八百六十七 安倍首相を批判(菅野田亜流の亜倍)から称賛(憲法改正五つの利益)に変へた理由
平成二十八年丙申
八月四日(木)
当ホームページはかつて安倍氏のことを「菅野田亜流の亜倍」と批判した。それが今では「憲法改正五つの利益」と諸手を上げて絶賛してゐる。その理由は、批判と称賛の二つに分けて説明したい。
批判を始めたのはニセ労組シロアリ連合の中央メーデーに参加した。称賛に変はったのは消費税増税を延期した。
憲法改正について、私自身は自民党案に賛成ではない。しかし護憲と称する連中のあまりにも醜い言動に、この際、憲法を改正できるならどの案でもいい、といふ立場に変はった。護憲を叫ぶ偽善者どもを一掃できるだけでも、憲法を改正する意義がある。
安倍昭恵首相夫人がミャンマー支援の活動をしてゐることは、それほど関係はない。しかし多くの日本人がアジア唯一の先進国とばかりアジア各国を見下した目で見るなかで安倍首相夫人の行動は貴重だから、当ホームページは首相夫人の講演を聴いたのを機に、安倍首相批判を転換した。
八月五日(金)
麻生副総理についても、財務相といふ立場から批判の対象になりやすい。当ホームページではかつて麻生氏を批判してきたが今では安倍首相を支へる重要な立場といふことで一切批判をしてゐない。
シロアリ民進党についても過去の過ちを正せば批判を止めるのだが、過ちを認める姿勢がまったく見えない。過ちを認めるとはニセ労組シロアリ連合と手を切ることだ。ニセ労組シロアリ連合も五年の中期計画で大企業労働者から中小企業失業者中心とした組織に変換するなら批判を止めるのだが、この組織は大企業既得権勢力の野合体だから無理でせう。尤も変換することは難しくない。ユニオンショップと組合費天引きを廃止するだけで可能なのだが。
八月六日(土)
人間は堕落する動物だ。組織も堕落する。堕落した組織で一番連想するのはシロアリ民進党だ。この党の堕落の歴史を振り返らう。細川護熙の日本新党は新鮮な印象を与へた。しかしこのとき国会議員になった連中でシロアリ民進党に残る連中にろくなのがゐない。年月の経過とともに堕落したのと、日本新党が解散したあとあちこち移動のたびにマスコミに載ったので有頂天になったのだらう。その間に、同じ年代、同じ経験の自民党議員がマスコミに騒がれることなく地道に成長したのとは対象的だ。
日本社会党の国会議員は堕落の典型だった。かつては国会議員になることは手段で社会を良くすることが目的だったのに、国会議員でゐることが目的になってしまった。その社会党から国会議員が多量に流れ込んだことが、民進党(当時は民主党)の堕落を加速させた。
自民党は革新勢力(社会党、共産党)との競争に勝利した昭和五十年辺りから堕落が始まった。堕落した組織を元に戻すには、自民党は憲法改正、革新勢力は社会主義を目指すしかない。図らずも今回、与党と改憲野党を合はせて2/3を超えた。与野党ともに改憲に向けて議論を活発化し、堕落を乗り越えてほしい。(完)
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