二千六百四十二(うた)日本の報道機関は劣化した(長野無差別殺人、紙の保険証)
新春前甲辰(西洋発狂人歴2025)年
一月二十七日(月)
テレビ朝日のホームページに
“新たな脅威”ローン・オフェンダーか 長野駅前3人殺傷 男は逃走中

が載った。この見出しの悪いところは「ローン・オフェンダー」だ。借金を持った男が無差別殺人に走ったか、と最初は思った。ところが
JR長野駅前で男女3人が男に刃物のようなもので次々に襲われた事件。男は逃走を続けています。男は近年、警察が“新たな脅威”とする「ローン・オフェンダー」の可能性があるということです。
(中略)なぜ、男はこのような凶行に及んだのか。警視庁公安部の捜査官(氏名略)は、(中略)「(男に)“社会に対する不満”があれば、今回の長野の殺傷事件についてはローン・オフェンダーの可能性」
 「ローン・オフェンダー」。直訳すると「単独の攻撃者」。組織に属さずに、テロや凶悪犯罪を起こす人のことです。

日本語があるのに意味不明の英語を使ふ人間は、無教養だ。或いはこの部署ではさういふ言葉を使ふのかも知れない。それなら、内輪での話と外部向けで、言葉をわけなくてはいけない。
記事を書いた(または放送した)記者も同じだ。取材先での話と、放送向けの話を分けなくてはいけなかった。

一月二十七日(月)その二
Googleのニュース一覧に
「お母さんが乳ガンで亡くなって…」“長野通り魔事件”46歳容疑者の高校時代「お父さんが男手1つで子どもたちを育てていた」「明るい性格・・・

が載った。一覧なので、後方が欠けた。これをクリックすると、文春のホームページで
「お母さんが乳ガンで亡くなって…」“長野通り魔事件”46歳容疑者の高校時代「お父さんが男手1つで子どもたちを育てていた」「明るい性格で、人当たりがいい印象」

の題で
「高校での勉強の出来も、クラス内の立場も『中の上』くらい。社交的で温厚なクラスメイトでした。今回の事件を起こした人物だとは、今でも信じられません」
(中略)
「(矢口が)小学校に上がる前だったかな。お母さんが乳ガンで亡くなってしまった。55歳くらいでした。兄弟は3人いましたが、お父さんが男手1つで子どもたちを育てていた。(以下略)」

記事に問題は無い。問題が在るのは表題で、検索エンジンに載るから気を付けなくてはいけない。文春のホームページは問題が無くても、Googleの一覧は大問題である。被害者を無視して、加害者を誉めた。とは云へ、Googleは機械的に載せただけだ。
総ての報道機関は、題に気を付けてほしい。

一月三十一日(金)
日経新聞のホームページに載った
保険証復活法案を国会提出 立憲民主「廃止で国民不安」

を考察したい。保守系の報道機関は立民に批判的、朝日や東京は立民的。その様な中で、日経新聞は立民的だ。
紙の保険証の問題点は、顔写真が無い。身代はりで使はれる虞があり、その分はきちんと保険料を支払うふ人や税金で負担する。こんな経済的問題を、日経新聞が無視するとは、最近は朝日東京化が進む。
世の中を壊すことのみ熱心なリベラルがある マスコミに または労使の対決が不要な労組 その支援受けた政党 三つに寄生

反歌  マスコミは働かずして空論を古今貴族に似た連中か(終)

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