千六百六十一(歌)(モリカケ桜疑獄二百十一の三) 1.稲田、下山、萩生田は安倍に叛け、2.河野はギャーギャー発言を有効利用しよう
辛丑(2021)西暦元日後
閏月六日(木)
稲田、下山、萩生田は、今が頂点だ。この先は、永久に下り坂が続く。安倍は、党内で力をどんどん失ってゐる。安倍の力が、完全に落ちた後で背いても遅い。
安土桃山時代に小田原城が落城した後で羽柴秀吉へ御目通りを願った大名は、首を刎ねられた。伊達政宗は、ぎりぎりのところで助かった。稲田、下山、萩生田は、叛くなら今年前半だ。
親玉の 言ひなりになる 今までが 心を曲げる 異常事態だ
今の世は 一度しかない 人生を 曲げて暮らすと 後悔するぞ
 

閏月七日(金)
日刊ゲンダイのホームページに
安倍元首相が新年早々「コロナ5類扱い」発言 医療崩壊の“元凶”また政権に口出しで批判噴出

が載った。前文は
トコトン無責任だ。岸田首相に何かと袖にされる焦りからか、政権運営にやたらと口を出している安倍元首相が新型コロナウイルス対策にまで注文をつけ始めた。

本文に入り
感染症法上の分類を「季節性インフルエンザと同じ『5類』として扱う手はあります」と発言。そうなれば、たとえ感染しても日常生活の制約はほぼなくなるが、医療費の公費負担もナシ。国民は「自助」を強いられる。そもそも度重なるコロナ失策で求心力を失い、2度目の政権ブン投げに追い込まれる大失態を演じたのはお忘れのようだ。

その結果
〈お前は出てこなくていい〉〈政権を投げ出したクズが口出すな〉などとネット上でも批判されている。
「傑作です。東京五輪の開催で頭がいっぱいで、手抜き対応を繰り返した人物が言うことでしょうか。マトモな人間であれば蟄居していますし、ましてやコロナ対策にクチバシを入れたりしない。尻に火がついている様子がアリアリです。関与が疑われている大規模買収事件をめぐる新たな動きに焦りを強めているのではないか。舞台となった広島の自民党県連会長に、岸田側近の寺田稔首相補佐官が就き、元法相夫妻に1.5億円を提供した自民党本部の対応を『説明が十分でない』『検証がなされていない』と言い始めています」(政治評論家の本澤二郎氏)


閏月八日(土)
稲田、下山、萩生田の他に、頂点を過ぎた人がゐる。河野太郎である。せっかく自民党員と国民の人気が高かったのに、「ギャーギャー発言」で転落してしまった。
ここで、いい方法がある。「ギャーギャー発言」を逆手に取って、人気を得る。安倍のことを「首相を投げ出したのに、ギャーギャーと発言してゐる」と批判しよう。これは受ける。河野さんは、一気に人気者となる。
ギャーギャーと 云はれる人が ゐるときは 云った人より 皆の目が向く


閏月九日(日)
先月、茂木派の政治資金パーティーで、安倍が
同期一番の男前は岸田文雄、一番頭がいいのは茂木敏充、そして性格が良いのが安倍晋三と言われている

と発言した。安倍は、黒川を検事総長に任命するため強引に定年を延長しようとしたり、財務省の職員が自殺したり、文科省の事務次官の個人情報を流したり、獣医学部全国展開を突然発言し側近が「いつまでも批判されるので頭に来た」と釈明(?)したり、盟友だった森友学園理事長夫妻をトカゲの尻尾切りにしたり、国会でヤジを飛ばしたり、最近逮捕された藪本について周囲から付き合はないほうがいいと進言されるのに付き合ひ続けた。
これらのデータをどう加工すると「性格が良い」が出てくるのか。そもそも「安倍晋三と言われている」と云ふが、誰から云はれたのか。自作自演ではないのか。安倍はまた、ギャーギャーと発言してしまった。

閏月十日(月)
Presidentのホームページに
「安倍首相の"かつてない体制"はなぜ失敗したのか」北朝鮮の拉致問題が解撤しない根本原因

が載った。
2002年9月17日に平壌で行われた小泉純一郎首相(当時)と金正日の日朝首脳会談で、北朝鮮側は長年否定していた日本人の拉致を初めて認め、(中略)5名の帰国が実現。だがその後は進展がなく膠着(こうちゃく)状態に陥った。
2014年になって、事態は再び動き出す気配を見せる。北朝鮮が日本人拉致被害者についての再調査に合意したからだ。(中略)安倍晋三首相(当時)は「かつてない体制ができた」と特別調査委員会を評価し、制裁措置の一部を解除する方針を示した。

このときほとんどの国民は、調査しても何も出て来ないのではないかと、半信半疑どころか一分信九分疑だった。そして何も出て来なかった。
日本人拉致を実行したのは国家安全保衛部ではなく、朝鮮労働党(以下、労働党)直属の「作戦部」および「35号室」が中心だ。実は、国家安全保衛部はこれらの組織を調査することはできない。労働党直属の組織ではない国家安全保衛部に、労働党の犯罪を調べる権限はないからだ。
北朝鮮では労働党の命令ですべてが動く。金正恩が本気で日本人拉致について調査を行う気なら、労働党の組織を含む国家のすべての機関に対して強大な権限を有している「労働党組織指導部」に調査を行わせているだろう。

この時点で、安倍は「かつてない体制ができた」とギャーギャー言ふのではなく、労働党直属の組織とするやう意見を出すべきだった。結果は
案の定、調査委員会はなんの報告も出さないまま時間だけが過ぎていった。設置から1年がたっても「調査を誠実に行ってきたが、今しばらく時間がかかる」とのらりくらりを繰り返す。実際のところは調査を進めようがないため結果を出せなかったのだろう。そして、特別調査委員会は2016年2月に一方的に解体された。

執筆の宮田敦司さんは元航空自衛官でジャーナリスト。陸上自衛隊調査学校(現・情報学校)修了。北朝鮮を担当。2008年、日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。
経歴から見れば、宮田さんの云ふことは日本国内で一番正しい。
北朝鮮経済が行き詰まっている今こそ、制裁の一部緩和を交換条件に拉致被害者を全員帰国させるよう働きかけるべきだろう。(中略)岸田首相がまず着手すべきは、国家安全保衛部ではなく、労働党組織指導部のような権限のある組織が調査を行うよう要求することからだと筆者は考える。(中略)北朝鮮が動くのを待っていてもらちが明かない。首相自らが動かなければならないときがやってきている。


閏月十一日(火)
調査委員会が一年経って結果を出さず、その後解体された。この時点で、安倍は次の行動を取るべきだった。安倍が無駄に時間を費やしたため、拉致被害者の家族が次々と亡くなった。
安倍の責任は重大だ。議員辞職すべきだが、取り合へず派閥会長辞任をすべきだ。

閏月十二日(水)
レイバーネットと云ふホームページに児玉繁信さんの
日本経済 沈没か?!

が載った。その中で
政府の借金は、1,200兆円を超え、日銀の総資産(というより借金)は10年で5倍に膨張した。同時に、東証一部では、日銀が全体の2割を保有する最大の株主になった。(中略)成長戦略(=①原発・高効率石炭火力発電所の輸出、②カジノ誘致、③加計学園・・・)は失敗し、金融緩和からの出口戦略を描けないまでに債務を拡大した。

加計学園は、経済成長戦略のための特区だった。実際は、獣医師数調整機能にお友だちを割り込ませるためだった。経済成長に寄与しないなら、特区を廃止し、獣医学部の認可は取り消すべきだ。
それとは別に、四国または香川県の特区なのだから、獣医師免許は四国、香川県、今治市内のどれかのみ有効にすべきだ。四国や香川県で開業中の動物病院が損害を受けてはいけないので、今治市内が適切だ。

閏月十三日(木)
TBSホームページの「「賛成すれば『反日』反対すれば『差別』」記事は悪質なので、当ホームページでも批判した。かうなった原因は、国が独立をしてゐないためだ。
国が独立をしてゐないのは、先の敗戦が原因だ。閣議で署名した岸信介の責任は重大だ。しかも敗戦は、工業力資源力の差が原因だから、責任は商工相の岸信介にある。東條英機に次いで、岸は日本史上二番目の敗戦責任がある。
それなのに安倍は、尊敬する人が岸信介だとギャーギャー叫んだ。(終)

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