二千三十(うた)実務者兼務の管理職が日本経済を潰す
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
六月十七日(土)
かつて、管理職は実務をしなかった。実務は課に所属する部下たちがやった。それが変化したのは、プラザ合意(とその後のバブル崩壊)からだ。管理職も部下の仕事を兼務するやうになった。
しかしこれはよくない。課長と部下は競争者になるからだ。部下が課長より成績が悪いとしても、課長はノウハウを教へないだらう。教へた結果、部下が課長より成績が上がったら大変だ。
最初から課長より成績のよい部下がゐたら、体よく会社から追い出されるだらう。
管理職部下と仕事で競合するな 優秀な部下育てるが名管理職
六月十八日(日)
だからと云って、管理職は実務もできなくてはいけない。実務はできるが、それは部下に任せて管理職に専念する。だから皆から尊敬される。実務が出来ないから管理職をやりますでは困る。さすがに課長は実務と密接だからゐないが、部長や取締役にはゐる。お友だちやお親戚である。
ここで、立派な人はご友人とご親戚。駄目な連中はお友だちとお親戚。使ひ分けた。
元首相 お友だちなど優遇し命落とした 直接はカルトが理由 だが批判収まらずして逃げる為 首相を辞めて沈静を待つ
反歌
元首相警備手薄は当然だ国民経費無駄にはできぬ
反歌
引退者引退者らしく振舞ふが肝要なので演説するな
引退者に現役首相と同じ警備は付けられない。本人がやりたくて演説をするなら、警備も私費で付けるべきだ。
六月十九日(月)
直接部門と間接部門の分け方もある。直接部門の管理職は、現場が分からない人には務まらない。間接部門の管理職は、お友だちやお親戚でも務まる。本当は、間接部門も無理のはずだが。
最近、役員や管理職の女性比率が話題になるが、直接部門の比率でなければいけない。そして役所は全体が間接部門と云ってもよいから、民間企業で達成しなくてはいけない。
お友だちお親戚にて組織壊れた 役員や間接居座る組織めちゃくちゃ
この旋頭歌は、実際にあった話だ。しかも、かう云ふ連中に限って社長の言ひなりになって他人を辞めさせようとする。社内に長い人は、そんなことやらない。一時やらされたこともあるが、管理職が続々と辞めて行った。誰だってそんな仕事はやりたくない。
六月二十日(火)
一昨日と昨日の話題は、直接部門の組織が正しい前提で述べたが、間接部門の組織が正しいとすることもできる。直接部門は、とかく個人成績になる。特に営業部門は、その傾向にある。
会社は組織で動くから、利益が出る。個人活動では相乗効果がない。そのことを早朝会議(時間外手当ては出ないが、当時はがんばった。と云ふか一人だけ出ない訳には行かない)で発言して、不興を買ったことがあった(八年前の記事。実際にあったのは二十八年くらい前)。
直接部門は、間接部門を見倣って組織で働く。これは正しい。
間接の組織運営 直接の革新性が 望まれる 直接の無理強い性と 間接の既得権性 暗黒企業
反歌
独占の産業及び役所では直接が無く全て間接(終)
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