千七百五十五(歌)(モリカケ河桜藪黒二百十八の一) 細田の駄発言、堕発言(その三)
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
六月一日(水)
Fridayのホームページに
女性記者へのセクハラ疑惑浮上の細田衆議院議長「放言連発のワケ」

が載った。十日前なので「疑惑浮上」とある。今は疑惑どころではない。百万円しかない議員を増やしても罰はあたらない発言に対し
「これは、安倍元首相への媚(こ)びであり阿(おもね)りであって、さらに言えば、党内権力闘争でもあるんだよ」(自民党重鎮)
この自民党重鎮によれば、細田の思惑は明確だ。
「細田は、安倍1強政権の影響で衆院議長になれた。その、恩ある安倍元首相の選挙区が10増10減によって『合区』となると、選挙で戦う相手は岸田政権のホープ、林芳正外務大臣。表舞台から去った安倍元首相の選挙戦は厳しくなる。ならば『3増3減』として、安倍元首相の選挙区を守り、(中略)自身の保身のためにも、94人の大派閥・安倍派勢力を維持したい、ということだよ」
政治家は、選挙のことしか考えていないと言われるが、まさにその通り。(中略)日の当たらない政治活動など苦痛でしかないのだろう。


六月二日(木)
週刊文春のホームページに
細田博之衆院議長「女性記者へのセクハラ」を大手メディアが調査していた 〈新聞、通信、テレビ14社の全回答〉

が載った。 週刊文春6月9日号の記事だ。前文は
(前略)新聞、テレビなどの大手メディアが、細田氏から自社の女性記者がセクハラ被害を受けたことがあるか、調査していることが「週刊文春」の取材でわかった。「週刊文春」の取材に対して、6社が調査を認めた。

本文に入り
読売新聞とフジテレビは「セクハラ被害の報告は受けていない」などと細田議長のセクハラを否定。5社は調査したと回答したが、セクハラの有無は回答しなかった。また、8社が調査の有無を回答しなかった。

細田の辞任が刻々と迫る。
あの男百万円で罰が当たった 安倍疑惑派閥が支援罰が当たった 文春に皆が喝采記事が当たった


六月三日(金)
日刊ゲンダイのホームページに
細田“セクハラ”議長「音声流出」時の破壊力…岸田自民が切望する「誰か引導を渡してくれ」

が載った。
あいさつ代わりに自民党の女性職員のお尻を触り、女性記者たちに「家に来ない? 添い寝するだけだから」と手あたり次第に誘いまくる。そんなセクハラ問題が浮上している議長に今度は「圧力電話」疑惑だ。2日発売の週刊文春が報じている。

その内容は
文春が先週号で細田博之衆院議長(78)のセクハラ問題を詳報すると、その記事を目にした細田議長本人が女性記者たちの携帯電話を鳴らし、暗に「口止め」をほのめかすような会話をしたという。(中略)その内容で気になるのは、セクハラや圧力電話を受けたとされる女性記者たちが、細田議長の言動を「電子データ」や「デジタル記録」の形で残していると伝えていること。

この先どうなるのか楽しみだ。細田は、モリカケ河桜藪黒の内情を話して議長を辞任する方法もある。これなら議員は続けられる。

六月四日(土)
野党は細田の不信任案提出を決めた。これに対し毎日新聞のホームページによると
公明・石井氏「細田氏の不信任決議案は不適切」 セクハラ疑惑巡り

の見出しで
公明党の石井啓一幹事長は3日午前の記者会見で、週刊文春による細田博之衆院議長のセクハラ疑惑報道を巡り「事実が確定されているわけではない。週刊誌報道をもとに(野党が細田氏に対する)不信任決議案を出すことは適切でない」(中略)「不適切な不信任(決議)案に賛成することはあり得ない」と述べ(以下略)

野党は、細田が説明しないことを前面に出すとよい。

六月五日(日)
事実無根なら、細田は自分から進んで説明するはずだ。説明できない訳でもあるのか。説明しないのだから、不信任決議案を出すのは当然だ。
私が昨年まで勤務した会社では、都労委に申し立てたことがあった。会社側の担当役員が退職したとたん団交に応じなくなった。申し立てるのが当然だが、さうならないやうに、三回くらい警告文書を出した。当時の労組専従役員が、一回目のあと申し立てようと云ったが、さらに親切心で二回か三回文書を出したのに応じなかった。その後、社長が急死したがこれは私と何の関係もない。雨が降れば傘をさすし、労働組合法に違反すれば労働委員会に申し立てる。当然のことをしただけだ。放置したら、退職した役員が間違ってゐたことになってしまふ。
それと同じで、説明をしないのだから、不信任決議案を出すのは当然のことだ。公明党と自民党内非安倍派は大いに賛成してほしい。放置したら、過去に説明した膨大な人たちが間違ったことになってしまふ。今後は誰も説明しなくなるぞ。常識で考へても、これだけ週刊誌に書かれた人が、説明無しに議長を続けるなんてあり得ない。

六月六日(月)
FNNのホームページには
細田議長 VS 文春“セクハラ疑惑” “身内”からも味方なし?

が載った。公明党代表の山口さんが説明責任を果たすやうに発言したのに続き、自民党内からも
いさめる人間が誰もいないしいさめても聞かないだろうね
さっさと辞めたほうがいいよ
こういうウワサは昔から有名な話

と三人の発言が紹介された。
東スポのホームページには
細田議長の女性記者〝セクハラ疑惑〟収束せず 自民党内から「交代論」も

と云ふ見出しで
「三権の長として失格です。疑惑説明をしないままで参院選に入れない。岸田首相は細田議長が自ら進退についてケジメをつけることを願っているはずですよ」(自民党議員)
 党内では早くも細田氏の後任議長の名前が取りざたされ始めている。
「細田議長は安倍派。同じ派閥の衞藤征士郎氏、麻生派の甘利明氏、平成研究会トップを務めた額賀福志郎氏です。岸田総裁はこの中から選ぶ可能性があります」(自民党関係者)

更に
立民の馬淵澄夫国対委員長は「ことがことだけに看過できません。議長というより、議会人の資質としていかがなものか」と語った。

細田は議員まで危なくなった。七十八歳なのでもともと引退の年齢だが、かうなったら国民の力で引き摺り降ろさう。

六月七日(火)
文春の記事は、第一弾のA記者、B記者に続いて、第二弾はC記者に深夜1時、2時にメールで
ご飯食べに行きましょう(ここにピンク色のハートが二つ)
二人きりで会いたい(ここもピンク色のハートが二つ)

に始まりH記者へ夜中に電話し
肩をもませてよ
僕の部屋でプラネタリウムを見よう

まで六人だ。
昨日紹介した自民党議員の「こういうウワサは昔から有名な話」は重大だ。昔から有名なのに、旧細田派の人たちは細田に従った。諫言もしなかった。このままでは、現安倍派全員の背中に火が回るぞ。

六月八日(水)
文春の第一弾のときに、細田事務所は「書類の山で、他人を招き入れるような場所でもない」と文書で抗議した。それと「僕の部屋でプラネタリウムを見よう」の関係はどうなるのか。「書類の山」の中でプラネタリウムを見るのか、それとも別の場所なのか。細田は説明する義務がある。
説明ができない人の第一は説明するとぼろが次々
(終)

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