九百四十一(乙) 化学総連の自民党支持は歓迎すべきだが、連合加盟単産の自民党支持は受け入れてはいけない

平成二十九丁酉年
二月十五日(水)
化学総連は昨年連合を離脱し、今回自民党支持を打ち出した。これはよいことだ。しかし自民党は他の単産が支持を打ち出しても乗ってはいけない。化学総連は連合を脱退したから支持を受け入れたと云ふ原則が大切だ。

二月十六日(木)
労働組合は、経営側や政府に抵抗するために団結権や争議権が認められてゐる。だから前提条件なしに自民党を支持することは許されない。それでは単なる圧力団体だからだ。化学総連はニセ労組シロアリ連合を脱退した。だから大組織である連合に対抗するため自民党と組むことが許される。
それとは別に、ニセ労組シロアリ連合は日本最悪の既得権組織だ。既得権組織の別名をシロアリと云ふ。シロアリ退治は日本経済を健全にする。今こそ自民党と公明党はシロアリ退治をする好機だ。

共産主義を防ぐため連合には存在価値があると、労使双方から信じられた時代もあった。労働側からすれば共産主義と手を切ることで政権が取れるのではと云ふ期待があった。全電通の山岸路線はこれで、一旦は試す価値があった。しかしせっかくの新進党政権は村山富市の裏切りで瓦解し、民主党政権は菅野田の裏切りで崩壊した。労働側からシロアリ連合に期待することは何もない。
経営側にとっても、地元産業や失業者を置き去りに自分たちだけ甘い汁を吸ふ連中がゐると社会の安定を損ねるし、消費税増税後の経済が示すやうに経済成長を阻害する。労使双方の敵、ニセ労組シロアリ連合を解体に追い込まう。

三月四日(土)
一旦は試す価値があるのは政治の話で、労働組合自体は失敗が確実だった。当時は隠しベアがしばしば全国紙で報道された。国鉄民営分割のときは動労が寝返ったため、多数の解雇者を出すことになった。沖電気争議でも解雇者を見捨てた。こんな出鱈目な行為を批判することなく結成したのが連合(当時は全民労協)だからだ。そんな組織がなぜ今でも続いているかはユニオンショップと云ふ日本だけの奇妙な制度があるからだ。企業別労組も日本だけの現象だ。

追記三月四日(土)その二
日本死ねの民進党が駄目になった理由は、圧力団体がニセ労組シロアリ連合だった。そこが国民政党の自民党との大きな違ひだ。自民党は国民政党、日本死ねの民進党は西洋猿真似勢力と既得権ニセ労組勢力の野合だから撲滅以外に対処法はない。(完)


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