千八百六十七(うた) 蜂窩織炎(ほうかしきえん)
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
十一月五日(土)
三週間前に、お腹の右上部がチクチクと、断続的に痛み出した。内科に行かうと思ったが、土曜午後、日曜、月曜は忙しい、火曜は母を歯科に連れて行く、水曜は普段行く内科が休診日と、通ふ機会が無くその翌日は自転車で2Kmほど離れたホームセンターへ買ひ物に行ったところ、その日はチクチクが治った。ほかの日も入浴の後は、チクチクが治ることに気付いた。
同じ頃、足をかいたところ直径2cmの腫れがあり、そこから血が出た。今まで気付かないのは痛くないためだ。妻からは内科と皮膚科のどちらかに行くやう云はれたが、腫れが三ヶ所に増えたので、まづ皮膚科に行った。三ヶ所のほかに直径2mmの小さな腫れが15ヶ所に増えた。抗菌の飲み薬と塗り薬を処方してもらった。
腹痛は、日によって右中部のことや右腹部の筋肉痛みたいなときもあり、ある日は右胸が痛かった。場所が変はるから内臓の病気ではなく、神経痛かリンパ腺か、皮膚が原因ではないかと疑ひ、皮膚の進捗を見ることにして一週間後の再診で色が変はったのでこのまま塗り薬を続ければ大丈夫と云はれた。腹痛のことを皮膚科に話したが、腹部に発疹がなければ大丈夫でせう、とのことだった。
内科は毎月の通院のときに、皮膚科通院と腹痛のことも話したが、皮膚科と同じ答だった。一時は、内科に行かないと駄目だと思ふくらい痛く、さうなると体を動かすのがおっくうになる。体を動かすと痛いから、じっとするやうになる。これらすべて皮膚が原因とは驚きだ。
メモ書き歌(その四)で三首作ったので、ここに掲載すると
足が腫れお腹が痛くまづ足を治しお腹の痛みも消える
お腹などどこか痛いと動くのが嫌になるため動きが止まる
お年寄り動きの鈍い人たちは体のどこか痛いが故に
十一月六日(日)
インターネットで調べると、今回の皮膚は「蜂窩織炎」と云ふ初めて聞く病気だ。MSDマニュアルのホームページを引用すると
最も一般的にはレンサ球菌 Streptococcusとブドウ球菌 Staphylococcusが原因です。レンサ球菌は、感染範囲を抑えようとする組織の働きを妨げる酵素を作り出すため、皮膚の中で急速に広がっていきます。ブドウ球菌によって引き起こされる蜂窩織炎は通常、覆われていない傷口や 皮膚膿瘍(内部に膿がたまった空洞)の周りに生じます。 (以下略)
今回はレンサ球菌のやうだ。
明らかな傷のない正常な皮膚にも起こることがあります。
今回は大小二十ヶ所近くで起きたので、傷がない正常な皮膚だ。
全身に悪い部位なく痛み無し幸せの日々いつも気づかず(終)
追記十一月八日(火)
筋肉痛みたいな痛みは、皮膚科に行った翌日から三日間ほど続いた。このときが最も痛かった。インターネットによると、抗菌薬を飲むと細菌が死んで中の物質を放出するため、一時的に症状が重くなることがあるさうだ。なるほどと納得した。
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