千四十七(その六十) 1.安倍は外交で失敗した、2.森友加計問題
平成二十九丁酉年
十一月九日(木)
アメリカ大統領トランプさんが来日し、安倍と会談した。しかしこの会談は失敗だった。何しろトランプさんは韓国で元慰安婦と握手し抱擁までしたのだ。元慰安婦が歓迎夕食会に出席した。これだけなら問題はない。韓国のやったことだから。トランプさんと言葉を交はした。これも外交儀礼の範囲内だから問題はない。しかし握手し抱擁までしたとなると、これはトランプさんの意志で、完全に安倍の負けだ。
安倍ゴルフは何の役にも立たなかった。だいたい北朝鮮問題が緊迫するなかでゴルフをやるなんて狂気の沙汰だ。トランプさんは受ける側だから外交の礼儀であり問題ない。

十一月九日(木)その二
NHKNEWS WEBによると
立憲民主党や希望の党など野党5党と衆議院の会派「無所属の会」の国会対策委員長らが会談し、学校法人「加計学園」の獣医学部の来年4月の開学が認可される見通しとなったことを受けて、衆議院の文部科学委員会などで審議を行うよう求めていくことで一致しました。
この中では、先の日米首脳会談で、北朝鮮に対して最大限の圧力をかけるため、中国やロシアなど関係国に働きかけを強めていくことなどで一致したことを受けて、安倍総理大臣から国会で詳しい説明を求めていくことを確認しました。
そして、学校法人「加計学園」の獣医学部の来年4月の開学が認可される見通しとなったことを受けて、安倍総理大臣の所信表明演説が行われる今月17日までに、衆議院の文部科学委員会や内閣委員会などで審議を行うよう求めていくことで一致しました。

これはよいことだ。安部ゴルフに参加すれば金銭利益がある。こんなことは絶対に許してはならない。金銭利益の原資は国民の税金だ。そして加計学園理事長と高給につられて加計学園に転職を決めてしまった連中がいい思ひをする分は、ゼロサムの原理により獣医がだぶつくことでこれまでに入学、卒業した多数の獣医師候補、獣医師が損害を被ることになる。こんな出鱈目は絶対に許してはならない。

十一月十日(金)
読売ONLINEに、伊吹文明氏、「人づくり革命」の官邸主導に苦言と題して次の記事が載った。
自民党の伊吹文明・元衆院議長は9日の二階派会合で、「選挙の時にスローガン的に打ち上げられたもので、党と詰められていないものがかなりある」と述べた。
自民党が衆院選公約の柱に据えた教育無償化などの「人づくり革命」について、党内で財源などの議論が十分になされないまま、首相官邸主導で進めていることに苦言を呈したものだ。(以下略)

これも同感だ。そもそも安倍のやうに、これまでさんざん嘘をついた人間に「人づくり革命」をやられたら大変なことになる。日本列島は嘘つきだらけになってしまふ。
伊吹さんは二階派所属。元は伊吹派だったが衆議院議長に就任するときに慣例で派閥を離脱した。ここは二階派にがんばってほしい。鎌倉時代の中期には、執権ではなく得宗家が実権を握った。後期には得宗家の執事(内管領)が実験を握った。首相は執権職、党は得宗家、幹事長は内管領。ここは二階さんに嘘つき安倍の批判を期待したい。

十一月十一日(土)
昨日、空港国債ターミナルの待合所のテレビが、加計学園獣医学部新設の認可を審議会が決定したと報道した。まだ文部省事務部門の検討、大臣の決定と続く。この段階で特区濫用是正ができればよいが、文部科学省が審議会の言ひなりだと、これは国民の政治とは無関係の戦前の軍部の統帥権と同じだから、大変なことになる。
私が昨日入国したベトナムに、何とアメリカのトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習金平国家主席、ASEAN各国の首脳など入国した。
噂では「コノクニ」と云ふ奇妙な仮想国の「お友達濡れ手に粟商法推進大臣」が出席するらしい。架空の国とは云へ「お友達濡れ手に粟商法推進大臣」が各国の大統領や首相と並んだのでは、人格と云ひ品格と云ひ職務内容と云ひ、釣り合ひが取れない。もちろん合法性と公正性、公平性でも、釣り合ひが取れない。

十一月十三日(月)
一部のマスコミが、安倍内閣の支持率が上がったと報道した。こんなものに騙されてはいけない。首脳会議に出席すれば支持率が上がるに決まってゐる。こんなものは瞬間風速だ。しばらくすれば元に戻る。
判り易く別の例で説明すると、寒気団が来たときに気温を測れば下がるに決まってゐる。それを以って「地球温暖化は停止した」と主張するやうなものだ。(完)

前、(その五十九)へ (その六十一)へ

メニューへ戻る 前へ 次へ