千七百二十六(和語の歌、普通の歌)(モリカケ桜疑獄二百十六の二) 安倍「珊瑚は大切に」
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
五月一日(日)
デイリースポーツに
安倍晋三氏 朝日新聞やゆ「珊瑚は大切に。」森友記事に33年前の記事捏造事件で応戦か

が載った。
安倍晋三元首相が26日、ツイッターを新規投稿。「相変わらずの朝日新聞。珊瑚は大切に。」と1989年に朝日新聞のカメラマンが沖縄の珊瑚に「KY」とイニシャル風の文字を刻み、自作自演で落書きを発見したかのように記事をねつ造した問題を蒸し返し、批判した。

安倍のこの発言は、時期が悪い。朝日新聞の記者に週刊ダイヤモンドへ圧力を掛けさせた事件が明るみに出て、まだ二十四日しか経ってゐないではないか。
安倍に対しては「公平は大切に。」が必要だ。モリカケ河桜藪黒。どれも公平性に欠ける。このうちの藪について、どこが欠けるのかを説明すると、あの男とは付き合はないほうがいいと周りから言はれてゐるのに、付き合ひ続けた。本人と長く付き合へばどう云ふ人間かは分かるはずだ。ほかにも付き合ふ人がたくさんゐるのに、さう云ふ選択をしたのだから、公平性に欠ける。
しかも話はそれだけでは済まない。「黒」を執拗に検事総長にしようとした目的は何か。「黒」総長に失敗し、その後安倍が辞任し、その後も「藪」が逮捕されるまでは「河」だと云はれてきた。しかし「藪」が逮捕されてみると、本当の狙ひは「藪」だった。逮捕者と首相(当時)が、ゴルフメンバー表にゐる、或いはいっしょに写真に写る。それだけで世間と国会は、大変な騒ぎになる。
或る人の心を知るに一つにはその友を見よ昔から云ふ


五月二日(月)
朝日新聞の記者が、安倍事務所の意向を受けて週刊ダイヤモンドに圧力を掛けた事件で、安倍事務所は先月七日に
今回の件については朝日新聞社と峯村氏との間のことであり、事務所としてコメントは差し控えさせていただきます

と発表した。峯村が朝日新聞社から懲戒処分を受けたことは、峯村と新聞社の間のことだ。しかし安倍事務所が峯村とこれまで裏で関係してゐたことは、安倍事務所と峯村の間のことだ。
安倍事務所は、きちんと説明すべきだ。安倍本人が説明してもよい。安倍が得意な声高に叫ぶのでもよい。

五月三日(火)
Mag2ニュースに、津田慶治さんの
安倍氏の責任重大。日本衰退の原因が「アベノミクス」であるこれだけの証拠

が載った。
黒田総裁は、円安がどこまで進んだら金融緩和をやめるのかだが、止められない。悪い円安との認識を持つが、金利が上昇すると国債費が財政を圧迫するので、それもできない。

数値で挙げると
日本の債務残高は、1,220兆円でGDPの256%であり、世界最大の借金国である。この金利が(中略)3%では36兆円と予算全体と同じ額になる。

かうなった原因は
国債を増やした元凶は、アベノミクスである。年間30~40兆円もの国債発行を増やしたのに、それを最先端の産業育成に使わずに、国民にバラまいたことで、国債発行額が急増して、円安を止める利上げもできなくなってしまったのだ。


五月四日(水)
債務残高を激増させると、金利が上がったときに大変だ。安倍はそんなことも気が付かなかったのだらうか。安倍は退陣したとは云へ、国会議員であり安倍派の会長だ。安倍をどんどん追求しよう。
日本を資源不足、工業製品不足で敗戦に追ひやったのは、安倍の尊敬する岸信介、債務残高激増で利上げ余地不足にしたのは安倍だ。
国の債(か)り湯水のやうにばらまきて今では既に利上げ能わず


五月五日(木)
東京新聞のホームページに
桜を見る会 安倍元首相は本当に秘書の不正知らなかった?118回も虚偽答弁した理由は?刑事確定記録開示も残る疑問

が載った。
安倍元首相は「桜を見る会」前日に開かれた夕食会の費用補填ほてん問題について、首相在任中、国会などで事実と異なる説明を繰り返した。
(中略)
だが自らの不起訴処分後の20年12月、現職首相としての国会答弁が事実に反していたと認め、謝罪。

更に
「『桜を見る会』を追及する法律家の会」の泉沢章弁護士は(中略)安倍氏の調書についても「共犯の可能性もあるのだから調書はあってもおかしくない。検察の『忖度』が働いたのでは」とみる。
泉沢弁護士は、秘書らが当初から、補填が寄付に当たると違法性を認識していたことを問題視し「実態は明らかに公選法違反だ」と指摘。「結局安倍氏は何の責任も取らず、政治とカネを巡る法制度の見直し機運も高まらなかった。これだけの証拠が明らかになった今、再び安倍氏の責任追及に世論が高まるかどうか、この国の民主主義が問われている」と語る。(小沢慧一)

これだけの証拠があるぞ責任を追及しろと輿論高まる


五月六日(金)
朝日新聞のホームページにも
安倍氏元秘書「違法寄付」との指摘恐れる 特捜部への供述が明らかに

が載った。
配川元秘書は地元での宴会でも寄付の禁止規定に常に注意を払っていたという経験から、「何をやっているんだ東京は」「議員会館事務所が詰めの甘い対応をしたせいで、地元にしわ寄せが来た」と不満を持った。とはいえ会費の増額は難しいと考え、「到底、実際の収支は載せられない」と東京の秘書に同意したという。

このあと
背景に「キャバクラ」報道

の小見出しがあり
東京の秘書は調書で、マスコ…

から先は有料会員限定なので、図書館で調べて追記したい。
(追記)早速図書館で調べた。
東京の秘書は調書で、マスコミを懸念した背景事情として12年秋の朝日新聞の記事に言及。安倍氏が代表の自民党山口県第4選挙区支部がキャバクラなどでも飲食代を政治資金で支払ったという内容で「安倍も激怒して配川を厳しく叱責した」という。

不審な点がある。激怒したのになぜ配川をその後も会計責任者にしたのか。キャバクラの飲食代だと、個人支出として所得税を払ふべきではないのか。この事件で責任を取った(取らされた)人はゐるのか。
あと、かう云ふ内容を検事に話すと云ふことは、本当は別に隠したいことがあるためではないのか。

五月七日(土)
三日前の話に戻ると、債務残高の増大で利上げができない。それなのに安倍は防衛費の増大を声高に叫ぶ。どの予算を削るのか、或いは更に債務残高を増大させるのか。安倍は財源を説明すべきだ。声高に叫ぶのでもよい。
防衛費どこの予算を削るのか或いは更に債務増加か 安倍は答へよ


五月八日(日)
長期で円安を目指すのはよいことだ。しかし債務残高が原因で金利の調整ができないと、これは半分沈みかかった船と同じだ。そもそもゼロ金利は長期に亘って続けてはいけなかった。
安倍の責任は重大だ。安倍派議員は、安倍を会長から辞任させるか、一時離脱したほうがいい。
外国と金利差による円安は許されぬので 我が国も金利を上げよ 膨大な利息は安倍が責任を取れ

(反歌) 会長を辞任か私財提供か議員辞職も一つの道だ(終)

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