二千八百五十(うた)(モリカケ桜フジ河柳ジャニーズ藪黒敗トリー放債カルト裏安、三百三十八)参議院選挙終はる
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
七月二十一日(月)
参議院選挙が終はった。一番の驚きは、チームみらいの一議席。かう云ふ人には当選してほしいが、かつての全国区ではなく比例区だから、無理だらうと思った。かつての全国区の意外性が蘇った。
二番目の驚きは和歌山選挙区で、自民党公認二階の息子が、世耕さんの推す無所属に敗れた。世耕さんは旧安倍派とは云へ、反萩生田として期待できる。安倍が暴走を始めたのは、二階が幹事長になってからだ。モリカケのうちカケは、その前から準備を始めてゐたとも云はれるが、実行には移さなかった。
あとは、立民、国民、参政の各党が予想どほり。今回の選挙で、当ホームページの立ち位置は難しかった。まづ、石破さんが総裁を辞めて、旧安倍の弊害回復をまだ公言しない高市が、総裁になることは阻止しなくてはいけない。産経新聞が反石破を貫くのと、逆の立場だった。
次に、国民が旧安倍派と組むことは阻止しなくてはいけない。国民が、自民と立民への両色目で、漁夫の利を得ることも防がなくてはいけなかった。
立民が、リベラルに傾くことも防がなくてはいけなかった。これは東京朝日両新聞と、逆の立場だった。
正論は三新聞と逆が好い東京朝日と産経は逆方向に偏るが 近年読売毎日もまた偏りてつひに全滅
反歌
近年はインターネットが在る故にもはや不要か各全国紙 地方紙期待
反歌
地方紙は今後期待も情報源手を切るべきか共同通信
七月二十二日(火)
今回の与党敗因を、前回は二つ挙げた。裏金問題とLGBT法だ。選挙が終はってみると、LGBTより大きい原因がある。物価高である。
物価高は、円安が原因だ。そして円安は、安倍の低金利政策が原因だ。つまり、敗因三つはすべて安倍が悪い。
自民党は、敗因をきちんと分析しないといけない。間違っても安倍個人崇拝派を復活させてはいけない。カルトではあるまいし。高市は、崇拝派から保守派に脱皮できるか。
七月二十三日(水)
比例区は、候補者間が不公平な制度である。多くの投票者は、政党へ投票する。それをドングリの背比べで、多いほうが当選する。否、ドングリの背比べならよい。怪しげな組織票及び有名または悪名高いの背比べである。
政党の得票を個人が横取りする典型は、蓮舫である。党は605万票獲得し、蓮舫は34万票。党の議席増に役立ってゐない。蓮舫を嫌ひな理由は、野田政権の時に「首相をコロコロ替へるのはよくない」と云った。替へるべき人物は、コロコロだらうと偶にだらうと、替へるのがよいのであり、頻度は問題ではない。
もう一つある。民主党は自民党と交互に政権を担ふと云った。それでは駄目で、旧社会党、旧民社党の色彩を残すべきだ。それと比べて、連合のメーデーで小沢さんが挨拶するときは「小沢さーん」と声が掛かった。政権交代をしてくれると云ふ期待があった。
交互に政権を担ふと云ひながら、今の立民はリベラルに偏る。これでは、交互に政権は担へない。立民のすべきは、交互に政権を担ふために、リベラルと手を切ることだ。
国民民主の山尾騒ぎは、何だったのか。立候補してゐたら、政党の得票を大きく減らしただらう。東京選挙区から無所属で立候補し、1.5%の票しか獲得できなかった。投票率は61.53%なので、投票義務者(投票は、権利ではなく、義務なので、有権者をかう呼ぶことにした)の0.92%。もし比例区で立候補したら、政党は大きく票を減らすが、本人の票数は一番多く当選しただらう。
政党の集票に貢献したのは、保守党の北村さんだ。政党が176万票に対し、個人で98万票集めた。因みに小生は、百田さんに投票した。党代表が落選では格好が付かないので、個人名を書いた。
提案がある。比例区は、政党名ではなく個人名のみを書くべきだ。党全体の得票を、おんぼ焼き、ではなかった、ドント焼きで分配する。余談だが、おんぼ焼きは野焼きで死体を焼く人のことで、今は機械が焼くから存在しない。
七月二十四日(木)
普通選挙による民主主義とは、個人が私欲ではなく良心に従ひ投票することだ。だから組織票があってはならない。自民党では、全国郵便局長会、全国建設業協会、全国農政連、日本医師連盟、日本看護連盟、日本薬剤師連盟、の組織内候補が当選した。
立民は、自治労、日教組、情報労連、JP労組、JAM、が当選した。国民は、ゼンセン、電力総連、自動車総連、電機連合が当選した。
今は無き社会党が、土井たか子人気で復活するかに見えたときがあった。ところがすぐに陰りが出た。小生が所属する労組では、職場委員以上に土井たか子さんの写真が大きく載ったテレホンカードが配られた。電機労連が献金し、お礼に頂いたとのことだった。組合員のお金を献金し、お礼のテレカを委員、役員で分けるのは、旧安倍派の還流と同じだ。圧力団体があると、勢ひに陰りが出る。
似た話に、富士通労組出身の電機労連委員長が、全民労協議長になり、全民労連議長になった。このあと官公労と合併し連合になるが、初代連合会長を狙った全電通委員長が、全民労連議長を社会党参議院議員に担ぎ上げた。それでも社会党なので、富士通労組大会での挨拶はまともだった(もう一つ理由があり、昭和四十年代に労組活動をした余韻だった)。ところが、旧民主党へ行ったあとは、旧社会党系の派閥ではなく、別の派閥へ行き、やはり、と思ったものだった。
もう一つ似た話に、動労の目黒今朝次郎がゐた。やはり社会党国会議員に祭り上げられ、それから動労は変になった。尤も本人は、半分喜んださうだ。
自民、立民、国民以外の政党が増えた今こそ、選挙に組織が干渉することを禁止すべきだ。旧安倍派をカルトが応援したことは、論外だが。(終)
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