千五百九十六(和語読みの歌) 行動日記(お茶箱を解体、株主総会、浅草橋、和光市白子、ヨーグルト四製品、腰痛、練馬驛周邊)
辛丑(2021)
六月二十三日(水)お茶箱を解体
二週間ほど前に、お茶箱を解体した。三つあるうちの一つで、木製で90cm×60cm×60cm。内側はブリキ張りだから、昭和二十年代または三十年代前半だらう。木は斧と釘抜きで解体し、ブリキは折りたたんで屋外に置いた。
一週間ほど前に、夜中に雨がブリキに当たって音がする。ブリキを屋根がある部分に移動し、解決した。
石油(あぶら)から 作れる樹脂(もの)が 無い世では 薄い鋼で 水気を防ぐ
今回初の試みで、漢語に和語の読みを当てはめた。
六月二十五日(金)株主総会
今年二月まで勤務した会社では、従業員で株主の人は、退職のときに会社が購入希望者をあっせんして株を売る。ここ十年は会社または社長が買ふやうになった。ところが私の場合だけ、何も言って来なかった。
私が株を持ち続けることは、会社の為になる。今までの株主総会は「・・・・・・・・・・・(原稿を読むだけ)、あ、間違へた、・・・・・・・・・・・(再び読み始める)」。こんな緊張感の無い総会は、時間が無駄だ。私が出席し発言すれば、気持ちが引き締まるから、会社の為になる。
株主総会の資料を見ると、株主は二十四名。旧本社のビル2室は売却し、一億円以上の損失だった。それは構はないが、家賃収入とここ数年の不動産価格の変動を知りたいものだ。低金利時代は簿価だけ修正し、持ち続けることも一つの方法だった。
本日は用事が入った。だから総会に出られなかったが、委任状は出さなかった。当日まで緊張することは、会社の為になる。株主も「どんな質問が出るかな」と、かつての栗川(仮名)さんみたいに楽しみだ。
木の根なる 株持つ人の 総会(あつまり)は 年ごと増やす 輪に似て丸し
六月二十六日(土)浅草橋
先週浅草橋に行った。街の区画が細かく分かれるので、感心した。駅と線路は高架にあり、一階とその周辺の庶民的な飲食街商店街にも、感心した。
浅草と 離れた位置(ところ) 神田川 浅草橋は 皇(すめらぎ)が 二つ前の世 香りを残す
(反歌)
神田川 歌も流行(はや)りて 高田から 高田馬場と 誰もが思ふ
「神田川」の碑が中野区にある。しかしあの歌が流行した当時に誰もが想像したのは、舞台は豊島区高田か、その対岸の新宿区高田馬場か。中野区は閑静な住宅地だった。
六月二十九日(火)和光市白子
和光市白子に行った。往路は成増駅から歩き、帰路は和光市駅から乗った。都県境に白子川が流れ、中小河川だから、橋がたくさんある。埼玉県側は、車のナンバーに川口、大宮、所沢、練馬が混ざる。
成増の商店街は賑やかだ。飲み屋が幾つも入る共同店舗もある。予めタイ料理店を調べたが、閉店中だ。一階の中華料理店で昼食を食べた。経営者の奥さんらしい人が、中年の女と中国語で話してゐた。日本人客が一組、暫くして日本人中年女性三名、更に暫くして日本人建設作業員三名。建設作業員が料理の内容を経営者の奥さんらしい人に訊くうち、ふと中国語が出て、作業員のうち一人が中国語で話し続け、残りの日本人に説明をした。
私は八宝菜(680円税込み)を食べた。白菜が他の食材と不整合なため、油分のおいしさ、調味料のおいしさが出て来ない感想を持った。時間があったので、駅東口の北側の図書館で一時間ほどで良寛の和歌選集を詠み終へた。少ない席が埋まったため、他の入館者と同じで立って読んだ。白子には東側から行った。
七月二日(金)二回目の和光市白子
本日は強い雨で、和光市駅から白子まで濡れながら行った。昼食は、雨が小降りになったので、前回の中華料理屋に行った。週替はり四川風肉炒め(680円税込み)を食べた。何の肉だか他と不整合だ。それで判った。この味は中国人向けだと。着いた時は私だけで、暫くして男二人、その直後に女一人が来た。
白子川 東京(ひがしのみやこ) 境にて 晴れには水が おとなしく 雨には水が 大きく速く
(反歌)
滝坂は かつて滝あり 谷間には 旧(ふる)多摩川の 深さ引き継ぐ
七月五日(月)ヨーグルト四製品
私は四十年近く、ブルガリアヨーグルトかビヒダスを食べて来た。どちらも400gで百四十円台だ。昨年九十円台のヨーグルトを買ったところ、下痢ではないのだが大腸が不調になることを発見した。
次に百二十円台のヨーグルトを他の店で見つけて、これを一ヶ月ほど食べたところ、便秘気味になることも発見した。
ヨーグルトをブルガリアかビヒダスに戻すと、症状が回復した。母や妻は、これらの症状が起きないから不思議だ。
牛の乳 酸いに寝かせた 食べ物は 整腸(おなか整へ) 病を撥ねる
七月十日(土)腰痛
一週間前に、運動靴の紐を結ばうとしたところ、突然腰痛が起きた。痛みは断続的に起こり、大丈夫なときと腰を伸ばすことさへ困難なときがある。しかしそのときも少し時間を置けば痛く無くなる。
原因として、腰をひねったのかも知れない。鶴見に住んでゐたときに、自転車で大田区立蒲田図書館に何回か行った。雑誌コーナーは長椅子の横が机の為、体をひねって読むため、翌日から腰痛が三日ほど起きることを発見した。今から二十五年くらい前の話だ。
或いは、かばんを肩に掛けたり、手で持つときに肘を伸ばすと、腰や膝が痛くなる。だから旅行のときは肘を曲げてかばんを持つやうになった。通勤時にもその習慣を守り、かばんは必ず肘を少し曲げることにした。
最近、出掛けるときに旅行かばんを持つことが多くなった。何拍もの旅行と異なり重くはないから安心したのかも知れない。肘を伸ばして持つやうになった。肘を曲げると、歩くときの重量変化を吸収できる。私はこれが原因と考へて来た。ところが最近読んだ記事で、重いかばんを持つと手で制御できないから背骨が平衡を取るため左右に傾く。それが原因だと云ふ。長年の経験から私の説が正しいやうに思はれる。
七月十一日(日)練馬駅前
お昼の十二時三十分頃に、練馬駅で都営地下鉄から西武池袋線に乗り換へた。駅周辺を歩き、満天酒場と云ふ店で、唐揚げランチ五百円(込)を食べた。価格満足度が高い。コロナ騒ぎなのに、店はほどほどの混み方だ。
家に帰りインターネットで調べると、庄屋、築地日本海など、たくさんの種類の店を経営する。なるほどと思った。店は価格満足度が大切と云ふ、基本に沿った経営である。(終)
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