八百六十六 蓮舫さんが出馬しても人気はでない、しかし自民党は改憲派への誘導を

平成二十八年丙申
八月四日(木) 2/3攻防戦の後
蓮舫がシロアリ民進党の代表に出馬するらしい。しかし代表になってもシロアリ民進党の人気は出ない。このやうに云ふと、七月の発言(蓮舫には政治家の素質がまったく無い)と異なるではないかと云はれさうだが、あのときは2/3攻防戦の前だ。もし蓮舫が代表になれば、二つの偏向パンフレットと一つの半パンフレットがここぞとばかり書き立てるから、人気が出る。しかしその人気は次の衆議院選挙までだらう。さういふ内容だった。
参議院選挙が終って、シロアリ民進党の代表に誰がなっても国民は関心がない。だから人気はでない。今回の都知事選で明らかになったが、蓮舫が応援しても鳥越票は増えなかった。蓮舫はマルチタレントださうで、本人が選挙に出れば面白いから投票する人もゐよう。しかし他人を応援しても票は増えない。本物のタレントが特定の候補を応援しても票が増えないのと同じだ。

八月六日(土) 憲法改正の議論に参加
蓮舫さんがよいことを云った。憲法改正の議論に参加するといふ。といふことで敬称を付けて呼ぶやうになった。タイトルにも「さん」付けに直した。今まで呼び捨てにしたことが不思議なくらいで、日本式の名前だと後ろに何かつけなくてはいけないかと考へるが台湾式の名前だから何も付けなかった。それだけの理由だった。ちょうど歌手のアグネス・チャンの場合、本当はアグネス・チャンさんと云はないと呼び捨てなのに多くの日本人は気付いてゐないのと同じだ。
女性に「氏」を付けるのは変だ。本来は「女史」を付けなくてはいけない。しかし「女史」だと堅苦しいのでマスコミは安直に「氏」を付ける。わたしは「さん」を用ゐることにした。男の場合、同僚か後輩には「くん」、先輩の場合は「さん」を付けることが一般だった。日本の企業は長いこと年功序列だから問題はなかったが、プラザ合意の後(実際はバブル崩壊まで先送りされたが)は企業に余裕がなくなったから変はった。年下の人間が上司になって今まで「くん」で呼んでいたのに突然「さん」に変はったりあちこちで混乱が起きた。だから今では「さん」で呼ぶことが多い。
私は二十四年前に今の前の会社に入ったときから全員「さん」付けにした。当時はまだ一般的ではなかったが、さうした理由は更にその前はコンピュータ専門学校に勤めてゐたとき、同僚など互ひに「先生」と呼びあった。相手が目上かどうか考へなくてよいから、これは便利だ。といふことでその次の職場から「さん」付けにした。
「さん」は本来は自分より目上を呼ぶときなので、この敬称を用ゐることにした。蓮舫さんが憲法改正議論に加はる限り敬称を付けるので、今後も参加してほしいと思ふ。

八月九日(月) スーパーコンピュータは二位では駄目か
蓮舫さんは迷言をときどき発信する。それを自民党が逃さず攻撃すれば一時的な人気を陳腐化できる。或いは憲法改正に加はるなら互ひにお手柔らかにやりませうと誘導することができる。
蓮舫さんの迷言はほとんど批判されず見逃された。唯一世間から批判されたのが、スーパーコンピュータが二番では駄目ですかといふ発言だった。二番では何の価値もないといふのが当時の批判内容だったが、私は蓮舫さんの発言に賛成だった。速度が勝負の計算は二番では駄目だ。一番で計算した科学者は新発見、二番で計算した人は単なる確認者で終はるからだ。
しかし電力消費量、使ひ方の容易度など別の分野で優れるなら、二番で構はない。そのときさう思った。ただし別の分野で優れるならといふことを蓮舫さんは云はなかったから、やはり迷言だった。(完)


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