四百八十一、スリランカフェスティバルと日韓交流おまつり


平成25年
九月二十三日(月)「スリランカフェスティバル」
昨日は代々木公園の「スリランカフェスティバル」と、日比谷公園の「日韓交流おまつり」を見に行つた。スリランカフェスティバルでは会場入つてすぐの位置に八王子の正山寺釈迦牟尼国際仏教センターのテントがあつた。仏像と二人ゐる僧侶にそれぞれ三拝した。手に糸を付けて頂いた。これはお守りで糸を切つてはいけない。自然に切れるのを待つ。
カティナ衣大法要のビラが置いてあつた。夕方から徹夜で翌日まで続く。六年前に参加したことがある。今年も参加はしたいが一回徹夜をすると三日くらい影響を受ける。行くかだうか未定である。
スリランカのビール(小瓶300ml程度で五百円)を飲んだ。普通と黒があるので黒にした。味が濃すぎて日本なら不評で売れないだらう。午前十一時で空腹ではないのにアルコールの回りは早かつた。昼食も会場で取りたかつたが、まだ時間が早いし日韓おまつりの会場で食べよう。さう思つて日比谷公園に向かつた。出店はそれほど多くはなかつた。タイフェスティバルは混みすぎだがスリランカフェスティバルはゆつたりしてゐる。これくらいが適正人数である。

九月二十五日(水)「日韓交流おまつり」
日韓交流おまつりは小音楽堂で日本の太神楽をやつてゐた。後方では韓国の楽隊が演奏をしてゐるように見えたので立ち止まつた。暫く見てゐると音合はせだつたがそのまま立ち止まつた。前には高さ2mのところに綱が張られてゐた。太神楽が終了すると韓国伝統綱渡りが始まつた。
一人が実演、もう一人が面白い話をする。日本の染之助、染太郎と同じやり方である。韓国語なので何を言つてゐるかは判らなかつたが面白い雰囲気が伝はつて和やかな雰囲気だつた。
終つたあとで韓国料理を食べようと思つたがどこもすごい混雑である。料理の出店が一箇所に集まつたため、各店の列が集中し並ばうといふ気にならなかつた。
前日には安倍首相夫人も来られたさうで、日韓の交流のため喜ばしい。

九月二十七日(金)「協賛企業数」
一枚表裏のプログラムによるとスリランカフェスティバルのスポンサーは、スリランカ航空、スリランカ観光促進局などスリランカの企業や政府機関と、三井造船、日立製作所、藤フィルム、大成建設など日本から進出した企業が名を並べる。
日韓交流おまつりはプログラムが15ページ、寄付企業のロゴが2ページで韓国企業、在日韓国人系の企業、IHI、旭化成、富士ゼロックスなど。次の5ページがJinro、三菱商事、在日韓国人信用組合などの広告。最終ページには「祝 2020年夏季オリンピック・パラリンピック 東京開催、おめでとうございます!」といふお祝ひが載つてゐる。

インドの仏教が一旦は滅びた今となつては、スリランカは釈尊の教へを言語的に直接伝へる唯一の国である。タイ語やミャンマー語はパーリ語とは違ふが、スリランカのシンハラ語はパーリ語とは方言の関係にある。日本は一応は仏教国なのだからもつとスリランカに注目してもよい。
日韓は良識ある人たちから交流を拡げるべきだ。さう感じた。日本の朝日、プチ朝日、新聞失格パンフレットは悪質だから、日本の西洋化を狙ひ結果として日韓関係を悪化させる。菅や前原も同質である。読売、産経は直接に日韓関係を悪化させる。日本のマスコミはまつたく役に立たない。

九月二十九日(日)「アジアはアジアの親善方法で」
西洋のやり方でアジアどうしが親善を深めようとしても絶対に無理である。アジアはアジアが古来用いてきた親善の方法を深めるべきだ。竹島と尖閣諸島は西洋の決めたやり方で海域も決めようとするから不和になる。各国の漁民はどのように漁をしてきたのかを調べてそれによつて漁獲量を配分すべきだ。
海底資源について云へば、地球保護のため海底資源の採取禁止を世界に訴へるべきだ。竹島や尖閣諸島の解決のために世界にそんなルールを通させてよいのか。西洋はこれまでさうやつてきた。自分たちに都合のよいルールを通すため、それ以外の地域では軋轢を生じる。今後はアジアも西洋とは異なる立場でどんどん意見を出すべきだ。西洋が言ふことを聞かないなら集団で脱退すべきだ。(完)


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