二千三百八十二(朗詠のうた)信州弁
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月二十三日(日)
昨日、ランキングーと云ふサイトに「信州弁!意味が難しい長野県の方言ランキング」を見つけた。本日母に確認すると
第10位:いかず(行きましょう) これは知ってゐた。
第9位:もうらしい(かわいそう) これも知ってゐた。
第8位:まてー(丁寧) これは「まて」で知ってゐた。
第7位:ごしたい(疲れた) これも知ってゐた。祖母(母の母)がよく使ったさうだ。
第6位:らっちもねー(くだらない) これは知らなかった。
第5位:いぼつる(すねる、怒る) これも知らなかった。
第4位:おやすみなさい(さようなら)これは知ってゐた。
第3位:いちゃつく(急ぐ、慌てる) これも知ってゐた。
第2位:わにる(人見知りする) これは知らなかった。
第1位:こもっつるし(ドアをしっかり閉めない人、ドアを開けっ放しの状態) これも知らなかった。
調査は、全年代の男女10,256名なので、長野市方面が一位、二位で知らないのではないだらうか。感想の中に「私の郷里は新潟県上越市。3分の1ほど方言が重なっていた。そちらに驚いた!」があった。
このサイトを本日探すとき、最初にSUUHAAと云ふサイトに信濃毎日癡新聞社の書いた『70年前の長野県の方言 「貴重な資料」見つかる(音声あり)』が見つかった。
安曇村大野川編(現、松本市安曇)を母に聞かせたが、分からないさうだ。途中で止めて、字幕をゆっくり読んだが、それでも分からなかった。「づら」が出て来た。
次に中土村(北安曇郡小谷村)を聞いた。分からないのは同じだが「づら」が出てきて、この部分は分かるね、と話した。
最後に武石村(現、上田市)で、分からないのは同じだが、「へえ」が出てきて、この部分は同じだね、と話した(「へえ」と「づら」)。「何々だろ」を「何々でや」と云ふのは、1977年の大河ドラマ「花神」で長岡藩河井継之助がよく使った。
みすずかる信濃は広く 山なみで四つの平を分ける故 話し言葉に異なり多し
反歌
甲斐越後川中島を境としそれぞれ分けるこれもあるかも
「づら」は甲斐、駿河でも使ふので、信越線沿ひを除く信州で使ふのは、或いは関係があるか。(終)
(追記)昼食後に、一人で開田村、福島町編を聞いた。他の地域もさうだが、平仮名にした50音と必ずしも一致しない。
次に、飯田市と伊那里村を聞いた。名古屋弁に近いかな、と感じた。
最後に長野市を聞いた。たまに分からない単語が入るだけで、東京の山の手言葉だ。そのあと、松代町(現、長野市松代)を聞いた。今は長野市内だが、語尾が異なる。発音は、五十音に合ふ。長野市よりは分からない言葉が多い。
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