三百二十三、みんなの党

平成24年
十一月二十三日(金)「田中朝子さんのビラ」
新横浜近くを通行中にたまたま田中朝子さんのビラを受け取つた。なかなかよいことが書いてあつた。消費税増税廃止法案を可決させるためにシロアリ三党以外はすべて応援してゐるが、ビラを読むとみんなの党はよい政党である。「復興予算は誰のもの?」といふ題では
復興予算は震災の復興に使うための予算で、5年間で約19兆円。(中略)しかし、この復興予算が復興地以外の場所や、復興とはかけ離れた事業に使われていることがNHKスペシャル等で報道され批判されています。
国土交通省は、2013年から霞ヶ関の合同庁舎4号館を、約30億円かけて補修工事開始予定。財務省の全国12庁舎の耐震補強工事費用は2年で17億6,000万円、(中略)その中に東北の被災地は含まれていません。
また、沖縄県の道路整備に6,000万円、農林水産省が反捕鯨団体シーシェパードの対策費に23億円、(中略)法務省は、北海道と埼玉県の刑務所で建機を購入。職業訓練に使うことを目的としていて、法務省によると、訓練を受ける受刑者のうち、約7割が被災地での就労を希望しているので、復興に役立つという言い分です(後にこれは事前の希望調査はなかったことが判明!)。

と書かれてゐる。それにしても復興予算を他に流用するとは泥棒ではないか。関係した官僚は全員解雇すべきだ。

十一月二十四日(土)「消費税増税もそうなる」
「消費税増税もそうなる?」といふ題には次のように書かれてゐる。
こうした問題は、消費増税に関する法律でも起きる可能性があります。
なぜならその文面には、「成長戦略」「事前防災および減災等に資する分野に資金を重点的に配分する」とあり(これは当初の民主党案にはなく、3党合意の条件として自民・公明が入れた附則)、もはや消費税増税分は「社会保障と税の一体改革」ではなく「公共事業と税の一体改革」になり、バラマキに使われることは明らかである。


まつたくその通りである。このことが判つたのは民主党政権になつてから予算の内訳を情報公開するようになつたためで、
ここで「民主がダメだったからまた自民へ」となっては、こういう予算の情報公開すらまたなくなってしまいます。

これも同感である。シロアリ民主党だけではなく、シロアリ自民党にも投票してはいけない。結論として
やはり次は「第3極」。これからの日本には、第3の道の選択がますます必要になってきました。

これも100%賛成である。

十一月二十五日(日)「みんなの党とシロアリ二党との違ひ」
みんなの党と民主党・自民党の違ひについて次の表を載せてゐる。私が賛成のほうは紫にした。
みんなの党対立軸民主党・自民党
小さな政府(社会保障は万全)理念大きな政府(バラマキ・分配重視)
民間主導、地域が主役国家像官僚主導、中央(霞ヶ関)が主役
景気・経済成長優先優先課題増税・財政再建優先
原発ゼロ(電力自由化・新エネ)原発政策原発維持?再稼動
参加・自由貿易TPP農業保護?
月給30%、ボーナス50%カット議員歳費2年限り年率14%カット
20%カット国家公務員人件費2年限り年間14%カット
1票格差ゼロの比例代表制選挙制度現行?
一院制(衆参統合)議会二院制
首相公選制首相選び

優先課題で、経済成長だけ賛成した理由は今は不景気ではなくこれが正常である。しかし外国が成長するのに日本が成長しなくては、たとへ一人当りのGDPが高くても世界から取り残される。農業だけ賛成し保護に反対した理由は、専業農家は保護すべきだしすべての農家を専業農家にすべきだ。議員歳費のボーナスに反対した理由は、そもそもボーナスは諸悪の根源だから廃止すべきだ。たとへば最高裁まで争つて勝訴しても保護されるのは給料だけだ。TPPは日本のアメリカ属領化をますます進める。

十一月二十七日(火)「田中さんの偉いところ」
田中さんは二つ偉いところがある。まづ武蔵野音大ピアノ専攻を卒業後、出版社勤務を経て、楽譜出版社を設立し取締役に就任した。委員や議員の男女比率を改めろといふ主張があるが、これは劣悪な委員や議員を増やすばかりか、シロアリ女を生む原因となる。日本は建前は自由経済なのだから田中さんのように事業を開拓することで社会に進出すべきだ。
二つ目にピアノ専攻なのに、趣味に歌舞伎観賞を挙げたことだ。西洋音楽が西洋文化によるアジア文化侵略になつてはいけない。西洋音楽はアジア文化に貢献すべきだ。田中さんの趣味は実に有意義である。(完)


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