千六百ニ十七(普通の歌、和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百八の一) 1.安倍に続く珍語、2.安倍周辺を落選させよう
辛丑(2021)
十月十八日(月)
SmartFLASHと云ふサイトに
「『所得倍増』は2倍になる意味ではない」批判殺到の山際大臣発言が掘り起こす安倍晋三氏の黒歴史「募ったが募集はしていない」

が載った。
山際大志郎経済再生担当大臣は、岸田総理大臣が総裁選で掲げた「令和版所得倍増」について、「所得が2倍になるという意味ではない」との認識を示したという。この発言はテレビ朝日によって報じられ、大きな反響を呼んでいる。

大きな反響を呼ぶのは、あたり前だ。倍増が二倍にならず、何倍になると云ふのか。
“珍発言” として思い出されるのは、2020年1月28日の、安倍晋三首相(当時)の答弁でしょう。
当時、安倍氏は『桜を見る会』問題を追及されていましたが、地元事務所の名で同会を含む観光ツアーへの参加を募る文書が地元有権者に送られていたことについて、共産党の宮本徹議員は文書を示しながら『この文書は見たことがなくても、募集していることはいつから知っていたのか』と発言。
すると、安倍氏は『私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった』と述べたのです。これには、《意味不明》《日本語をバカにしているとしか思えない妄言》と批判が殺到しました。


十月十九日(火)
AERAdotに
自民64議席減の予測 石原伸晃 下村博文、萩生田光一も当落線上か

が載った。週刊朝日の記事である。下村と萩生田は当落線上だ。モリカケでさんざん暗躍した連中だ。記事の中でジャーナリストの二木啓孝氏は
「2017年の衆院選で与党が圧勝したのは、選挙直前に民進党(当時)が希望の党と立憲民主党に分裂し、混乱の中で共産党との選挙協力も進まず、野党候補者が乱立したから。今回は前回ほど野党候補者の分裂選挙にはならない。自民は決して安泰ではなく、『どれだけ負けを減らせるか』の戦いになるでしょう」

そして
17年衆院選で全国の比例得票数は、自公が計約2553万票なのに対し、立憲・希望・社民・共産は計約2611万票で野党が上回っていた。


十月二十日(水)
Mag2のMoneyVoiceに
衆院解散で選挙戦突入、アベ疑惑よりも“税金”を争点にしたい与党の思惑。れいわ「消費税廃止」、高市氏「現預金課税」に早くも賛否噴出

が載った。
今後の展開が気になるのが「モリカケ桜」といった、過去の安倍政権による疑惑の置き土産に関する問題だ。
今回の衆院選には、(中略)森友学園前理事長の妻・籠池諄子氏が、「森友問題の再調査」を掲げて大阪5区から無所属で出馬すると表明。さらに日大背任事件で逮捕された医療法人前理事長が、実は「アベ友」だったと判明し、「モリカケ桜」に続く新疑惑と話題となっている。

森友の 前理事長の 奥さんが 立候補した 当選祈る
ヤブ事件 逮捕は何と アベ友だ モリカケ桜 ヤブが加はる

「消費税廃止」「現預金課税」は衆議院選が終ればすぐ実行できるものではない。
「モリカケ桜」を争点として掘り起こされたくない自民党としては、これは絶好の展開と言えそうだが、そのいっぽうでSNSを使った世論操作という、政治そのものへの不信をも招きかねない疑惑も浮上。これまで野党への攻撃を繰り返してきた一定の影響力を持つツイッターアカウント(名称略)が、実は自民党を主要取引先にするIT関連会社が運営していたことが判明したのだ。

数年前から、ホームページを汚さないため、話の展開に必要のない名前(特に悪い名前)は、省略することにした。

十月二十一日(木)
十五日に紹介した安倍の「日米の信頼関係は根底から崩れていく。そういう政権を許すわけにはいかない。」は悪質だ。まづ日米は、信頼関係ではなく従属関係だ。その原因は先の敗戦だ。
敗戦責任は東條英機と、宣戦の詔書に副書した各閣僚にある。あの当時は、首相に閣僚の罷免権はなかったから、一人でも反対すれば開戦は避けられた。敗戦原因は、工業力と資源の大差だから、これは商工大臣岸信介の責任だ。
安倍は岸の孫であるばかりか、岸を尊敬すると公言した。その安倍が、「日米の信頼関係」に言及し野党を攻撃することは許されない。

十月二十ニ日(金)
井ノ口、籔本の逮捕を、野党は最大限に生かすとよい。藪本はアベ友、岸田は三つア政権だ。井ノ籔事件は、野党にとり追ひ風となる。
突然の 井ノ籔逮捕 野党への 神風となる 藪から棒だ
黒川の 定年騒ぎ 国内を 二分したので 藪ヘビだった


十月二十三日(土)
AERAdotに
安倍晋三元首相が驚く国民の選択 古賀茂明〈週刊朝日〉

が載った。
安倍氏には独特の哲学があると私は見ている。一言で言えば、「国民は馬鹿である」という哲学だ。「ものすごく怒っていても時間が経てば忘れる」「他にテーマを与えれば気がそれる」「嘘でも繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう」。

そのとほりだ。そして
この哲学は、とんでもない政治倫理の堕落をもたらした。(中略)倫理規範は「捕まらなければ良い」となり、ことが起きると、何も説明せず、「検察に捕まらなかった」から問題ないと胸を張るようになった。(中略)法律に反して、安倍氏の守護神、黒川弘務東京高等検察庁検事長(当時)の定年を延長したのはその象徴だ。


十月二十四日(日)
記事は続き
そうなると官僚たちは、「李下に冠を正さず」から「違法にならないギリギリのところでうまくやれ」、さらには、「違法なことでも捕まらないようにやれ」と迫られることになる。結果、政府のいたるところで文書隠蔽、廃棄、改ざんが行われた。

しかし
10月6日に雅子さんが岸田文雄総理に出した手紙が反響を呼び、ヤフーニュースによる選挙の最大の関心事のアンケートで、森友再調査が何と断トツの1位。驚くべきことだ。選挙中も関心を集め続けるだろう。これは、安倍政治への嫌悪感がまだ国民の頭の中に深く刻まれている証である。今、岸田内閣が安倍政治を変えられないというイメージは急速に広まり、内閣の支持率は低迷している。雅子さんの手紙はそこにさらなる痛烈なダメージを与えた。
(中略)「安倍さん、国民はそんなにバカではありません」という結果を選挙で示すことができるかどうか。私たち国民一人一人の真価が問われている。
※週刊朝日  2021年10月29日号

安倍がバカかどうかは不明だが、国民はバカではない。それを選挙で示さう。
むらぎもの 心の中が 黒い人 国と民への 裏切り者だ
(終)

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