千七百五十五(歌)(モリカケ河桜藪黒二百十八の三) サントリー
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
六月十八日(土)
桜を観る会へサントリーが酒を無償提供してゐた。日刊ゲンダイのホームページに
社長はアベ友…「桜を見る会」前夜祭にサントリーがお酒無償提供で関与の衝撃
が載った。
「現金以外の物品(中略)も政治資金規正法の『寄付』にあたり、収支報告書への記載義務がある。また、企業が寄付できるのは支部を含めた政党か政治資金団体に限られ、『安倍晋三後援会』は該当しません。(中略)規正法違反にあたるためか、安倍事務所は報告書に記載していません。(以下略)」(政治資金問題に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏)
その背景は
サントリーHDの社長には14年12月から、まず同社顧問として(中略)新浪剛史氏が就任。その3カ月前に新浪氏は安倍政権下で経済諮問会議の民間議員となり、現在も務めている。安倍氏とは個人的にも親しいようで、首相在任中には休日にゴルフをプレー。
更に
「新浪社長は15年10月に(中略)2年連続で当時の安倍首相や麻生財相ら政府・自民党の要人と高級ホテルで懇談。いずれも税制改正の議論が大詰めを迎える直前で、その後にビール系飲料の税率統一など酒税法の見直しが先送りされた。低税率の『第3のビール』の売上比率の高いサントリーには追い風で、『安倍政権を操る』とニュースサイトに報じられたものです」(経済ジャーナリスト)
モリカケ河桜藪黒と同じ構図だ。このままだと桜が重複してしまふ。モリカケ河桜々藪黒か、モリカケサン河桜藪黒か。或いは語感が悪いので、モリカケ河桜藪黒トリーか。余計悪くなった。
サントリー酒類無償提供で安倍の選挙が命トリーに
六月十九日(日)
東京新聞のホームページに
サントリー酒類無償提供で安倍元首相らを刑事告発 「桜を見る会」夕食会 市民団体が東京地検に
が載った。
サントリーホールディングスが酒類を無償提供していた問題で、市民団体が10日、安倍氏や元秘書2人、サントリーの担当者の計4人に対する政治資金規正法違反容疑での告発状を東京地検特捜部に提出した。
記事は後半で
告発した「権力犯罪を監視する実行委員会」の共同代表、岩田薫さん(69)は「サントリーが酒類を提供していた時期は、同社に不利益になりかねない酒税法改正が先送りになった時期に重なる。きちんと捜査のメスを入れ、訴追してほしい」と訴えた。
六月二十日(月)
同じく東京新聞のホームページに
「桜を見る会」夕食会 サントリー酒類無償提供で神戸学院大の上脇教授が安倍元首相らを刑事告発
が載った。
告発状によると、資金管理団体「晋和会」の代表者である安倍氏や政治団体「安倍晋三後援会」の代表者だった配川博之元公設第1秘書=らは2017~19年、サントリーから酒類約45万円相当の寄付を受けたが、いずれの政治資金収支報告書にも記載しなかったなどとしている。
上脇教授は「安倍氏は元秘書が略式起訴された際、それまでの国会での虚偽答弁を訂正して説明したが、サントリーの酒提供についてはまだ説明がない。現職総理時代の問題で、うやむやにするわけにはいかない」と述べた。
六月二十一日(火)
日刊ゲンダイのホームページに
安倍元首相の軽挙妄動に“応援メディア”も異例の批判論調…そして始まった岸田首相との暗闘
が載った。
<「私と麻生さんがやってきたことを否定するんですか」
5月23日、元首相の安倍晋三(67)は議員会館の自室に呼んだ元財務相の額賀福志郎(78)に険しい表情でこう迫った>
5日の読売新聞にこんな政局記事が載っていた。額賀氏がトップを務める自民党の「財政健全化推進本部」がまとめた提言を、アベノミクスの否定と受け止めた安倍元首相がヒステリックに騒いだというのだ。
<首相の岸田文雄(64)周辺は「もっとどっしり構えているべきなのに、何か焦りを感じる」と不審がる。麻生も安倍に「政府への注文が露骨すぎる」との思いを抱くとされる>
これについて
安倍応援団だった読売新聞までもが安倍元首相の妄動を「焦り」「不審」などと書くのは異様だ。
かうなった原因は
「大メディアが安倍さんに批判的な見方を報じるようになったのは、参院選で圧勝した岸田総理が独り立ちし、“安倍はずし”に動くと見ていることも大きい。(中略)それに安倍さんは気づいているから、何かと岸田政権に注文をつけて、プレッシャーを与えている。存在感を誇示するのに必死なんでしょう。こんなこと言うと、また『誰の発言なんだ!』と怒られそうですが……」(自民党関係者)
六月二十二日(水)
同じく日刊ゲンダイのホームページに
安倍晋三氏の呆れた厚顔ぶり…首相に必要な素養を「人柄」ってどの口が言っているのか?
が載った。
一体どの口が言っているのか。9日に開かれた自民党所属議員の会合で、首相として必要な素養について、「運と多少の人柄」などとあいさつした安倍晋三元首相(67)のことだ。
まづ運は、あとからあのとき運が良かったと回想するものだ。最初から運を当てにするのは、確率論が分からない大バカ者だ。だいたい安倍はモリカケ河桜藪黒トリーで大変だ。運が悪かったとも考へられるが、これは単に身から出た錆だ。
2017年7月の朝日新聞の全国世論調査で、<首相をどの程度信用できるか>との問いについて、<大いに>が4%、<ある程度>が32%だったのに対し、<あまり>が40%、<まったく>が21%だった。
翌18年3月のNHKの世論調査でも、安倍内閣を支持しないと答えた(38%)理由で、<人柄が信頼できないから>が40%と最も多く、19年2月の同調査でも不支持(37%)のうち、<人柄が信頼できないから>が39%で最多だった。
六月二十三日(木)
日刊ゲンダイのホームページに
〈#平気で嘘をつく高市早苗〉がトレンド入り!安倍元首相も消費税「8割は借金返済」と答弁の過去
が載った。
〈#平気で嘘をつく高市早苗〉
こんな言葉が20日のツイッターでトレンド入りした。自民党の高市早苗政調会長が19日のNHK日曜討論で、れいわの大石あき子政審会長が消費税の使途をめぐる問題点を指摘したところ、消費税は法律で社会保障に使途が限定されている──などと猛反論したためだ。
「デタラメを公共の電波で言うのはやめていただきたい」
こう言って大石氏をにらみつけていた高市氏。だが、もはや消費税が社会保障以外に流用されていることはとっくにバレている。そのため、SNSなどで〈平気で嘘をつくな!〉と拡散されたのだ。
これについて
実際、2019年1月の衆参本会議でも、当時の安倍首相はこう発言している。
「(前略)増税分の5分の4を借金返しに充てていた消費税の使い道を見直し、2兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします」
つまり、消費税増税分は社会保障費ではなく、その「8割」が借金返済に回されていたのだ。どうりでいくら増税しても庶民生活に恩恵がないわけだ。ちなみに安倍氏は18年10月の衆院本会議でもこう発言している。
「さきの総選挙では、消費税率引上げに当たって、その使い道を見直し、半分を国民に還元することとし、そして、子供たち、子育て世代に大胆に投資することで、来年十月から幼児教育を無償化することを公約に掲げ、国民の理解を得たところであります」
しょっちゅう消費税の「使途を見直す」とか言っているが、しょせんは言葉だけ。
悪いのはイマイチの高市ではなく、イマ百の安倍だった。
六月二十四日(金)
高市と安倍で最近一番悪かったのは、防衛費を増やせと声高に叫んだことだ。二人は中国を意識しての発言だが、日本が増やせば中国も増やす。中国はGDPが日本の三倍弱だ。人口が多いし国土も広い。
二番目にいいのは、目立たないやうに増やすことだ。一番目にいいのは、増やさなくて済む世界情勢にすることだ。一番悪いのは、声高に叫ぶことだ。
イマイチの高市及びイマ百の安倍が叫ぶとイマ百一に(終)
歌(二百九十五の二)(モリカケ河桜藪黒二百十八の二)へ
(モリカケ河桜藪黒二百十九の一)へ
メニューへ戻る
歌(二百九十五の二)へ
歌(二百九十六)へ