千六百十七(歌)(モリカケ桜疑獄二百七の四) アベ友逮捕、続編
辛丑(2021)
十月十一日(月)
スポニチのホームページに
安倍元首相 日大背任事件で逮捕「錦秀会」籔本前理事長と何度もゴルフ、まるで「加計」問題
が載った。
周辺の話では、安倍氏と籔本容疑者はともに、父親の代からの長い付き合い。(中略)周囲には安倍氏に対し「籔本とは付き合わない方がいい」と助言をする人もいた。ただ「今年も一緒にラウンドしていて、なぜか籔本容疑者のことは気に入っていた」といい、交際をやめることはなかった。
十月十ニ日(火)
記事は続き
籔本容疑者は安倍氏と親密な関係にあり、自民党の医療政策に乗じて急成長した。こうした関係性は加計学園問題とそっくり。加計問題も、加計孝太郎理事長と安倍氏との長年の私的交流から政権を揺るがすスキャンダルに発展した。関係者は「安倍氏に“黒い疑惑”があるとは思わないが、この脇の甘さが衆院選公示を目前に控えた自民にとってイメージダウンにならないといいが…」と漏らした。
なるかならないかは、岸田さんがどれだけ安倍離れをするかに掛かってゐる。
岸田文雄首相にとって、森友・加計学園問題は総裁選中にも再調査を巡って何かと足を引っ張られた問題。(中略)「自身には何の関係もないモリカケに足をすくわれることになりかねない」との声も上がっている。
▽加計学園問題 政府の国家戦略特区制度による獣医学部新設計画の公表前に、文部科学省が内閣府とやりとりしたとされる複数の記録文書が判明。早期の開学を巡り「総理の意向」「官邸の最高レベルが言っていること」といった記載があった。新設計画が認められた学校法人「加計学園」の理事長が安倍晋三首相の友人で、選定の過程を疑問視する声が上がった。野党は17年9月の臨時国会冒頭での衆院解散を「疑惑隠し」と批判した。
十月十三日(水)
日刊ゲンダイのホームページによると、籔本は
中山泰秀・前防衛副大臣の有力後援者で仲人を務めたほど。11~19年に個人献金のほか、錦秀会、兵庫錦秀会名義で献金やパーティー券を購入し、計2278万円を中山氏側に渡した。
中山泰秀は、アメリカのユダヤ人団体に密告して東京オリンピック開会式を混乱させた男だ。その中山を防衛副大臣のまま放置したのが、安倍の実弟で防衛大臣の岸信夫だ。LGBT法案で暴走した稲田、下山、細田派副会長と云ひ、今回の籔本と云ひ、安倍の周辺は怪しい人たちばかりだ。
昔から 伝はる智慧は ことわざに 類が呼ぶのは 友か悪友
十月十四日(木)
週刊文春のホームページに
ホステスが証言「一晩で1千万円」 日大背任事件「錦秀会」籔本容疑者のえげつない飲み方
が載った。「えげつない」話の羅列だが、一番穏健なものを紹介すると
「(前略)私がテーブルに携帯を置いてトイレに立つとグラスの中にドボン。ただ、そうやって面白がった後は、帰り際に新しい携帯を買えるだけのチップをくれましたけどね」
など、ひどい話ばかりだ。その人の人格は話すうちに判る。安倍は「籔本とは付き合わない方がいい」と助言する人までゐたのに、「今年も一緒にラウンドしていて、なぜか籔本容疑者のことは気に入っていた」。
もしかすると、安倍と籔本は人格が似てゐるから気付かないのではないか。前川さんの個人情報流出や、黒川定年延長未遂は、その典型だ。そもそもモリカケ桜を起こすこと自体が、似てゐる根拠だが。
十月十五日(金)
産経新聞のホームページに
安倍氏「コロナ脱却V字回復解散」 立共を猛批判
と云ふ記事が載った。その中に
安倍氏は「共産党は、日米同盟破棄、自衛隊違憲(の方針であり)、安全保障政策の根本で全く違う考えを持っている政党(立民)と協力するのは、(中略)彼らが政権を取るようなことになれば、日米の信頼関係は根底から崩れていく。そういう政権を許すわけにはいかない。なんとしても私たちは勝ち抜かなければならない」と強調した。
社会党が野党第一党だった時代に、都市部では社会党と共産党が共闘する革新系知事市長が、続々と誕生した。公明党まで革新系の流れに加はった。農村は自民党が強かったが、それは農地改革が原因だ。
つまり農地改革が無ければ、革新系知事市長の流れが全国に広がったし、国政でも社共連立政権が実現した。社会党と共産党は、日米同盟破棄と自衛隊違憲を掲げてきた。
社会党が日米同盟破棄と自衛隊違憲を棚上げしたのは、自民党と連立政権を組むときの政策協定だ。そして、棚上げする前の社会党と交渉したのが、当時自民党幹事長の森喜朗だ。
安倍は、細田派の大先輩の決断を批判した。そもそも安倍は、小泉が安倍を幹事長に引き上げた。誰もが不相応だと思った。また、小泉は選挙で大勝し、森派(現、細田派)は急膨張した。安倍が強い基盤を持てたのは小泉のおかげだ。それなのに安倍は、小泉とやることが正反対だ。安倍はアベ友利権、小泉は利権の破壊。
安倍は先輩(小泉)と大先輩(森)の敵だ。LGBTで安倍周辺が暴走したことで明らかなやうに、細田派は安倍周辺を分裂させたほうがいい。
十月十六日(土)
条約は、双方が誠実に守ることが大切だ。その上で、将来続けるのか破棄するかを議論することは構はない。それなのに安倍の主張だと、相手の顔色を窺って議論さへできない。これでは属国または属領だ。
安倍は、日米安保条約が条約だと云ふことが判らない。だから「日米の信頼関係は根底から崩れ」と馬鹿なことを云ふ。
安倍のすべきは、見当違ひの野党攻撃ではなく、モリカケ桜ヤブ事件を誠実に解決することだ。
十月十七日(日)
ニュースポストセブンのホームページに
総選挙当落予測 「安倍チルドレン」劣勢で自民党の派閥勢力は激変か
が載った。
“安倍チルドレン”はこれまで「追い風」で当選してきただけに選挙地盤が弱い議員が多い。野上氏の選挙区情勢分析によると、当選1~3回生127人の半数以上、69人が劣勢か、接戦(互角)の戦いを強いられている。大量に落選すれば安倍氏は政治基盤の1つを失う。
次に
細田派の衆院議員は61人(参院35人)だが、そのうち22人が選挙区で劣勢に立たされ、3人が接戦(互角)、合わせて25人が選挙区で落選の危機に立たされている。比例単独(名簿順位下位)で当選した4人も今回は当選が難しい。
その結果
「総選挙後に自民党の派閥勢力は激変するでしょう。その結果、細田派と麻生派の数の力で政権をコントロールしてきた安倍氏、麻生氏、甘利氏の3Aは数の優位を保てなくなり、岸田政権の基盤そのものが不安定になると予想される」(野上氏)
チルド連は安倍と手を切れ。細田派は、安倍及びその周辺と手を切れ。
総選挙 安倍チルド連 大量に 落選させて 国を良くする
下の村 稲の田圃が 大変だ 黒く濁りて 悪臭放つ
黒桜 モリカケ山の ヤブの中 有害花粉 放ち続ける(終)
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