二百八十五(甲)、野田は國民の声を聴け(菅＋野田＝スターリン)

平成二十四年
六月二十一日(木)「国民の声」
１９日の午後６時から２０日の午後９時まで、私のホームページの在るジオシテイーズのサーバが新機種に移設のため停止した。閲覧のみ可能だつた。消費税の山場だから各アカウントのページ作成が集中しサーバのパンクを防ぐためと、今後の山場に備えて新機種に移行とも考へられる。或いは時機がたまたま一致しただけかも知れない。
それほどネツト利用者は意識が高い。そのことはダイヤモンドオンラインの高橋洋一氏の「消費税増税反対の10大理由」の後の世論調査に現れてゐる。消費税増税に、
強く反対　７１．０％
反対　　　１３．９％
強く賛成　７．７％
賛成　　　６．１％
であつた。高橋氏は6月13日、衆議院社会保障と税の一体改革特別委員会の公聴会で10の反対理由を述べた。それは経済対策として、①デフレの解消が先、②財政再建の必要性が乏しいこと、③欧州危機時にやることでないこと、第2に税理論として　④不公平の是正が先、⑤歳入庁の創設が先、⑥消費税の社会保障目的税化の誤り、⑦消費税は地方税とすべきこと、第3に政治姿勢として、⑧無駄の削減・行革が先、⑨資産売却・埋蔵金が先、⑩マニフェスト違反であつた。まつたく同感である。

六月二十二日(金)「菅の権力欲と野田の異常執着」
ソ連が崩壊し２０年が経過した。ロシア革命の初期にどのような問題点があつたのかは今後検証が必要である。しかしスターリンの時代になつてソ連は劇的に悪くなつた。レーニンの片腕だつたトロツキーを暗殺し、多数の幹部を処刑した。菅と野田を加算するとスターリンにそつくりである。菅の異常なまでの権力欲は、謀略を繰り返して党の最高指導者に上り詰めたスターリンにそつくりである。野田の異常なまでの執着はトロツキーを左遷、解任、除名、国外追放し、その他の最高幹部も次々と処刑したスターリンにそつくりである。
スターリンの登場はテルミドールの反動に例へられる。菅と野田の登場も民主党政権へのテルミドールの反動である。鳩山時代と菅以降はレーニンとスターリンほどの違ひがある。

六月二十三日(土)「野田は単独ならヒトラーだ」
東京新聞によると
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は二十二日夜、民主党が二〇〇九年の衆院選マニフェストに盛り込まなかった消費税増税を目指す政府について「今回の話は完全な白紙委任で、ヒトラーの全権委任法以上だ」と辛辣（しんらつ）に批判した。衆院解散・総選挙が必要との考えも重ねて示した。
１００％賛成である。管＋野田はスターリンだが、野田は単独ならヒトラーである。次の選挙は消費税増税に賛成かどうかで争はれる。それだけではない。政治家が嘘をつくことに賛成できないといふ票も加はる。財務省の言ひなりに反対だといふ票も加はる。消費税増税に賛成するゴミ議員は全員落選させよう。

六月二十四日(日)「ヒトラーはNazi、野田はNoda」
ヒトラーがナチ(Nazi)なら、野田はさしづめノダ(Noda)である。Ｎ(ナショナル創業者松下幸之助の塾を出て)、Ｏ(大嘘つきで)、Ｄ(駄目で財務省に言ひなりの)、Ａ(悪質政治屋)である。今回の法案を通したら政治屋は嘘つきの集団だと国民は断定するだらう。自民党と公明党は今からでも合意を破棄すべきだ。野田が国民との約束を破つたのだから当然である。

それにしても野田はなぜ消費税、消費税と繰り返すのだらうか。もし引つ込めたら「書いてあることは命懸けで 実行する。 書いてないことはやらないんです」が嘘だと判つてしまふ。消費税、消費税と繰り返せばごまかせると思つてゐるようだ。嘘も１００篇繰り返せば本当になるといふヒトラーのやり方である。

六月二十九日(金)「早速マスコミの国民洗脳工作が始まつた」
共同通信が世論調査をやつた。「小沢新党に期待しない７９％」と載つた。もし「大阪、名古屋、民主党反主流派、新党、亀井氏による反増税連合に期待しますか」と聞けば同じくこれくらいは取れるだらう。「野田氏はマニフエストに書いてあることは命懸けで実行する、書いてないことはやらないと言ひながら書いてない増税を進めてゐますが支持しますか」と聞けば８０％が不支持だらう。
マスコミの輿論調査は世論調査ではない。民主党良識派は無視しよう。良識派の主張は国民には伝はつてゐないし、大嘘派のどこが間違つてゐるかも国民に伝はつてゐない。例へば菅直人がまだ小沢氏が消費増税方針の撤回を求めていることに関して「日本がギリシャのような財政破綻に陥らないよう対応するのは、政権政党としての責任だ」と反論した(時事.com)。

財政破綻にならないやう増税するとすれば、余力のある「中の上」およびそれ以上に負担をお願ひすべきだ。最悪の場合でも直間比率は変へずに増税すべきだ。ところが菅直人は消費税、消費税と直間比率を変へることばかりを繰り返した。官僚に「菅とハサミは使ひよう」とばかり使はれてしまつた。そればかりか裏切り者の与謝野を使つた。菅が未だにこんなことをいふのは今回の増税の本質が国民に伝はつてゐないためだ。本質を伝へれば民主党良識派と大阪と名古屋が大勝し、民主党大嘘派と自民党は壊滅状態とならう。

七月二日(月)「岡田＋仙谷＝野田」
自称副総理の岡田が「増税だけというのは事実に反する。全体を公平に見てもらいたい」と語つた。冗談ではない。先月、政調会長代理の仙谷が自民党案を丸のみでもいいと言つたではないか。野田や仙谷の本心は増税だけである。
だいたい仙谷は、セクハラを報じた週刊誌２誌に各１０００万円の損害賠償などを求め提訴してゐたが、東京地裁は先月１２日、セクハラと受け取られかねない言動があつたとして請求を棄却した。その無神経さが社会党から前原派に転じて恥じない理由であらう。大嘘をついても恥じない野田にそつくりである。

七月四日(水)「菅と野田に欠けてゐたもの」
小沢氏が離党した。小沢氏は本当の政治家である。まづ自民党を離党した。与党から野党になるといふことは、大臣にはなれなくなるし利権もなくなる。それでも離党したのだから偉い。
鳩山氏の講演は１回しか聴いたことがない。しかし言葉の節々に国民のためといふ意識が感じられた。真面目な政治家なのであらう。
それに比べて菅や野田はいつたい何だ。マスコミに踊らされた側面が大きい。菅は目立つことばかりをやる。上昇志向が強いだけである。国民のためといふ意識が欠けてゐる。そして消費税増税といふ選挙公約違反をした。野田も同じである。「マニフエストに書いてあることは命がけでやる。書いてないことはやらない」と言ひながら書いてない消費税増税をやらうとしてゐる。次の選挙で増税に賛成した議員は全員落選させよう。さうならないためにも、参議院議員は良識を発揮し否決すべきだ。

七月八日(日)「消費税賛成議員は全員落選させよう」
それにしても消費税増税議員は悪質な連中である。大嘘をついた民主党内消費税賛成派と、大嘘を容認した自民党を全員落選させよう。
次の選挙は菅と野田の大嘘に賛成か反対かだけで争はれる。すべての反対勢力は大嘘反対を掲げて選挙協力をすべきだ。（完）


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