千六百七十五(歌)(モリカケ桜疑獄二百十ニの四) 公明党
辛丑(2021)西暦元日後
閏月三十一日(月)(2022.1.31)
FNNのホームページに
XX会が「異例」の発表 “揺れる”自公の関係

が載った。
公明党の支持母体であるXX会が27日、今後の国政選挙などに向けた支援の考え方を発表した。支援するかどうかの基準は「公人としてふさわしい人格や見識を備えている」ことなどをあげ、「党派を問わず見極めた上で、判断していくことが確認された」と明記した。

二通りの解釈ができる。XX会が長期を見越して、戸田城聖の戦略であるXX会員が各党の議員になる前段階として今回の発表をしたのなら、大歓迎だ。
もう一つの解釈は、自民党の議員へ個々に当って、切り崩すことだ。山口さんが、安倍や野田なんかと並んで最低顧問になったことから、後者の可能性が高い。
自民党は、他党との国会議員の選挙協力をするときに、本部を窓口としなくてはいけない。源頼朝が、官位は頼朝を通さず申請や受領してはいけない、としたのと同じ理由である。窓口を通さないと、組織を荒らされる。

ニ月一日(火)
かつて戸田城聖が岸信介を支持したことがあった。あのときは、X宗の僧でもある石橋湛山が首相になることを阻止するためだった。今は、X宗の僧が首相になる情勢ではない。
それどころか、安倍は神道と強い繋がりがある。神道は、日本の長い歴史で神仏が習合し、寺も神社も一体のものとして皆が拝んできた。ところが長州の奇人どもが、廃仏毀釈を行なった。長い歴史の智慧を一瞬のうちに破壊してしまった。
そして先の敗戦を迎へ、その前に牧口常三郎は獄死、戸田城聖は入獄した。そのことを忘れてはいけない。XX会は、安倍と手を切るべきだ。

ニ月二日(水)
牧口常三郎が弾圧されるまでに猛烈な布教活動を進めたのは、亡国の危機にあったからだ。戸田城聖が布教活動を再開したのは、終戦直後の悲惨な祖国を立て直すためだった。そして戸田城聖は、若い布教隊長Xを布教隊長に任命した。
ところが布教隊長Xは昭和四十五年に、布教を停止した。我が国の経済成長で、昭和四十年以降布教が頭打ちになった事情もあった。
XX会が長期戦略を立てるなら、議員は各党に分散すべきだ。今回の方針転換は、そのための前段階にすべきだ。

ニ月四日(金)
かつてXX会が布教団体だったときに、若かった布教隊長Xさんは確かに魅力的だった。新規に入会する会員は、布教隊長Xさんの熱狂的ファンが多かった。
そして布教を停止したとき、これらの人たちがXX会内で多数を占めた。しかしこれらの人たちも、今では七十代だ。子はともかく孫は、選挙運動をすれば功徳があると教へ込まれることに、反発する人が多い。
他党も、公明党を笑ふことができない。左右が合同した社会党が過半数を制する勢ひだったため、自由党と民主党が合併して自民党ができたのに、そのおそれがない今でも存続するため、安倍みたいなモリカケ桜藪の人間が出てきた。
かつての社会党は社会主義を目ざし、労組から組織内候補を出したのに、解党して二十六年で拝西洋の奇妙な連中が多くなった。今の立民党を見よう。公務員組合と大企業労組が多いから何の魅力も無い。早く消滅したほうがいい。
目的を消失した組織は、かうなる。XX会は、戸田城聖の路線に従ひ議員を各党に分散させないと、じり貧にならう。
目的が 消滅したら 解散しよう 既得権 目的の無い 組織が残る


ニ月五日(土)
Mag2ニュースに新慕さんの
自公の選挙協力にヒビ割れ。XX会が自民党にかけた脅しの内容

が載った。記事は、自公の間に強いすきま風が吹く事情を説明の後
自民党はこのさい、自公連立を見直したらどうなのだろうか。XX会という特定の宗教団体に選挙戦を依存する政党が政権を担うというのは、そもそも憲法の「政教分離」原則に反している。

これだけでも異状なのに
自公接近の経緯からして、まともではない。もとをただせば、1996年3月、当時の公明党代表、藤井富雄都議らが、ある暴力団組長と密会しているビデオテープを野中広務幹事長代理が入手した時までさかのぼる。

それは大変なことだ。
これをきっかけに野中氏は、XX会中枢に近づき、新進党の切り崩しにまんまと成功。97年12月、新進党は解党、6つの政党に分裂した。野中氏は公明・XX会とのパイプを武器に、党内の実力者にのしあがっていく。
98年7月の参院選で、自民党が惨敗し橋本内閣が総辞職。小渕恵三氏が首相の座に就くと、野中氏が官房長官に指名された。総裁選に敗れた梶山静六氏は側近にこう言ったという。
「お前ら見てろよ。小渕内閣は必ず公明と組むぞ。窓口には野中がなる。あいつがみんなを牛耳るんだ。公明票がなければ当選しないから、みんな野中に頭を下げなきゃならなくなる」(魚住昭「野中広務・差別と権力」より)
99年10月、公明党は連立政権に参加し、梶山氏の予言は現実となった。

その行き着く先が、安倍のモリカケ桜藪と黒川定年延長問題だった。
たとえ今回の選挙協力が最終的には首尾よく運ぶとしても、同じような問題が今後も起こってくるに違いない。「身を切る改革」を掲げ、関西から全国に地盤を拡大しようとしている日本維新の会のほうが、「平和」「福祉」の公明党よりよほど自民党の政策に近い。その伸長しだいでは、ますます自公関係は微妙になっていくだろう。

日本維新の会に期待したい。立民党は、枝野さんのときはよかったのに、今は野田が復権して菅野田時代に戻ってしまった。

ニ月六日(日)
XX会は、中長期で考へるなら、会員の膨大な献身努力で議席のかさ上げを続けるべきではない。とは云へ、会員の選挙運動が無ければ、公明党は激減だ。それを防ぐには、各党に分散することだ。
公務員組合や大企業労組の組織内候補は、組織内の票だけで当選するのではない。もし連合党や自治労党、UAゼンセン党だったら、全員落選だらう。かつて全電通の山岸さんが会長の時代に連合候補を少数立てた。あれは野党を補完して自民党政権を終了させようとする大目的を、国民が理解したから当選できた。
XX会は組織内候補を各党に分散させて、各党の大目的に邁進すべきだ。それが中長期ではXX会のためになる。
組織には 短期の他に 中長期 戦略が無いと 弱体となる


ニ月八日(火)
FNNのホームページに
公明・山口代表「我々だけ推薦して国民に理解してもらえるか」 参院選での自民候補の推薦を否定

が載った。
公明党の山口代表は6日、BS番組で、夏の参院選に向けた自民党との相互推薦について、自民党が公明党候補を推薦しないのに「我々だけが推薦するのは国民に理解していただけるのか」と述べ、(以下略)

これは変な話だ。そもそも国民は、宗教団体が功徳を餌に会員に選挙活動をさせることを、理解しない。公明党が自民党と組んだため、安倍長期政権でモリカケ桜藪と黒川定年延長問題が出たことも、国民は理解しない。
かつて自民党は、テレビの選挙速報で感想を聞かれ、自民党は総ての国民から支持されるから勝利した、と胸を張って答へた。自民党は、国民政党に回復するよい機会だ。
国民の 為の党なら 勝利する 一部の人の 為なら駄目だ 今の立民
(終)

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