千八十七 痩せ衰へたシロクマを救へ
平成三十戊戌
一月三十一日(水)
一週間ほど前に、痩せ衰へたシロクマの記事が検索サイトに載った。これは極めて閲覧数が多いので、私も見た。
或る人(報道関係者?)が極北地帯でやせ衰へたシロクマを発見し、写真をインターネットに公開した。その人は、このシロクマがまもなく死ぬだらうけど、大量の肉と麻酔銃を持ってゐないし、カナダの法律で餌を与へることは禁止されてゐるとして、放置した。
このこと自体は問題ない(私が同じ場面に遭遇しても餌を与へることはできない)。西洋野蛮人が進める現在の世界体制の罪悪だ。
今こそ、欧州の3割くらいの良識派と、アジアアフリカ中南米の多数派と、その他良心的人士で、地球破壊を止めさせようではないか。
二月二日(金)
シロクマが痩せ衰へたのは温暖化が原因だ。人類の経済活動の中には化石燃料の消費をすぐに中止できるものも多い。なぜ中止しないのか。
二月四日(日)
諸悪の根源は、西洋野蛮人どもを正しいと狂信するアジアアフリカ中南米の人たちにある。一番悪いのは西洋野蛮人だが、私はアメリカに一年弱仕事で出張したし、ドイツにも数か月滞在した。観光旅行でイギリス、フランス、オランダ、スイス、オーストリア、リヒテンシュタインにも行った。
それらの経験で話せば、アメリカもヨーロッパもいい人ばかりだ。個々にはいい人だが全体で悪い方向に向かふ。まるでレミングの大行進だ。だから彼らを批判するのではなく、彼らの地球滅亡行為に賛同するアジアアフリカ中南米が悪い。更に精査するとヨーロッパでもカトリック、ギリシャ正教は悪くない。プロテスタントも少し話し合へば変更が可能だ。これらを味方にすれば、地球のほとんどが味方になる。
アジア共産主義国はアジアの一員だ。だからといって日本の保守勢力は心配する必要はない。レーニンの一党独裁は批判されるべきだし、スターリンの独裁は100%批判されるべきだ。
二月五日(月)
地球の自然を守らなくてはいけないと感じる心情は人間の本能であり、これこそ保守思想だ。ここで先に亡くなった西部さんとも重なる。西部さんは、最後の番組出演で近代技術こそ批判すべきことを語った。貴重な遺言となった。(完)
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