが、大局的に政治を見るべきだ。
マスコミは今回の騒ぎを小学生のケンカと称した。何々ちゃんといっしょは嫌だとあちこちで駄々をこねるからだ。
細野さんが嫌はれた理由は、野田さんなどを排除する発言をしたからださうだ。しかしあのとき希望の党は大勝の勢ひがあった。もし国民から従来の民進党と同じだと思はれたら、大勝が中勝になってしまふ。選挙で大勝すれば、そのあと野田さんなどが合流してもまったく影響はない。
実際には小池さんの排除発言がマスコミにさんざん書かれ大敗に終ったが、最初は大勝の勢ひだった。

二月十七日(土)
松沢さんが、希望の党の分党を要求した。結党時の理念と異なるからだと云ふ。しかし結党の次に総選挙があり、そして希望の党は敗北した。この時点で結党時のことを主張する権利はなくなった。
判りやすい例を挙げると、第二次世界大戦の後に朝鮮半島と台湾は日本の領土だと云ふやうなものだ。それは敗戦で放棄したでしょ、と云はれるだけだ。同じやうに総選挙で敗戦したのだから、それ以前のことを言ってはいけない。

二月十九日(月)
松沢さんが自分の理念を広めたいなら、党内に留まり努力をすべきだ。分党を主張すると、国民は誰かの分断工作に乗ったのではないか、将来は誰かの政党に合流したいのではないかと疑ふやうになる。党内で努力を重ねて結党時の理念に戻すべきだ。(完)

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