千七百六十七(うた) 北海道&東日本パスを初めて知った
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
六月十八日(土)
本日駅のパンフレット立てから「北海道&東日本パス」を取り、家で読んだ。連続七日間で普通列車のみで11330円。別途「北海道線特急オプション券」6110円を購入すると北海道の特急自由席(新幹線の新青森新函館北斗の立席を含む)に1日乗車できる。
北海道&東日本パスは初耳なので、この時点では新型コロナで乗客数が減少したので企画したのだらうと思った。JR東日本とJR北海道も、なかなかやるではないか。春は一ヶ月と二十二日、夏は三ヶ月、冬は一ヶ月と一日。合計五ヶ月二十三日である。一年のほぼ半分だから、これで減収をかなり取り戻せるだらう。
一年の半分近くよい切符北海道はオプション券で
六月二十二日(水)
インターネットで調べると、発売開始は2002年。JR東日本とJR北海道を褒めたのは、ぬか喜びに終はった。2002年は5日間有効で一万円。青春18きっぷを意識したものだ。2010年に値段はそのままで七日間に延長された。その後、消費税増税で二度値上げされた。それとは別に、北海道新幹線開業で560円値上げされた。新青森 と新函館北斗間は立席特急券を購入すれば乗車できるようになったためだらう。2018年から北海道線特急オプション券が発売された。
青春18切符は、売り上げをJR各社で分配する。余談だが国鉄時代に青春18切符でローカル線の終点で降りると、駅長が喜んでゐた。ローカル線は青春18切符の分配金が売り上げに占める比率が高かったのだらう。予想では、運転本数×連結両数×営業キロで配分か。JRになってから、何回か変更されたのは、乗車区間アンケートを実施したことで分かる。
とは云へ、JR六社に分配されることに変はりはないから、「北海道&東日本パス」への誘導は実利が大きい。
青春の十八切符過疎地帯補助の意味持つ国鉄時代
六月二十三日(木)
私自身は、北海道&東日本パスを使ふ機会は無ささうだ。母が高齢なので、一人にしておくと危ない。妻は六十五歳以下なので八時間勤務、私は六十六歳なので午前勤務。母はデイサービスから午後四時前に帰る。だから最近は、大人の休日倶楽部東日本パスで四日連続日帰りを行ふ。
青春十八切符で最後に旅行したのは二年前の三泊四日だ。北海道&東日本パスは七日連続なので、知ってゐても青春十八切符を選択した。
北海道&東日本パスは、北海道旅行者向きだ。とは云へ、JR東日本は普通列車のみだから、鉄道が好きな人以外は選択しにくい。青春十八きっぷは、青い森鉄道といわて銀河鉄道に乗車できないから、その代替手段の意味がありさうだ。
JR東日本にとっても盛岡以南の在来線にかなり余裕ができたので、集客効果を狙ったのだらう。高速バスと云ふ競争相手があってのことだ。
鉄道と高速バスの競争は双方にとり有益となる
高速のバスとバスとの競争は双方にとり有害となる
バス会社どほしの競争も、出発地が異なる、経由が異なるなどの競争なら大歓迎だ。(終)
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