二千二百五(和語優勢のうた、普通の歌、和語のみの歌)二回目の伊東旅行記
新春前癸卯(西洋未開人歴2024)年
一月八日(月)
二ヶ月前に続いて、第二回目の伊東旅行に行った。今回は、街中を歩くことを基本に一応の目的地を、道の駅と、ハトヤホテルの二ヶ所にした。つまり鉄道の伊東駅に着いたら、道の駅まで行く。往路は国道135号の海岸沿ひバイパス、帰路は旧道を歩いた。まづ、区有の温泉浴場がある。区民ではなくても入れます、とある。350円だ。
道の駅にも温泉があるが1000円。店の中を一周したが、酒は観光客向けに高い。二階は食堂街だが、十時のため一店しか営業してゐなかった。値段は千二百円前後で高めだが、海鮮料理なので適正価格かな。
鉄道で駅に着くのち 道の駅歩きで行くと驚きは 二つ目の駅かなり賑はふ

反歌  旅に出る鉄道よりは車にて行く人多く星暑くなる
駅に戻ったあと、ハトヤホテルまで歩いた。往路は山側の道で最短だが多少の起伏がある。民宿や小さな旅館がかなり離れて点在した。ハトヤホテルは大きく三つの建物から成り、フロントで宿泊ではないが昭和三十年代のテレビCMで懐かしいので来たと話し、元の本館はどこか訊ねたがご存知ない様子だった。親の世代だから無理もない。その方のご存知のCMは子供が魚を両手に持つもので、小生は知らなかった。帰宅後に歴代CMを観ると、小生の知ってゐるのは一番目のCMだけだ。
ハトヤ消防隊の場所をお聞きし、今は三人所属するさうだ。木造では無いので、消防車は展示用で館内の機械維持に従事するのだと思ふ。

  
ホテル案内図                    ハトヤ消防隊                    遠距離から

帰路は、下り坂を降りて伊東郵便局の前に出た。県道に沿ったので結果として遠回りだったが、いろいろなホテルの前を歩けた。そして前回に続いてキネマ通りのアーケードを歩けた。昼食は、一日五食限定のネギトロ丼九百円を運良く食べた。尤も新幹線改札を入った後に、少し物足りなかったので、弁当屋でおにぎり一つとウィスキー炭酸割り缶を買ったので、それなら千二百円くらいのものを食べればよかった。
観光地 お菓子やお酒おみやげは 一見人に売る品で 価格の割に満足低し

反歌  道の駅酒は高くて見るのみにだが食べ物は手ごろお勧め
祝日に中旅行をするのは初めてだ。新幹線が混んでゐるのではと思ったが、往路はいつもより更に少なかった。新横浜や小田原で降りる人が僅かしかゐないのは、仕事で乗る人がゐないのだらう。帰りは、こだまの三分後にひかりが来て東京には八分前に着く。しかしこだまを選んだのは空いた席でゆったりしたいためだ。新幹線がホームに入ると、予想外に混んでゐた。平日ならこだまは空いてゐる。それでも窓側に座れた。往路は山側、帰路は海側に座るのが、最近の通例だ。
祝ふ日に初めての旅帰りには混むもこだまはまだゆとりあり

今回の旅行目的に、もう一つ、JR東海の窓口でジパング倶楽部の切符を買ふ、がある。前に品川駅で買ったことがあるが、品川に新幹線が停まるやうになったのは、JRになった後だ。駅の改札はJR東だが、新幹線改札とその手前の切符売り場はJR東海だ。(終)

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