三百九十七、1.英語の救急車や薬剤師の特区をいふ輩は売国奴だ、2.文科相下村は売国奴だ
五月二日に2を追加

平成25年
四月十六日(火)「売国奴を許すな」
東京で外国語に対応できる医療を充実するのはよいことである。しかし今日のニユースで絶対に許し難い売国奴が現れた。英語の救急車や薬剤師の特区を造らうとする輩である。
外国語の医療は良いことだが、英語の救急車や薬剤師の特区はなぜ売国奴なのか。それを明らかにしよう。

四月十八日(木)「各国語を話す医療機関」
どこの国にも各国の言語を話す医療機関のネツトワークが存在する。海外旅行の本を読めば、日本語の判る医師の住所や連絡先が載つてゐる。だからわざわざ特区を作る必要はない。今回の特区はアメリカの顔色を伺ふ売国奴どもがご機嫌取りに始めようといふものだ。

四月二十日(土)「英語に特別の地位を与へてはいけない」
欧州ではかつてラテン語が共通言語だつた。後にエスペラントも考案された。どちらも言語原住民がゐない。もし英語に特別の地位を与へると、英語を話す人は神と同等になつてしまふ。そんなことは絶対に認めてはいけない。
言語は地理の影響を受ける。日本語と韓国語は言語構造が同じだし、日本語と中国語は漢字といふ共通点がある。地球を一周させると日本が東端、イギリスが西端で最も差の大きな言語である。日本人が英語が苦手なのは当たり前である。だからアラビア語、サンスクリツト語、漢文の三つを共通言語にせよと前に主張したことがある。漢文とは中国人の言語ではない。昔の言葉だからラテン語と同じで言語原住民はゐない。日本も昔は漢文が公式文書だつたし今でも漢詩に親しむ人は多い。中国式の発音は取り入れてはいけない。それぞれの国の読み方をすべきだ。日本なら返り点をつけて書き下しで読むべきだ。中国の四声を取り入れなかつたのは日本の長年の知恵である。英語も同じである。聞き取りや日常会話に力を入れるのは時間の無駄である。先人たちの努力に対する冒涜である。

五月二日(木)「文科相下村は売国奴だ、その一」
文科相下村が一日、アメリカで講演し、高校卒業から半年間の短期留学生全員に国が無償の奨学金を出すと述べた。下村は朝日新聞元主筆船橋洋一に匹敵する売国奴である。それをこれから明らかにしよう。

五月三日(金)「文科相下村は売国奴だ、その二」
まづアメリカで発表した。宗主国アメリカのご機嫌を取る醜さが現れてゐる。二番目に消費増税のときに日本の偏向マスコミどもは財政危機だとさんざん書いたが、下村は税金をそんな無駄なことに使つてよいと思つてゐるのか。と同時にマスコミどもの醜さも明らかになつた。
留学とは日本の遅れてゐる分野を学ぶことだ。少なくとも政治経済の分野で日本に遅れてゐることはない。この分野で留学した官僚や猿真似ニセ学者にはろくな連中がゐない。下村はなぜ全員に支給するのか。
語学で海外に行くのは留学ではない。語学学習なら日本国内で十分である。自国語を学ぶ外国人の人数はその国の国益を表はす。日本は英語を学ぶ日本人を増やすのではなく、日本語を学ぶ外国人を増やしそのような人たちには就職先を準備すべきだ。下村の発言は売国奴以外の何物でもない。

五月五日(金)「国際収支総括表」
財務省から国際収支総括表が毎年発表される。これによれば昨年は貿易赤字であつた。しかし心配は要らない。厖大な所得収支の黒字がある。昨年は五兆八千億円の貿易赤字だが十四兆三千億円の所得黒字である。工場を海外に移転させたため輸出が減つて貿易は赤字だが海外子会社が稼いでくれるから所得収支は黒字になる。全体の経常収支は四兆八千億円の黒字である。

三年前までは貿易収支も黒字だつた。しかし東北大地震(東日本大震災といふ言ひ方は菅直人が命名したものだから使用を拒否してゐる)の影響で一昨年は一兆六千億円の赤字、昨年は五兆八千億円の赤字である。貿易収支とサービス収支を合せて貿易サービス収支と呼ぶ。サービス収支とは海外旅行、留学、新聞社の海外駐在員などである。サービス収支の赤字額は平成二年、八年から十一年までの計五年間は昨年の貿易赤字より多い。偏向マスコミが貿易赤字だ、貿易赤字だと騒いだことがあつたが、全体の経常収支が黒字なのになぜ騒ぐのか不思議だつた。騒ぐなら平成二年や平成八年から十一年までのサービス赤字を騒ぐべきだ。

とは云へ経常収支が一昨年、昨年と二年連続半減した。これも心配は要らない。経常収支は黒字になることもあれば赤字になることもある。平均して0になるのが普通である。今までが異常すぎた。昭和四〇年代までが普通である。それでも心配なら留学や新聞社の海外駐在員を削減すればよい。そのようなときに留学生全員にカネをばらまくとは、下村は正真正銘の売国奴である。(完)


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