二百十一、川崎のハロウインパレードは来年から中止すべきだ

平成二十三年
十月三一日(月)「赤い十字架」
昨日川崎の駅前でハロウインパレードがあつた。始まる前は、いろいろな格好の若者たちが集まり、楽しさうでいいなあと思つてゐたが、パレードの内容と観客の一部がよくない。

四つのグループに分かれて順番に駅前通りとアーケード街を行進した。一つのグループが千名弱はゐよう。最初のグループの中間あたりに「LADY GAGA」と書いた赤い十字架を持つ女性が一人ゐた。宗教に関係する表示は私の見へた範囲ではあの一人である。あれはよくない。本当のキリスト教徒がああいふ不真面目なことはしない。
日本のパレードだから真宗大谷派や創価学会や曹洞宗やキリスト教が行進してもよいと最初に規定するならそれは逆によいことだ。しかし今回一人だけやつた。これはルール違反だ。
パレードが一周して戻つてきて驚いた。先頭グループの一番先頭の装飾トラツク、つまり全パレードの最先端の車上の高い舞台にその女性がゐる。「大震災を祈りましょう」といふゼツケンもつけてゐた。これはルール違反どころではない。確信犯である。パレードの最先端で不真面目な布教活動をしてよいはずがない。
真面目な宗教活動は歓迎である。不真面目なアメリカ猿真似活動のせいでパレードが台無しになつた。

十一月一日(火)「白人女性三人組」
昨夜電車のシルバーシートに白人女性三人が座つてゐた。うち一人は足を投げ出して態度が大きいと最初は思つた。しかし次の駅で六五歳くらいの男性が乗つて来ると、三人のうちの一人がすぐ席を譲つた。
似た話が十年ほど前にもあつた。韓国朝鮮語の新聞を読んでゐる若い男性がシルバーシートではなく普通の席に座つてゐた。老人が乗つたらすぐに席を譲つた。
日本人なら席を譲らない。最近はシルバーシートでも譲らない人が多い。世界で最も道徳心のない国が日本であらう。理由はアメリカの悪いところだけを真似するからだ。外国は道徳心がないやうに見へても別のところでは日本より厳しく、社会全体では安定する。
日本人はアメリカの都合のよいところしか見ないからどんどん悪くなる。海外は職能別労組など是正機能があるから消費税が高くても大丈夫だ。失業率が高くても順番に次の就職先が決まる。日本は全然違ふのに税率だけ真似しようとした菅直人のような悪質な政治屋が出現するのも、ここに原因である。

十一月四日(金)「写真を撮り終わるのを待つゆとり」
数年前に北京に旅行したときに、観光客が写真を撮つてゐると周りの通行人が獲り終わるまで立ち止まつて待つ光景を何回も目にした。日本でも昭和四五年まではそれが常識だつた。この年に大阪の千里丘で万国博覧会が開かれ、観客が平気で写真を横切るようになつた。外国人が横切るからであらう。そしてそれが現在でも続いてゐる。
海外から良い習慣はなかなか入らない。悪い習慣はすぐ入る。海外では良い習慣でも背景をいつしよに導入しないために、悪い習慣になることがある。
今の感覚からすれば、写真を撮る人は勝手に撮るのだから周りの通行人がそれに協力する義務はない。しかし待つことで社会に連帯感が生じる。当時はそれが当たり前だつたことからも当時の社会はまだ正常だつたことを確認できる。

十一月六日(日)「アメリカのハロウインとクリスマス」
十四年前に長期アメリカ出張があり妻子を連れて赴任した。ハロウインでは当時二歳だつた子供がかぼちやの衣装を着て近所の子供と遊んだ。本当はもつとよい衣装を探したが既に売り切れだつた。
クリスマスのときは電気装飾を施した民家が幾つも現れた。付近の暗闇と静粛さに調和した。
その後、日本でも電気装飾をする家が出てきた。教会に行くでも家で祈るでもなく表面だけ真似をするその軽薄さが社会を壊す。管直人や安住と同類である。
日本でパレードをやるなら彼岸やお盆にすべきだ。そのときは釈迦や法然や日蓮に混じりキリストや十字架も歓迎である。(完)


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