千七百二十六(歌)(モリカケ桜疑獄二百十六の一) 小泉の脱原発と同じ
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
四月二十五日(月)
Newsポストセブンに
安倍晋三氏 いまさらプーチン批判に「小泉純一郎さんの脱原発と同じ」の指摘

が載った。
かつての蜜月関係を払拭するかのように、安倍晋三・元首相がロシアのプーチン大統領を批判している。

更に
「改めて私たち日本はウクライナ国民とともにある。(以下略)」と、ウクライナ支持を表明した。

これに対し
自民党内からは、最近の安倍氏の“言いたい放題”の様子を、「先達」と重ね合わせる声も出てきている。非主流派の自民党関係者は言う。
「小泉純一郎・元総理です。小泉さんは首相を退いた後、東日本大震災をきっかけに脱原発に舵を切り、政権や党の事情を考慮せずにさまざまな場面で脱原発を主張しはじめました。(中略)党内には『長年首相を務めていた人物がなぜ』という疑問の声が強まっていきました。

発言は続き
今の安倍さんは、小泉さんと似てきているように見えます。自分が政権を率いていた時にはできなかったことを今になって声高に言い、存在感を示そうとしていますが、そのわりに政治家として責任を取るそぶりはない。(以下略)」

声高く存在感を示すだけ責任を取る態度に欠ける
モリカケに河桜掛け藪黒は光が欠けて良心欠ける


四月二十六日(火)
日刊ゲンダイのホームページに
安倍元首相もヒヤヒヤ…参院山口選挙区で「安倍vs安倍秘書」勃発の目

が載った。
立憲民主党の山口県連が今夏の参院選山口選挙区(改選数1)に擁立する方針──と報じられた新人候補の動向に永田町の注目が集まっている。(中略)1993年から第1次安倍政権時の2007年まで、安倍晋三元首相(67)の私設秘書を務めていたからだ。

これは面白いことになりさうだ。
野党の国会議員秘書がこう言う。
「第1次政権とはいえ、秘書を10年以上務めていたことから、(中略)街頭演説で安倍事務所の内部事情を暴露したり、『モリカケ・サクラの真相はこういうことです』などと叫んだりしたら、『安倍vs安倍秘書』と大騒ぎになるのは間違いありません」

大騒ぎを期待したい。
国民は期待してるぞ大騒ぎモリカケサクラ河に藪黒


四月二十七日(水)
東京新聞のホームページに
安倍元首相の元秘書、違法性を当初から認識 「桜を見る会」夕食会補填問題で供述 本紙請求に開示

が載った。前文では
「桜を見る会」前日に主催した夕食会を巡り、2020年12月に政治資金規正法違反罪で罰金100万円の略式命令を受けた配川(はいかわ)博之元公設第1秘書(62)=山口県下関市=の刑事確定記録が25日、本紙の請求により開示された。配川氏は、費用を補塡すれば違法な「寄付」になりかねず、「後援会の収支報告書に載せることはできない」と2013年当初から認識。秘書同士で責任を押し付け合った結果、収支報告書に記載しないまま放置していたずさんな会計処理が明らかになった。

本文に入り
配川氏は後援会の実質的な会計責任者で、収支報告書に記載する義務があると認識していたが、開催後も秘書間で連絡を取らないまま、収支の記載もしなかった。翌14年以降も「記載すれば辻褄つじつまが合わなくなる」として記載を見送り続けたとした。
一方、東京の秘書は供述で、「寄付」とみられないように参加費を受付で徴収し、ホテル名の領収書を渡していたと述べた。だが費用補塡について打開策は見つからず、(中略)配川氏と話し合いをしないまま「互いに相手に対応を任せる形になった」と釈明した。16年以降、ホテルからの請求書はシュレッダーで処分したという。

このあともう一つ問題が出てくる。
補塡の原資については、安倍夫妻の個人的な支払いなどのための「プール金」を使ったとし(以下略)

後援会のプール金を安倍夫妻の個人的な支払ひに使ったら、公私混同ではないか。税務署は個人収入として安倍から徴収したほうがいい。

四月二十八日(木)
Fridayのホームページにも
安倍の元秘書が立憲から出馬「山口の乱」が永田町にもたらす不穏

が載った。
閣僚経験者が言う。
「秋山氏なら、リアルタイムではないにせよ森友学園の土地取得にかかわる経緯や加計学園獣医学部新設の経緯を把握しているはず。安倍氏が自らの後援会を優遇招待した官邸花見の会、いわゆる『桜問題』についてはいわずもがなです。(中略)自民党としては大いに脅威です」

幕末に続きて二度目今回も堕落を倒す山口の乱


四月二十九日(金)
日刊ゲンダイのホームページに
安倍元首相「防衛予算を増やさないと笑いもの」蚊帳の外からの“トンデモ発言”に失笑の嵐

が載った。
ネット上では<誰から笑われるの?><あなた自身が世界の笑いもの><アベノマスクの方が笑いもの>と呆れる声が続出だ。

「モリカケ」「河桜」「藪黒」とほかにも笑ひものだらけだ。
ウクライナ危機でドイツやスウェーデンも防衛費の増額を決めたが、同時に増税などによる財源も示している。アベノミクスの愚策のせいで円安を止められず、庶民生活は逼迫しているのに、防衛予算のための増税を国民に強いるのか。それで米国製の武器を爆買いしたところで、国力が落ちてしまえば意味がない。

そのとほりだ。
「国民の多くは、北方領土が返ってくる見込みもないまま先に3000億円の経済協力を決めた安倍氏のロシア外交は失敗だったと感じている。その批判の矛先をそらすために、積極的に発言して目先を変えようとしているのでしょうが、逆効果です。安倍氏がロシアや軍事について語るたびにプーチン大統領との蜜月関係は何だったのかと思い出してしまうし、どんどん発言のつじつまが合わなくなっている。黙っていた方がまだマシで、焦りが裏目に出ているように見えます」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

記事は最後に
どうしても防衛予算の上積みが必要というなら、ロシアに献上した3000億円も防衛費に回せばよかったのではないか。かやの外からほえるだけの安倍元首相はあまりに無責任だ。

蚊帳の外吠えるだけだぞあの男在任中はえこひいきだけ


四月三十日(土)
現代ビジネスのホームページに
円の暴落が止まらないのに、安倍元総理が「黒田総裁」をゴリ押しするワケ

が載った。
日本円の暴落が止まらない。4月20日には1ドル=129円と約20年ぶりの水準に下落した。
これは日銀の黒田東彦総裁が進める金融緩和政策が原因だ。米FRBが金融引き締めに転じ、利上げを進める中、日銀は金融緩和政策を継続。日米で金利差が広がり、円売り・ドル買いに歯止めがかからなくなった。

ところが
にもかかわらず、安倍晋三元総理は最近、財界関係者との集まりで、「日銀の緩和政策は間違っていない。このまま黒田でGOだ!」と強弁している。
いまから約10年前、再登板した安倍元総理が始めたのが、円安誘導で景気を刺激するアベノミクス。それを強力に推進したのが、黒田総裁だった。
「いまさらそれを撤回するのは、安倍元総理にとって過ちを認めるようなもの。できるわけがない、ということでしょう」(全国紙経済部記者)

このままでは
「インフレを抑えられなくなり、日銀も利上げせざるをえなくなる。そのときは国債が暴落し、さらに円安が進むという悪循環に陥る」との声が金融関係者から上がる。

岸田政権は、安倍時代に任命された日銀総裁の独立性を強調すればいい。泥船に乗ることはない。低金利は長期に続けてはいけない。世界を見れば常識だ。
インフレを抑へられるかられないか天下分け目の戦ひとなる

安倍は、徳川が天下を取ったあとの大坂城みたいなものだ。(終)

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