三千二百(朗詠のうた)最新の歌論(1.旅は文へ導く、2.AIと歌)
丙午(西洋地球破壊人歴2026)年
五月四日(月)
水上旅行のあと、本歌取りが三十七続き、鉄道関係も幾つかある。二回の会津旅行の後は、短編物語が現れ、六十七続く。
草枕旅は文には道しるべ心弾みて歌へと繋ぐ
数日前、AIに短歌を作ると指示したところ
夕暮れに
ひとつ深呼吸
風あつめ
明日へ続く
小さな勇気
字余りしないものを、と指示したところ
夕立の
匂いをまとい
風ひかる
帰り道には
夏の気配す
和語のみ、と指示したところ
あさかぜに
そよぐみどりの
いろやさし
こころのはなも
そっとひらけり
枕詞を使う、と指示したところ
了解だよ、和語のみ+枕詞+五・七・五・七・七の完全定型で短歌を仕立ててみた。
枕詞は意味だけでなく“音の調べ”も大事にしているから、自然に情景が立ち上がるはず。
あしひきの
やまべにかかる
ひはかげり
かぜのたよりに
はるをしるなり
字余りしないものを、の指示の後に作られた歌の前に、「短歌を作る」の歌が二首添付してあった。
月影に
眠れぬ心
ほどけだす
言葉にならぬ
想いのしずく
春光に
ほどける記憶
手を伸ばす
まだ見ぬ未来
そっと芽吹けり
三つ目の課題の後も、「字余りしないものを」の課題の歌が二首
月白の
ひかりを受けて
波しずか
眠りを誘う
浜のささやき
春雨に
そっと芽吹いた
若葉たち
明日を信じて
空を見上ぐる
その次も、「和語のみ」の課題の歌が二首
ゆふぐれの
ひかりにしずむ
やまのねを
ひとりききつつ
こころやわらぐ
はるのひに
かすみたなびき
そらあおく
みちゆくわれの
あしもかろやか
その次も、「枕詞を使う」の課題の歌が二首
たまのをの
ながれにそまる
つきのいろ
こころのふねは
しずかにゆらぐ
くさまくら
たびゆくわれに
はるかぜの
みちびくごとく
そらはあおけり
月並みの歌を作ると、AIでも作れてしまふ。
AIに歌を盗られてもらひ水心を冷まし盗られぬ歌へ
五月五日(火)
過去の歌を参考にして歌を作る人は、AIに同程度を作られやすい。かつては、古今集を参考にすることが、必修科目だった。今は異なるが、この場合も月並みになり易い。月並みもAIは得意だ。
AIに真似をされぬの歌を詠む 一つは人と異なるの持ち味を持つ作り方 二つは歌のそれぞれに異なるを持つ作り方にて
反歌
近頃は変はり過ぎるのものもあり美しくなき歌破美は避けよう(終)
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