二百十、現代のヒトラー(安住と五十嵐)の民主党潰しを許すな

平成二十三年
十月二三日(日)「現代のヒトラー」
国家社会主義ドイツ労働者党(或いは訳し方で国民社会主義ドイツ労働者党)は、最初からそういふ党名だつた訳ではない。ヒトラーが入党したときはドイツ労働者党であつた。
ヒトラーは労働者のための政治を行つたか。アウトバーン建設で失業者に職を与へたくらいであとは反労働者だつた。
日本に目を向けるとヒトラーと同じような連中が民主党内にゐる。自民党長期政権をやつと終了させたのに、自民党が言ふべき消費税増税を叫ぶ連中である。
現在の国債残高は自民党政権が作つた。処理も自民党にやらせるべきだ。民主党が五年以上政権を担つてゐるなら別だが、それ以外では民主党は言つてはいけない。それなのに増税増税と叫ぶのは、民主党の変質を企む連中でドイツ労働者党のヒトラーと同じである。

十月二四日(月)「自民党を脱退した勢力と、自民党に入りたい勢力」
民主党には二つの勢力がある。鳩山氏や小沢氏のように自民党を脱退した人たちと、本当は自民党から立候補したいのに世襲に阻まれて民主党から立候補した人たちである。
前者のグループは与党を捨てて長期に野党だつた。本来は大臣になれたのにそれを蹴つたから政治姿勢がしつかりしてゐる。
後者のグループは自由と民主主義を叫ぶだけだ。江戸時代に叫ぶなら偉い。今叫ぶのは偽善である。そして拝米新自由主義に陥る。
自民党は、社会党の左右合同に対抗して作られたから幅が広い。社会党が労組だけの政党だつたのに対して、自民党こそが国民政党であつた。
民主党の後者のグループは自民党の持つ国民性を持たない。だから危険である。自民党でさへ不景気時の増税には躊躇するのに、こわれたCDみたいに消費税、消費税と叫ぶ。

十月二五日(火)「第二次世界大戦前にそつくりな民主党の後者の政治家」
第二次世界大戦前は世界のほとんどが植民地だつた。しかも西洋は帝国主義だつた。だから国家主義は米英仏蘭を含めた世界の流行だつた。
ヒトラーはドイツ文字を廃止するなど文化軽視である。単に世界の流行の国家主義と社会主義を組み合わせて政権を獲つた。菅、前原、安住は異常な上昇志向と、文化軽視と、流行の自由と民主主義を叫ぶが、ヒトラーと三つとも共通である。

十月二六日(水)「旧左右と国民度のグラフ」
二大勢力があると、関はりたくなくても巻き込まれる。明治維新がよい例である。長岡藩は中立を願ひ出たが許されず奥羽列藩同盟に加はつた。
戦後の世界は米ソの対立でいつ戦争が起きてもおかしくない状況だつた。本当に米ソ戦争が起きれば地球は滅びるからベトナム、カンボジア、ラオスで悲惨な代理戦争になつた。だから世界は米側を右、ソ側を左と呼んだ。

ところが日本国内は今でも左右を引摺つてゐる。原因は偏向マスコミだ。
ソ連崩壊の後は国民度ともいふべきもので判定すべきだ。どれだけ国民のことを考へてゐるかで測る。国民度でみると下向きの放物線になる。
右側の自民党は国民度が高い。左側の共産党とその隣の民主党旧鳩山政権主流派も国民度が高い。それに対して菅、前原、安住(及び安住の草履持ちの五十嵐)は中間で国民度はゼロに近い。
国民のことを考へず、自由だ、民主主義だ、規制は少ないほうがいい、貧乏なのは自己責任だとばかりTPPや消費税を推し進める。

十月二八日(金)「国民度で並べ替へる」
左右は意味をもたないので、国民度で政党を並び替へてみよう。民主党の鳩山小沢連合は政権交代と高校無料化など国民度は一番高い。
自民党は本来は地域に密着した国民政党の筈だが、長期の自社対決で財界の影響が強くなつてしまつた。

日本の財界はサラリーマン終身雇用社長のくせに米英の財界の真似をするからたちが悪い。だからTPPだ、消費税を上げろ、法人税を下げろと国民のことを考へない。
もう一つ、長期の米ソ対立で自民党は拝米が染み付いてしまつた。それらを差し引くと自民党の国民度は半分に落ちる。
公明党は本来は地域の弱者の味方の筈だが、折伏大行進を止めた後は既得権化したのではと心配してゐた。しかし先日のTPP反対発言は立派である。
民主党の新自由主義派は国民度がゼロである。自由競争と自己責任を叫び自分が偉くなることしか頭にない。三自主義である。
野田氏は本来は新自由主義派だが、代表選に立候補したときに消費税を言はなくし、鳩山小沢連合とも連携し、新自由主義派の特徴の自分だけがマスコミ受けすることもしてゐない。国民度は低くはない。

十月三十一日(月)「なぜ国民度の低い連中が出てきたか」
国会議員とは本来は大変な職務である。一生を終へてみたら無一文になつた。そういふ人が以前は多かつた。自民党、社会党の昭和五十年辺りからの八百長試合が、国会議員を特権階級にした。
八百長試合も国民が飽きた。そんなときにアメリカの猿真似だけ、つまり自由競争と自己責任だけを叫び自分だけマスコミに目立ちたい連中がうじ虫のように涌いてきた。それが菅直人であり安住であり前原である。だから国民度がほとんどゼロである。

十一月一日(火)「財務省をリストラせよ」
現在の国債残高は自民党政権が作つたものだ。しかし自民党は形式的で、真犯人は財務省と御用経済学者だ。まづ財務省は国税庁と事務部門を除き廃止すべきだ。予算配分は政治の権限である。
さて財政支出を増やしても景気は回復しなかつた。つまり景気が悪いのではなく普通なのだ。ここ十年で見ると日本の成長率は低いが、50年で見れば高い。そこを財務省と御用経済学者は見誤つた。彼らに責任を取らせるべきだ。

十一月五日(土)「安住を罷免するか、事務次官と局長と官房長を懲戒免職にしろ」
安住が三一日の全国財務局長会議で「私も副大臣も政務官も事務次官も局長も官房長も全国を歩きたい。財務省あげて国民に訴え、理解をいただかなくてはならない」と述べた。
安住とその草履取りが全国を歩くのは勝手だ。草履を履くにはちようどよい。しかし事務方の事務次官と局長と官房長がなぜ国民に訴へるのか。選挙の投票所で事務方が誰々に投票してくださいと言ふか。言ふわけがない。事務方が全国で訴へるといふのはそういふことだ。
こんな馬鹿げたことを言ふ安住は罷免するか、事務次官と局長と官房長に全国を歩かせてから懲戒免職にするかどちらかを実行してもらいたい。もし事務次官などが歩かない場合は大臣命令違反だからこの場合は更迭すべきだ。

十一月六日(日)「枝野は民主党変質者の一人だ」
枝野がTPPに参加するのは今からでも遅いくらいだと述べた。そのとおりである。途中から入つても遅い。だから新しい交渉を日韓中とASEANで始めればよいではないか。無理にアメリカが加はつたところに入らうとするから、こういふ愚論が出る。
枝野は農業を輸出産業化すべきだと述べたが、そんなことをすればますます円高になり国内は大変なことになる。或いは輸出産業を規制して円安に誘導し農業も輸出が可能とするなら賛成だが、枝野がそういふ思考をする筈がない。
枝野の農業輸出発言は出まかせだ。もし農業工場を考へてゐるならペテン師だ。これからはエネルギーを無駄に使ふ方法は許されない。しかも農業工場は雇用に役立たない。 言つたからには責任がある。農業輸出の方法を発表すべきだ。言へなかつたら国会議員から引きずり降ろさう。
枝野は菅政権時代に民主党を変質させた者の一人である。

十一月七日(月)「岡田も民主党変質者の一人だ」
岡田が「反対している皆さんは、衰退していく農業がこのままでどうなるのかということに対する答えがない。そこの議論なくして単に反対しているのは理解できない」と発言した。農業が衰退したのは円高が原因だ。その前は首都圏近郊でも、練馬の大根、安行の植木、深谷のねぎなど衰退はしなかつた。
岡田はまづ円高を解消する方法を言ふべきだ。世の中には適正値がある。外貨が不足すれば輸出を振興し外貨が余れば輸出を抑制する。ところが輸出を抑制しないから円高になる。抑制は時間外規制と下請け規制で行へばよい。
岡田はそんなことも判らないのか。岡田も菅政権時代に民主党を変質させた戦犯の一人である。

十一月九日(水)「東北大地震を忘れた議席キチガイたち」
東北大震災の傷跡がまだ癒えてゐないのに、民主党変質者どもが「消費税、TPP」とわめいてゐる。自分の議席しか考へない醜い連中である。
なぜこんな連中がうじ虫のように涌いてきたのだらうか。消費税とTPPを叫べば政界再編が起こり、与野党が対決しない選挙が実現する。菅直人が首相の時にうつかり口走つてしまつたが、それを狙つてゐる。
しかし自民党は国民との繋がりが強いことにうじ虫どもは気がつかなかつた。偏向売国大手マスコミばかり気にするからこういふことになる。国を滅ぼすのは議員の椅子を守るため官僚とアメリカの言ひなりになる民主党変質者どもであることが明らかになつた。(完)


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