二百九十三、夏休みは岩手縣に行かう(その一、消費税賛成議員を全員落選させよう)

平成二十四年
七月二十二日(日)「嘘を許すな」
今回の消費税増税は絶対に許してはいけない。消費税増税に賛成した議員は全員落選させよう。さうならないために自民党にはまだ方法がある。嘘に加担することに気が付き参議院で廃案にすることである。

今回小沢氏が「国民の生活が第一」を結党したことは喜ばしい。小沢氏の民主主義への貢献は戦後で一番大きい。まづ小沢氏が自民党から分裂しなければ永久に自民党政権が続いた。分裂したため細川政権、羽田政権が誕生した。
その後民主党が結党されたが政権獲得は無理だつた。リベラル過ぎる。言葉を変へれば左翼崩れ過ぎる。多くの国民は政権交代を望んでも、仙谷、前原、野田みたいな偽善政策は支持しない。小沢氏の自由党が合併したことで政権交代が可能になつた。そして鳩山政権が誕生した。

今年の夏休みは、震災復興支援と「国民の生活が第一」支援のため岩手県に旅行することにした。といふほど大げさなものではなくたまたま用事があるのだが、これらの理由も兼ねることにした。私の義父は東磐井郡の出身で今でも親戚が多い。昨日気が付いたが中選挙区時代は小沢氏の地盤であつた。
今回の旅行は移動に青春18切符を使ひ1泊3000円代のところに宿泊するといふ質素なものである。3000円代のところは少ないから1泊目が盛岡に見つからずあちこち探した。やつと水沢市内に予約した。水沢は小沢氏の小選挙区の地盤である。これも偶然だつた。

七月二十五日(水)「宮沢賢治」
岩手県といへば宮沢賢治である。これも偶然がある。私の勤務先の近くに北山本門寺系の布教所がある。僧侶が自宅を布教所にしたもので、一昨年に日蓮宗宗務院から結社の認定を受けた。日蓮宗では小さい寺院を教会、更に小さいものを結社と呼ぶ。宗務院に届ける世話人三人のうちの二人は国体学会や妙宗連盟など旧國柱會(分裂)の人達で、ここに宮沢賢治との共通点がある。田中智學は日蓮宗身延系の僧侶だつたが、還俗ののちは当時は本門宗だつた北山本門寺と関係が深く教義は同一といつてもよい。
鶯谷の旧國柱會(分裂前)本部は私が高校生のときまで住んでゐたところから歩いて20分だらうか。宮沢賢治は本部に通つたり上野図書館に行つたり上野公園の布教を手伝つた。宮沢賢治は郷里花巻では労農党を応援した。

七月二十六日(木)「アジア主義」
小沢氏の師匠である田中角栄氏の根底にあるものはアジア主義である。本来アジア主義といふ言葉は不要である。なぜなら日本はアジアだからだ。ところが明治以降の脱亜入欧と、それをはるかに上回る戦後のアメリカ文化流入と、それをもはるかに上回るプラザ合意以降の日本文化破壊で、国民の意識は混乱してゐる。
日本は今でも世界で有数のGDPを誇る。しかし国民には幸福感がバブルのときもなかつた。それは西洋式流入に伴ふ不安定からだ。日本が単独で西洋からの独立を求めても不可能である。アジア全体で非西洋を求めれば可能である。日本は昔から高麗、清国、月氏国、東南アジアから文化を流入させた。アジアの共通点は多い。アジア各国がそれぞれの文化を保ちながら全体で西洋文化からの独立を果たすことは、地球温暖化を防ぐためにも重要である。

八月二日(木)「土の香りのする政治を」
五五年体制に於ては、自民党は農村と地元産業を支持層とし、社会党は汗水垂らして働く人達を支持層とした。だから都市部は革新系の知事や市長が席巻し、農村部は自民党が圧倒した。今思へば、どちらも土の香りが漂ふ良き時代であつた。
ところが田中角栄首相がアメリカの陰謀で刑事被告人となつた後は、田中氏が首相になる前から「三角大福」と言はれた角さん以外の三木、大平、福田の各氏が順番で首相を務めた。これはまだアメリカの陰謀とは無縁の時代からの続きだからそれなりによかつた。
その次の鈴木(岩手県出身、元社会党)が首相になつてから、あんなのでも首相になれるとばかり低級なのが続々と首相を目指すようになつたといふ意見は、当時としては、そして今でも正しい。
しかしもつと重要なことは鈴木は一応漁業だからよかつたが、その次の中曽根以降が悪くなつた。中曽根は群馬県出身のくせに土の香りがしない。アメリカにへつらふ臭いがする。これ以降、アメリカに逆らつてはいけないといふ雰囲気になつてしまつた。

八月八日(水)「消費税を上げると日本経済はめちやくちやになる」
五日に岩手県に行き今日戻つて来た。岩手大学の教授と就職の話をするうちにたまたま消費税の話になつた。私が、以前は二年で景気が回復するのではといふことで修士に進学する学生がたくさんゐましたが、といふと教授は今はそれは駄目だといふ。大学院に進学し修士修了のときに消費税が上がり就職先がなくなる。
さすが大学教授である。学生の就職先を考へてゐる。若者の就職先を増やすのは簡単な話だ。企業内労組と組合費天引きと下請けと派遣を禁止すればよい。さうすればプラザ合意以前に戻れる。資本主義では雇用に伴ふ労組が安定装置の役割をする。日本では安定装置が不良だからプラザ合意以降の円高になつた。


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