千六百ニ十九(歌) 行動日記(加湿器、食前のヨーグルト、従弟の死、コミュニティバス)
辛丑(2021)
十一月一日(月)
気温が下がると空気中の水分量が下がり、鼻に血の塊ができる。そのため先週から睡眠時に、超音波式加湿器を使ひ始めた。もう一台、加熱式加湿器もある。超音波式は机の上に置くと、周囲よりわずかに温度の低い蒸気が顔の上に降り注ぐ。
加熱式は、室温を下げないので期待して購入したが、蒸気が温かいため天井に向かふ。木造住宅の場合、室内の湿度は変化が少なく、壁や天井が吸収したり排出したりする。だから顔に降り注がないと役立たない。
そのため昨年の冬は、加熱式を半月ほど使っただけでお蔵入りになった。今年は、昼間にパソコンを使ふとき、足元に置かうと考へた。まづ加湿器からノズルを外すと、何と水垢がびっしりだ。超音波式は、一冬のほとんどを使ったのにほとんど付着しないから、不思議だ。超音波式は、水中のカルシウムなども空中に飛ばすのだらう。

十一月二日(火)
クエン酸を買ひに行ったら売ってない。酢でもよいことが判り、酢で溶かした。超音波式は、かすかに付着するだけだが、数年分の水垢を溶かした。加熱式は、半月なのに大量に付着したものを溶かした。
新たなことに気付いた。超音波式は、カルシウムを飛ばすのではなく余った水に残り、翌日の水交換で廃棄される。加熱式は化学変化し付着する。
カルシウム 加熱に因りて 不可逆に 溶けない物へ 変化し付着
  

十一月三日(水)
本日の午前中、加熱式を足元に置いて使用した。暖房を兼ね、しかも部屋暖房ではないので、都市ガスやヒートポンプ式よりも経済的だ。
本日は 加熱に依りて 加湿する 機器が再び 活き返る日に


十一月六日(土)
ヨーグルトの種類によって、腸内で異常発酵が起きたり、便秘気味になったりするので、ビヒダスとブルガリアがよいことを前に書いた。ところが一ヶ月ほど前から、ビヒダスでも便秘気味になった。最初は加齢が原因かと思った。しかしこの頃から、ビヒダスが二十円引きだ。さては腸内細菌に二十円引きを気付かれたか、と云ふ話ではない。
とは云へ、二十円高いブルガリアにしたところ治った。ここで新たなことに気付き、ビヒダスを食前に食べたところ、便秘気味が解消した。食前に食べると、胃酸で死滅しない乳酸菌、ビフィズス菌が腸に到達するのだらう。最近、胸やけ気味だった。
ヨーグルト 空腹時には 胃液無く 腸に到着 便秘解消

(十一月十九日追記)その後、ビヒダスで便秘が再発し、ブルガリアで治った。ところがブルガリアで再発し、インターネットで調べると食後のほうが便秘によいことが判った。明日から食後で再調査することにした。(再調査結果)

十一月七日(日)
従姉から電話があり、弟さん(私にとり従弟)が亡くなった。六十三歳。四十年以上前に柴田恭兵の劇団へ入り、今は東海地方で監督などの仕事をしてゐた。劇団を東京に引っ張り(劇団用語か)、出張先で倒れた。
父方の従兄弟で亡くなったのは二人目、それ以外に従兄弟の奥さんが一人。
我れよりも 若き従兄弟が 次々と 亡くなり歳と 秋を感じる


十一月九日(火)
市が運営(バス会社に業務委託)するコミュニティバスに、初めて乗った。駅から家に向かって歩いてゐると、コミュニティバスが追い抜いた。その先の信号で止まったので、停留所まで走った。複雑な信号なので間に合ったが、普通の信号(二方向)なら間に合はなかった。
運転士を含めて座席が十一人。区役所利用者用だと今まで思ってきたがそれは南区の特殊事情で、他の区は病院も考慮してある。すべての区で駅前は商業施設、金融機関があり、日常生活に必要なものは揃ふ。
本日は コミュニティバス 乗り始め 市が運営し 小型バス 車内見渡し 下車の後 ホームページで 事情が分かる
(終)

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