二百三十六(甲)、与野党ペテン師連合(野田、森)を国会議員から引きずり降ろさう

平成二十四年
一月二九日(日)「森の民主主義破壊発言を許すな」
元首相の森はとんでもない男だ。戦後最低の支持率だつたにも係わらず、「消費税率引き上げの法案を通したあとに、堂々と解散しようということでいいのではないか」と述べた。野田の消費税増税提案は選挙公約違反だ。ましてや法律を可決させた後で信を問ふことは絶対に許されない。死刑を執行してから裁判を開くやうなものだ。
それなのに森が同じ事をいふ。与野党ペテン師連合である。このやうな連中が国会議員でゐることは世界の恥さらしである。速やかに国会議員から引きずり降ろさう。

一月三十日(月)「消費税のいけない理由、その一」
消費税のいけない理由は、「中流の上」及び「上流の下」を優遇し、それ未満の階層にその分を負担させることだ。このことは伊藤元重氏(東京大学経済学部長)と森信茂樹氏(元財務省主税局総務課長、元東京税関長)の対談でも暴露されてゐるので、同時進行中の二百三十四、全国民は大学の秋入学に反対しようを紹介しよう。
(伊藤)海外と比べると日本では、一番ボリュームが大きい中間所得層の所得税負担が非常に低いですね。
(森信)低いです。限界税率で説明すると、日本の場合、国税でいえば、納税者の80%が5%と10%です。ところがアメリカやイギリスでは10%以下というのはほとんどいない。すぐに15%、20%になっていく。日本の税負担は年収700万円前後のところで薄い・低いということになる。
かういふ非道徳な税制をごり押しするのが、ペテン師連合の野田と森である。

一月三十一日(火)「消費税のいけない理由、その二」
ところが森信氏はすぐ違ふことを言ひ始める。
(森信)ただこれは非常に難しい問題です。そこの税負担増に手を着けるぐらいなら、消費税で負担増をはかるべきだという意見が一方であるわけです。
どこが難しいのかを明らかにせず、もう一方の意見しか選択肢がないふりをするのが、与党側では菅、野田と二代続けてのペテン師コンビ、野党側では森である。森信氏は続いて
(森信)いずれにしても、歳出と歳入のギャップを消費税だけで負担する形にすると、消費税は果てしなく上がってしまいます。
対策としては
(森信) 例えば年金です。実際には、数百万円という本当に高い企業年金をもらっている方も結構いますが、「公的年金等控除」によって税金が軽減されているわけです。給与も年金も所得という意味では同じですが、年金は給与よりも少ない税負担、甘くなっているうえに控除の上限がない。

二月一日(水)「制度を改革しないと際限なく上がる消費税」
菅、野田は消費税が10%で留まるふりをした。しかし森信が際限なく上がることを既に述べてゐた。この点でも野田はペテン師である。
与党は二代続けてペテン師だが、しかも二重のペテン師である。一番目は選挙公約に違反し、二番目は10%に留まるふりをした。合計ペテンが四つである。
森は野党のくせに与党に内通する発言をした。野球やサツカーで一所懸命に競技しない選手はゐない。義務づける規定もない。それは対戦するからである。与野党も対戦せず内通するなら、刺激がなく不真面目な政治になる。
森は首相当時はゴルフばかりで引退時は戦後最低の支持率だつた。息子も県会議員で飲酒運転で事故を起こし議員を辞職した。翌年息子は急性膵炎で急死した。二代続けて不真面目である。

二月二日(木)「野田前原派に所属してゐる議員は脱退したほうがよい」
左翼崩れで新自由主義派の仙谷が「橋下氏のようなリーダーシップに期待するのは、ある種の英雄待望論みたいなもので、この時代を乗り越えていけるのか」と発言した。筋違ひも甚だしい。国民は、口先だけで党内出世した寄生虫どもが税金を食ひ荒らすことに我慢がならない野田(のだ、の変換ミス)。
左翼崩れはなぜ新自由主義になるのか。それは集団主義を捨て個人主義になるからだ。個人主義は反体制に見へるから斬新だと勘違ひする。口先だけで国会議員になり党内で出世した。すつかり自分は勝ち組だと勘違ひしてしまふ。本当は寄生虫に過ぎないのに。
そして勝ち組のための政策を繰り返す。野田前原派の国会議員は早く派閥を離脱したほうがよい。左翼崩れ、新自由主義では有権者の印象が悪い。

二月八日(水)「どこまでも欺瞞の岡田、仙谷、野田」
岡田が6日「党内手続きは踏んで終わっている。意見があれば野田佳彦首相に直接言えばいい」と発言した。これも欺瞞である。国民の期待を担つて鳩山政権が誕生した。ところが反対勢力が一斉に妨害し鳩山、小沢を辞任に追ひ込んだ。ところがあとを継いだはずの菅が小沢はずしといふとんでもない裏切りをした。判りやすい例を挙げると明智光秀は織田信長の重臣だが、本能寺の変のあとは信長の重臣だとは誰も思はない。本人も名乗らない。それと同じで菅は国民の期待を担つた民主党とは無関係だ。
野田は人事などで菅の路線を是正するふりをした。しかし実際はしなかつた。謀反を起こした民主党が党内手続きをいくらしても意味がない。

仙谷は5日消費税反対派について「社会保障の安定化と施策の財源が決定的に不足している。危機感が弱すぎるのではないか」と述べた。消費税に反対する理由はどさくさにまぎれて直間比率を変更することだ。日本は「中の上」「上の下」の税率が低すぎる。それがモーレツサラリーマンや過労死の原因になつた。

野田は6日「必要なら誰でも説得したい」と述べた。説得とは自分も説得されることだ。何を言はれても自説を曲げない人間に他人を説得することはできない。増税霊に取り付かれたのではないのか。衆議院選挙のときといふことが正反対だ。

二月十三日(月)「泥舟から下船を」
広野充士参院議員が「増税キャンペーンなどできぬ」と民主党の広報委員長を辞任した。民主党執行部は泥舟である。早く下船しないと溺れる。閣僚も閣議決定のときに辞職をたたきつければ世間の評価も少しは上がらう。
野田派、前原派も泥舟である。といふより糞便で作られた舟である。悪臭を放つ上にまもなく沈没する。国会議員は速やかに下船すべきだ。


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