千七百二十(歌) 旅行と鉄道と地酒
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
四月十七日(日)
大人の休日倶楽部パスをこの一年間(会員期間)に三回利用した。今回は、コロナ禍で苦しいJR東日本を応援しようと云ふ気持ちと、歌を集中して調べる目的があった。
信濃の歌の展示館で二日、良寛の展示館で二日。宿泊すればよいのだが、妻はフルタイムなので、母をデイサービスから帰宅後に一人にするのは心配だ。この一年間の三回すべてが四日連続で日帰りだ。
信濃と越後が交互になった。これは天候が原因だが、連続だと一泊すればよかったと云ふ気持ちが出てくる。
日帰りは新幹線が与へてくれた 世の為に石油消費を有益な旅

五つの展示館、一つのお堂、二つの街並み、二つの寺社居住建物。これだけ見たのだから、それを社会に還元するやう旅行記を書いたし、今後も得た知識を役立てたい。
歌を詠むこれも世の為人の為動植物の生存の為

下諏訪から東京に戻るときは、特急「あづさ」を使ふのが普通だ。長野経由だと三十分ほど余分に時間が掛かる。それでも長野経由にしたのは、自由席を廃止した列車には乗らないからだ。新幹線の「はやぶさ」「こまち」「かがやき」が全車指定席なのは問題ない。並行して走る別の列車に乗ればよいからだ。しかし「あづさ」の全車指定は、並行して走る列車に乗れない。
指定席と自由席は、値段が同じで構はないので、自由席は残すべきだ。今回の大人の休日倶楽部パスは、座席指定が三回余った。だからあづさに一回使ふことは可能だ。制度が不便だから乗らなかった。
あづさ弓かへりに乗るかあづさ号制度不便で長野経由に

越後線は、吉田から西側が九往復しかない。それなのに電化してあるから不思議だ。乗ったのが土曜の夕方だが、分水から先は柏崎までほとんど乗降客がゐなかった。つまりライトレール化して本数を増やしても、乗客は増えない。過去に、内野と吉田間で増便実験をしたが、乗客は増えなかったことで明らかだが。
越後線良寛線と名を変へて集客法を検討しよう

柏崎駅で、ホームに停車中のShu*Kuraを見た。改札に、大人の休日倶楽部パスで座席指定すれば乗れるか訊いたが、まもなく発車するから無理だと云ふ。それより、旅行会社経由ではないと座席指定ができないのではないだらうか。そもそも行き先が直江津だから、乗ると帰りが遅くなる。
良寛は酒好きなので酒蔵(Shu*Kura)号たまには走れ吉田経由で

越乃Shu*Kura、ゆざわShu*Kura、柳都Shu*Kuraがある。新たに良寛Shu*Kuraを作っても好い。

四月十八日(月)
今回の旅行は2,300km乗った。前回の2,080km、前々回の1,780kmと比べて、四日とも新幹線だったことが理由かと、最初は考へた。
しかし、越後線の列車が少ないので一往復半を柏崎経由にしたことが大きい。弥彦(燕三条経由)までと分水(柏崎経由)までで40km異なる。一往復半なので、前回との差の半分以上を占める。
特急あづさを使はず長野経由にしたことも原因だ。長野経由だと30km多いから、二往復でこれも半分以上を占める。
旅行中に、地酒を買って飲んだ。一日目は帰りの新幹線で飲み、二日目は途中と帰りの新幹線で合計二合飲んだ。途中で飲んだのは雨が少し降って寒くなった。三日目は300mlだったので、途中で1/3を飲み帰りの新幹線で残りを飲んだ。四日目は健康を考へて途中で一合を飲み、それ以外は飲まなかった。
せっかく旅行に行ったのだから、地酒以外を飲むのは好機喪失だ。ビールや酎ハイやよその県の日本酒を飲んではいけない。地場産業を応援するためにも、地酒を飲まう。
しかし健康の為に、旅行と年末年始以外は昼に酒を飲んではいけない。酒を飲むときは、その二倍の水を同時に飲むべきだ。私は咽喉癌や食道癌を防ぐため、一口飲んだらすぐ水を二口飲む。
旅先で地酒を飲むは楽しみだ地場産業を応援しよう
(終)

メニューへ戻る 歌(二百六十の四)へ 歌(二百六十一)へ