千六百六十ニ(歌)　行動日記(新曽つつじ通り、タイ好き日本人忘年会、十条界隈、鎌ヶ谷大仏、国際興業バスの回数券)
辛丑(2021)
十二月二十ニ日(水)
先日、戸田に行く用事があった。戸田駅と戸田公園駅の中間なので、往きは戸田駅から歩いた。帰りは新曽つつじ通りを調べたいので、この通りを北戸田まで歩いた。
新曽とは　見沼支流で　名を知るも　つつじ通りの　右側に　戸田温泉の　看板を　横目で見つつ　北戸田駅へ

十二月二十三日(木)
十五年ほど前に、タイ好き日本人のメルマガに登録した。タイフェスティバルなどの案内は、重宝してきた。タイ人を交へた食事会の案内も来るが、タイ人は無料で招待するためか、値段が高い。だから一回も参加せず十五年を経過した。
先日来た忘年会の案内は、新宿のタイレストランで行ひ、値段も手ごろだ。新宿のタイレストランはほとんど行ったのに、まだ知らない店があるのかと見ると、駅の東側だ。私が行くのは西側ばかりだった。
参加しようと申し込みページまで行ったが、私みたいに一回も参加しなかった人より、今まで参加をしてきた人に機会を譲ったほうがいいと、考へ直した。
タイ国は　山田長政　日泰寺　紀子様の父川嶋氏　秋篠宮の皇嗣様　二つの国に　幾重(いくへ)もの絲

十二月二十四日(金)
十条に用事があり、十回行った。往復二十回のうち、十条駅から九回、東十条駅から十一回、どちらも徒歩で七分だった。前に、十条から東十条まで十条中央商店街を歩き、演芸場もあって賑やかな通りだった。今回は、十条から十条銀座、東十条からは北口の路地を歩き、昭和の雰囲気を楽しんだ。
十条は　昭和の香り　漂はす　かつてはこれが　日本全国
十条銀座が終った先に、十条富士見銀座商店街がある。十条銀座のアーケードが切れるが、それは大した問題ではなく、店が途切れ途切れになる。しかし公式の地図では店が連続し、四十八店舗だ。朝早いので開店前の店が多く、味噌専門店、激安本舗、山形交流産直が印象に残った。区役所の作ったパンフレットによると、富士見銀座商店街は昭和二十五年に出来た。
東十条駅の西側の二車線道路は、南に行くと四車線に拡張工事中だ。富士塚の土を撤去し、後方に移動中だった。歴史ある建造物を移転と云ふ名の撤去新築することに抵抗がある。道路を四車線にしなくて済む方法(近隣道路の補強と誘導)を考へるべきだった。
富士塚は　成子坂にも　一つあり　職場の近く　お昼どき　訪れたのも　今は昔に

十二月二十七日(月)
習志野に行く用事があり、帰りに鎌ヶ谷大仏に寄った。この程度の大仏が丁度よい。大きすぎるものは、質素、清貧、無欲に反する。
鎌ヶ谷の　大仏様と　初対面　大き過ぎずに　寄進者の　信仰篤き　心が見える
(反歌) 大き過ぎ　豪華が過ぎる　大仏と　伽藍袈裟では　彼岸へ行けぬ

十二月三十日(木)
東武練馬近くに行った。まづ缶飲料の自動販売機に「Parade　あの頃、誰もが飲んだ　ミルクセーキ　復刻版」(百円)があるので購入した。缶に印刷された説明によると
「パレード」は昭和４０年、外国飲料メーカーの日本上陸に対抗して国内の中小飲料メーカー約８０社が共同で組織した全国統一ブランドです。このブランドに日本独自のミルクセーキを企画考案し、最初に立ち上げた元祖メーカーとして懐かしの味を再現しました。
とある。暫くしてもう一本別の「贅沢仕立てのミルクティー」を買った。こちらは、ミルクセーキとは別の会社で、自動販売機を運営するところだった。他社のいい製品や自社のものを扱ふやうだ。
帰りは、東武練馬駅から乗らず、散歩がてら十五分ほど歩き、国際興業の練馬営業所で回数券を購入した。バス特が廃止になり、乗客はバス損状態が続いたが、回数券が復活したことを先日ホームページで知った。
そのあと赤羽まで国際興業バスに乗った。新しくできた環八(といっても十数年前だが。私の記憶にある環八は、判らないうちに笹目通りと名が変はり国道１７号新大宮バイパスに繋がった)を走るバスに乗ってみたかった。トンネルを走るので、停留所の間隔が長い。乗り物好きには、乗る価値のあるバスだ。
環七を　走る乗り合ひ　王子発　新代田にて　大森へ　あと赤羽と　高円寺　新たに出来た　環八を　走る路線は　赤羽練馬
(反歌) 王子発　亀有行きは　元都バス　今は東武が　日に二往復
一日乗車券のお薦めは東急バスと都バス。東急で大森新代田、都バスで新代田新宿に、それぞれ別の日に乗るとよい。国際興業バスのお薦めは回数券。これで赤羽練馬間、赤羽高円寺間、池袋光が丘間、成増下笹目間に乗らう。(終)

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