二千三十六(うた)1.旅の目的、2.弘前のねぷた五所川原の立佞武多(たちねぷた)その他
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
七月一日(土)
大人の休日倶楽部にマイページを作る必要ができた(映画の抽選に応募するだけだが)。登録のときに「よく行かれる旅の目的」があり
温泉(露天風呂、貸切風呂、天然風呂)
グルメ(季節の味覚、食べ放題)
レジャー(テーマパーク、動物園・水族館、登山・ハイキング・トレッキング、スキーリゾート・ゴルフ・釣り、ドライブ)
景観(自然・絶景・パワースポット、建築・遺跡)
街歩き(自由散策、ショッピング)
パス利用商品

から「街歩き(自由散策、ショッピング)」を選んだ。複数回答可なので「景観(自然・絶景・パワースポット、建築・遺跡)」も選べばよかったかな。街歩きがあるのはよいことだ。旅行は、観光地だけではなく風土の異なる地を歩くだけで楽しい。
「興味のあること」からは
歴史探訪、城、神社仏閣
世界遺産
美術館
宝塚、歌舞伎、観劇、コンサート
伝統文化、体験
鉄道

の中から「歴史探訪、城、神社仏閣」を選んだ。「鉄道」を選ばなかったことに意外を感じた人もゐることでせう。小生にとって、鉄道はバスや高速道路と並ぶ一つの交通機関に過ぎなかった。

七月二日(日)
小生は、観光客が多数押し寄せる旅行とは無縁だった。ところが駅のパンフレット棚で「ちばノート」を見て、成田または佐原に行く気になった。これはどちらも江戸時代から続く祭礼だからで、今年で七十回目だとか六十回目の催しには興味が無かった。
とは云へ、日時が合はないため中止を決めた後、よく考へるとこれは観光客が押し寄せる催しだから、行かなくてよかった。成田祇園祭と佐原の大祭夏祭りは、動画で観た。今は、動画が便利だ。余った時間は、街歩きに使はう。その街の歴史や特産品など、背景を調べよう。
六年前に恐山へ行った。ねぶた祭りの始まる前日に青森を後にしたことを思ひ出した。そこで、弘前のねぷた、五所川原の立佞武多、その他を動画で観た。観た順番は、その他、五所川原、弘前だった。気に入ったのは、弘前と五所川原で、少人数で動かせて手ごろだ。
弘前のねぷたとそして 五所川原立佞武多では 数人の力で動く これこそが庶民の祭り皆が参加者

反歌  その他の地大きな企業宣伝と観光客が押し寄せる波
今頃思ひ出したやうにこれら三つを観て、しかも弘前と五所川原以外は、その他扱ひだ。小生が、如何に観光化された催しが嫌ひかよく判る。
三ヶ所の動画のほかに、その他で女性の登場人物を作るねぶた師も観た。親を継いだが行き詰った。そこで奥さんの助言により、女性の登場人物も制作するやうになり、章も受賞した。これはよい話だ。

七月三日(月)
五日は仕事が入らなかった。だから新幹線で宇都宮へ行き、鹿沼にも寄らう。この旅行計画は、九分九厘確定だった。あとは、本日か明日に、切符を購入するだけになった。
ところが昨夜、五日の仕事について提案があった。断ってもよいのだが、場所が鶴見で八時半始まりだ。八時だと埼玉からは無理だ。鶴見は最初で最後になるかも知れない。そこで引き受けることにした。
鶴見には菊名を含め二十年 居住の地にて懐かしく 二つ返事で瞬時で決まる

反歌  新婚と子育ての地も行く用事ほぼ無くなりて貴重な機会

七月四日(火)
明治維新以降、交通の発達でお祭りが観光化した。インターネットの動画で、お祭りが昔の形態に戻ることは、悪いことではない。大企業にとり宣伝効果はより高まるから、その他地域のねぶた師も安泰である。(終)

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