三千三十八(うた)科学博物館第五回目訪問記(他人の老害を実感)
乙巳(西洋地球破壊人歴2025)年
十二月十三日(土)
本日は、科学博物館訪問五回目だ。地球館地下二階の人類の進化最後の部分をもう一度見て、地下三階へ行かう。さう決めてあったので、人類の進化へ行かうとして途中の、三葉虫に目が留まった。前回はこの辺をきちんと観なかったらしく、目新しい情報に興味が湧いてきた。
その理由は、数十センチもあるやうな大きな三葉虫もゐたからだった。しかし帰宅後にWikipediaで観ると、まったく興味が湧かない。ここが科学博物館のよいところだ。
館内放送で、「日本における生物多様性情報のこれまでとこれから」があると云ふ。30分だらうと行ってみると、3時間15分だった。GBIFワークショップで、通算20回目である。
13:00-13:20開会挨拶・趣旨説明神保 宇嗣国立科学博物館
13:20-13:50GBIFの歴史と課題松浦 啓⼀国立科学博物館
13:50-14:15 ⽇本列島の固有植物はどのように多様化してきたか:⽣物多様性情報とDNAから探る植物の分布と分化岩崎 貴也お茶の⽔⼥⼦⼤学
14:15-14:30休憩
14:30-15:00観測ネットワーク(BON)と必須観測変数(EOV/EBV):GBIF/OBISの役割⼭北 剛久海洋研究開発機構・東京⼤学農学⽣命科学研究科
15:00-15:25ネイチャーポジティブ実現に向けた⽣物多様性情報⼤澤 剛⼠東京都⽴⼤学 都市環境科学研究科
15:30-16:10総合討論「JBIFの現在地とこれから」
16:10-16:15 閉会挨拶
※ 閉会後のお時間は情報交換、名刺交換等にご活⽤ください。

講演の内容がよかったため、小生はGBIFを知らなかったが、十分に理解できた。質問の時に、手を挙げてもよいくらいだったが、それは遠慮した。日本は2010年に、拠出金を満額払へなくなり準加盟国になった。これは五年間の処置のため、2015年にオブザーバーになった。この件を「日本が出て行ったのですか、追い出されたのですか」と質問した老人がゐた。
小生は「出て行ったに決まってゐるではないか」と聞こえるか聞こえないかくらいに言った。日本が金を出さないから、規則どほりになっただけだ。これは従来文科省の担当だったが、管轄違ひで手を引きたかった。そして環境省の所管になったが、予算が十分ではなかった。
但し環境省の決定には、一理ある。加盟国は、投票できる。準加盟は、意見を述べられるが、投票できない。オブザーバーはデータの登録と参照はできる。日本が加盟しないと、決定に影響するなら、加盟すべきだ。日本は、概して欧米の言ひなりなので、オブザーバーも悪くはない。
以上はGBIF全体についてで、アジア小委員会は韓国と東ティモールのみ。準参加はカンボジア、台湾と、国際機関か四つ。小委員会の権限が、小さいのであれば問題ないが、今のところは大丈夫なのだらう。
次の方の講演に対し、この老人がまた「演題とは無縁ですが、松くい虫について云々」と質問し、岩崎さんは「一ヶ所から広がったのではなく、もともと潜伏してゐたものが一気に広がった」と、専門外なのに適切に答えられた。それに対して、この老人が、感想を述べたが時間が無駄だ。
老人二人連れだったが、かう云ふ老害者は(1)科学博物館入館禁止、(2)老齢年金支給停止、(3)地上大気中酸素吸収権はく奪、にしてもよいくらいだ(<--もちろん、三つとも冗談)。
岩崎さんの講演で、地域固有植物群は氷河期などの繰り返しに極めて限定された地域に残ったため、は印象に残った。
今起きる温暖化とは人類の怠りによる排出に 氷河期などの出来事と異なる故に罪はのがれず

反歌  厳しきの氷河期などを乗り越へて広がり語る今の分布図
前に(人物を特定しないために、何日とは云はない)、西洋人を見ると大声の英語で説明するボランティア老人がゐた。隣の人に説明するのに、なぜ10m離れた位置に届くくらいの大声を出すのか。なぜ日本人には説明せず、西洋人にだけ説明するのか。説明板には、英語でも書いてある。西洋被れにも程がある。
大澤さんの、生物多様性条約の目的に人間への利益がある、にキリスト教文化圏の限界を感じた。とは云へ、これを目的に、しかし生態系を守ることは悪くはない。質問の時間に「人間にとり有害な生物を除去することは、条約には合ふが、生態系を壊し、逆に有害ではないか」を質問しようとしたが、思ひ留まった。分かり切ったことは質問しない。これは鉄則である。有害な老人も質問しなかったため、幾つか実務的な質問が出て、有益な時間となった。
多様性三つの数値現在は種の数のみが多く在る 残りの二つ整備待たれる

反歌  目立たずに測定続け二十年生態系を守る人々(終)

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