二千六十九(和語のうた)閲覧注意メモ書き歌(国と星が亡びる時、六十七歳で、萬葉集私注四を読み)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
八月十六日(水)
メモ書き歌を三ヶ月ぶりに作った。まづは
秋津洲初めて起きた負け戦 終りてみれば幸せな世に思へるも よく見れば敷島の国滅びつつあり

反歌  猿真似で国が亡ぶの瀬戸際に星も亡ぶの瀬戸際となる
反歌  秋津洲年経るごとに瀬戸際へ星も暑さで瀬戸際へゆく
歌を作ると、何に一番感心があるかあるかよく判る。小生はやはり、日本だと欧米化、地球だと温暖化だ。どちらも滅びる。
十の輪を六つ廻りて七つ足す 此の年になりおかと海 暑くなり過ぎ つひに滅びる

反歌  おかと海空の生き物巻き添へに西のうみ住む鬼が滅ぼす
反歌  西の鬼真似する東猿が居る赤青西に黄色は東
本日勤務したマンションで考へた。
下と中上に道あり絶え間なく車走りて星暑くする


---------------------ここから「良寛の出家、漢詩。赤彦その他の人たちを含む和歌論」(百八十三)------------------
萬葉集私注四(巻第七、巻第八)を読み終へて作ったので、「良寛の出家、漢詩。赤彦その他の人たちを含む和歌論」に組み込んだ。
八月二十二日(火)
まづ長歌を作って、その余韻で短歌を作る。これが普通だ。今回は、短歌を作った後に、その余韻で長歌を作った。そのため、短歌が主役、長歌を反長歌と称した。
詠むものが無いのに強いて作る歌心動かず物も動かず

反長歌  書くことがあればね(音)の数合はぬふみ(文) 作る代はりにね(音)の数を合はせることで歌にする 中がある故心には響き物には動く力を
左千夫赤彦茂吉と、文明では、世代が違ふことを痛感する。もちろん左千夫と、赤彦茂吉では、それ以上に世代が違ふのだが。
よろづはを 左千夫赤彦茂吉らはすべて受け入れ 文明はほぼ受け入れず 一つには戦に負けて心途絶える

反歌  徳川を倒し古きに戻る世は先の戦で流れ途絶える
同じく次は
物事や心の動き詠むために目や耳花で探しても僅かを見つけ月並み歌に

反長歌  歌詠みが小さな動き探さずに 大きな物に出会ふとき それは自ずと歌になる 大きな動き大きな調べ(終)

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