千六百三十六(和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百九の一) 与党批判
辛丑(2021)
十一月八日(月)
公明党の十八歳以下十万円給付は、評判が悪い。公明党とその宗教団体を除き、すべての国民が反対だ。岸田政権がこんな案を受け入れるのかどうか、国民の注目が集まる。
維新の会は早速批判を開始した。維新の会が、今回の選挙で躍進した理由である。他の野党は見習ふとよい。
(九日追記)自民党は、年収九百六十万円を提案し始めた。そんな高額では駄目で、年収五百万円が限度だ。あと商品券は駄目だ。普通に購入する物に使用し、余ったカネは貯金するから現金と同じだ。事務経費が余分に掛かる。
公の お金は国と 民の為 一つの党(むら)は 内輪の為に 一つの党(むら)は それに従ふ


十一月九日(火)
FNNのホームページに
なぜ18歳以下の子どもにだけ10万円? 「“公明案丸のみ”なら驚き」の声

が載った。
山口代表は「未来の世代をしっかり育てることがこれからの安定につながる」と18歳以下の子どもに対象を限定したことの意義を強調している。

まづ、未来の世代をしっかり育てるためには出生率を上げなくてはいけないが、単発の十万円では効果がない。
富裕層も含めた一律支給には「バラマキ」との批判もある。山口代表は衆院選中の街頭演説で「所得を分けていたら今度は所得をどういう基準でわけるかという手間のかかることをやる」「タイミングが遅れてしまう」(10月30日)と強調した。

それでも、ばらまくために掛かる経費は、夕刊フジによると
昨年、政府は一律10万円給付をしたが、その事務費だけで約1500億円かかっている。そのほか、政府、地方自治体の公務員たちの人件費のコストもバカにならない。

次に山口さんは
「親の所得によって子どもを分断するやり方はふさわしくない」

親の所得と子供に掛ける経費は、大まかに云へば比例する。既に分断されてゐる。所得で支給すれば、分断が少し緩和されると思はないのか。

十一月十日(水)
デイリー新潮のホームページに、元公明党参議院議員で元副幹事長、福本潤一さんのインタビューが載った。
福本:福祉を考えるなら、一律10万円などとしないでしょう。公明党の支持母体はご承知のようにXX会です。公明議員はXX会信者、中でも最大の力を持っている婦人部――今は女性部といいますが――彼女たちの支援、選挙活動があって当選できるわけです。ところが、彼女たちから「あれだけ応援してあげても何の見返りもない」という声が上がることが少なくありません。福祉の党と言いながら、私たちは豊かにならないと。そうした声が学会本部へ伝わり、会長へ上がり、公明党へ伝わるのです。そこで提案されたのが地域振興券でした。まさか「学会員だけに配れ」などとは言えませんから、一律ということになるわけです。

過去の地域振興券について
福本:当時7000億円かかると言われたバラまきに、連立を組む自民党からも地域の振興になど役に立たないと批判され、“天下の愚策”とまで言われました。自公連立の立役者だった野中広務さんが、「7000億円は公明党への国会対策費だ」と語ったのは有名な話です。


十一月十一日(木)
八日の欄に(九日追記)で、所得制限は年収五百万円が限度だ、と書いた。私が現役のときは年収が五百万円以上だったから、十八歳以下の子がゐた時代の私は該当しない。自分が該当するかどうかより、世の中のためを考へるべきだ。
自民党案の九百六十万円では駄目だ。それでは五百万円以上の家庭は貯金に回る。しかも最初から自民公明は、落としどころを狙ったと、国民から思はれてしまふ。
の 心が欠けた 党(むら)がある 名前を変へて るい(むら)に 中は暗いが


十一月十二日(金)
Mag2ニュースに
女性自殺者の急増を隠蔽する自公政権の姑息。80%超「増加」の真相

と云ふ記事が載った。
厚労省の「自殺対策白書」は、毎年、3月下旬の年度末に前年分が発表されており、たとえば、昨年2020年は、3月17日に前年2019年分が発表されています。これが通例です。しかし、その前年の2019年だけは違ったのです。この年は、(中略)7月21日に参院選が行なわれ、(中略)7月22日に(中略)「自殺対策白書」が発表されたのです。

そして今年は十一月二日に発表された。
特に今回の「自殺対策白書」には「10年連続で減少していた自殺者数が11年ぶりに増加に転じてしまった」「女性の自殺者が急増した」など、現政権にとって極めて都合の悪い内容でした。(中略)厚労省も「新型コロナ感染拡大による失職や収入減が(女性の自殺者急増の)背景にある」と結論づけていますか、これは完全に政治の責任です。

年収九百六十万円の人に十万円をばらまくより、五百万円以上の分を失職や収入減の人に回したほうがよい。

十一月十三日(土)
公明党は、これを機に親岸田反安倍を鮮明にする方法がある。公明党は、その時の首相に従順で来たから、今回も親岸田になる。そこに反安倍を加へて、モリカケ桜の解明と原状復帰を図るとよい。
公明党は、そもそも日本中を信徒にする方針の中で設立され、しかし昭和四十五年に布教活動を中止した。このときから公明党は既得権集団になった。
戸田城聖は、布教隊長Xを布教隊長に任命したが、新しい宗教の創設者には任命しなかった。昭和四十五年の時点で布教隊長Xは、戸田に背いた。
このころから布教隊長Xは、読経唱題が極めて速くなった。会合で「(布教隊長X)先生の勤行は速いですから、よく聴いて合はせてください」と司会が注意するくらいだった。布教隊長Xが喧嘩別れした宗派には昔から、鼻で息を抜いて高速で読む方法があり、これなら問題はない。普通の発声なのに高速で読むと、実に見苦しい。
牧口常三郎は美利善の価値論を説いた。戸田城聖は布教を前面に出したが、牧口の価値論を尊重し続けた。だから折伏経典には価値論が書いてあった。布教隊長Xの早口読経唱題は、美利善の最初に掲げる美の正反対だ。そもそも、XX会の寄進した大化城と総坊(旧)は醜い建築物の典型だ。
公明党が親岸田反安倍になることで、こんな議論をする必要はなくなる。今回の特集を「公明党批判」とせず「与党批判」としたのは、公明党への配慮と、今後に期待してのことだ。

十一月二十六日(金)
僧X系四団体(XX会、X宗、X会、XX宗)の人たちは、頭が仮死状態だ。自分たちの団体はご利益があり、他の団体は罰があると思ひ込んだ。丁度、野生動物が恐怖のあまり仮死状態になるのと同じだ。
他の団体に不幸があると罰だ罰だと大騒ぎし、自分たちの不幸は沈黙する。例へば布教隊長Xさんの次男は若死にし、XX会と共産党が協定を結んだ時に活躍した副会長野崎さんも若死にした。そのことを掲示したXX宗の寺は、前住職(大きな寺に栄転)の息子が本山で修業中にアレルギー発作で若死にし、副講頭の息子は交通事故で若死にしたと、XX会も創価新報に書いた。
僧Xの教義は、元寇や飢饉疫癘と云ふ非常事態でのものだ。幕末から昭和二十年までも非常事態だ。僧Xのときは、X経を広めないのに元寇や飢饉疫癘が収まったし、幕末から昭和二十年までは田中智学や牧口常三郎が必死に布教したのに、敗戦した。僧Xは布教を達成できると信じた。四団体も昭和四十五年まで信じた。しかし出来なかった。これこそご利益がない証拠だ。
四団体以外は、本流を主張しないからまだ存在意義もあらう。四団体は自分たちだけが正しいと主張してきたのだから、存在意義がない。
おとなしく活動するならまだしも、安倍長期政権の原因になったり(創価)、他の宗教の妨害に来たり(せい宗)、悪坊主がボンネットに女性を乗せたまま振り落とさうとしたり(X宗)、悪質だ。
公明党は発展的に解消し、議員は自民党から共産党まで分かれるとよい。これは戸田城聖さんの目指した姿だ。(終)

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